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社会 2016年10月02日 14時00分
仰天! 英大学で進む“男同士だけで子供を産む”研究
論破できない事実が崩れようとしている。このほど英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに発表された研究論文によると、英国とドイツの研究チームが卵子ではない細胞の一種と精子を結合させ、新生児マウスを誕生させることに世界で初めて成功。マウスは健康で、クローンと違い正常な寿命を持ち、従来からの交尾で子孫をもうけることもできたという。 この覆った事実から二つの想像が頭に浮かぶ。まずは2人の男性(例えば既婚同性愛者)の一方が通常の細胞、もう1人が精子をそれぞれ提供して子供を作ることが可能になるということ。さらに1人の男性が自分の細胞と精子を使って子供を持つ可能性だ。この場合、子どもはクローンよりも一卵性でない双子に近いが、端的に言って“自分で自分を育てる”ことができるかもしれない。子孫を残すという行為において、女性やメスが要らないわけだ。 一方、2007年に東京農大の河野友宏教授(動物発生工学)は、《精子なしで卵子だけを使って40%以上の高い確率で子マウスを誕生させることに世界で初めて成功した》と発表している。こちらはオスが要らない研究だ。 「これは生殖にオスを必要としない『単為発生』と呼ばれる技術で、雌雄を決定する精子が関わらないため、メスのマウスしか誕生しません。河野教授らは'04年に、哺乳類で世界初となる単為発生マウス『かぐや』を誕生させたと公表しています」(サイエンスライター) この研究は遺伝子改変を伴うため、人間には直ちに応用できないという。河野教授も《人間への応用は全く考えていない》とコメントしている。 「とはいえ、マウスの体外受精に匹敵する高い確率で子マウスを誕生させたことで、男性なしでも人類が子孫を残していけるという可能性が現実味を増したという報道が流布し、当時は世の男性に対するインパクトは大でしたね」(同) 男は女を、女は男を必要としない…。研究の行きつく先は、アダムとイブが神の創造物であることの証明になるのかもしれない。
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芸能 2016年10月02日 12時00分
芸能界分裂 木村拓哉派VS中居正広派「仁義なき戦い」(2)
さんまとマツコが木村派を名乗ったことで俄然、注目を集めているのが中居派の芸能人だ。現在までのところ、数の上では木村派を凌駕しているという。 「芸能界版関ケ原という例えで言えば、中居派は東軍。数で圧倒的に優位です」(芸能プロ関係者) 芸能界の大御所であるさんまに対抗する形で中居派の後見人を買って出たのが、『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ系)で共演する“上方お笑い界の巨匠”である笑福亭鶴瓶だ。 「鶴瓶が名乗りを上げたことで、さんまもかなり焦り始めています。内心は『いらんこと、ゆうてしもうたわ』と少し後悔しているようですね」(放送作家) 実は、中居派に馳せ参じたのは鶴瓶だけではないのだ。タモリや『ダウンタウン』の松本人志、関根勤、久本雅美、『ナインティナイン』の岡村隆史などなど、中居派は多岐に渡る。 「タモリは中居の司会者としての才能に深く惚れ込み、行く行くは自分の後継者にと真剣に考えている。しかも、鶴瓶とは仲もいい。ドラマで松本、そして久本、関根、岡村はバラエティー番組で共演している関係性から非常に良好。木村と違って中居は誰とでも本音で話し、仲よくなれる性格なんです。基本、彼が抱えているレギュラー番組で共演する芸能人の99%は中居派だと思って、まず間違いないでしょう」(同) 一方の木村だが、さんまやマツコが木村派を公言したものの、その後に続く芸能人は寂しい限りなのだ。 「木村の交友関係は非常に狭い。バラエティーではなく、俳優業を主としている木村は、あえてイメージを守るために芸能人との付き合いは最小限度にとどめて来た。さんまの他に仲のいい芸能人は数えるほどしかいない。妻の工藤静香の関係で知り合った『B'z』の稲葉浩志やドラマ『Mr.BRAIN』で共演した水嶋ヒロ、『華麗なる一族』の山本耕史、ジャニーズ内でも『TOKIO』の長瀬智也くらいなんです。シリーズ化されているドラマ『HERO』(フジテレビ系)の共演者と仲がいいと言っても、たかが知れている」(ドラマ制作幹部) いずれにせよ、現状では圧倒的に旗色が悪いのが木村派なのだ。 「木村派には、そもそもジャニーズ事務所という錦の御旗がある。中居派が頑張ったところでジャニーズの傘の下にいる限り、力関係で微妙なねじれ現象が生まれる」(芸能プロ関係者) 今後、冷や飯を食わされる中居がジャニーズ事務所を飛び出すことは時間の問題だ。 「来年6月には、契約更新の意思があるのか否かを明確にしなければならない。中居は派閥の余勢を駆って、ジャニーズからの独立を口にするのはほぼ間違いないと見られている。その時こそ、本当の“木村派”VS“中居派”の仁義なきバトルが展開されるんです」(キー局幹部) 芸能界版関ケ原。歴史上は東軍が勝ったが…。
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芸能 2016年10月02日 11時33分
上杉氏降板騒動「週刊リテラシー」の後番組がスタート ロンブー淳「ようこそ新番組へ」
ジャーナリスト・上杉隆氏の突然の降板で一時騒動に発展したTOKYO MX「週刊リテラシー」の後番組「田村淳の訊きたい放題!」が1日にスタートした。 番組冒頭、同番組のMCを務めるロンドンブーツ1号2号の田村淳は「政治経済ニュースから生活ネタまで、ありとあらゆる話題についてゲストの皆さんに訊きたい放題訊いてまいりたいと思っています」と番組内容を紹介。 第一回目のゲストは元宮崎県知事でタレントの東国原英夫、憲法学者の木村草太氏。番組レギュラーは、前番組に引き続き、阿部晢子と鈴木奈々。 淳は「ようこそ新番組へ、やっと始まりましたよ、セットも明るくなって」と笑顔。鈴木も「嬉しいです。またここに座れることが…」とコメントしたが、淳は「またっていうと前回引きずっているみたいになる」とツッコミを入れた。 番組は、ほぼ前番組を踏襲する内容だった。 同番組の前番組「週刊リテラシー」といえば、淳とともにメインを務めていたジャーナリストの上杉隆氏が突然の降板。上杉氏の公式サイトは、同番組から突然契約が打ち切られたと公表し、「困惑しております」などとコメントを発表。その後、番組側は、上杉氏が「2016年東京都知事選」へ出馬したことが、降板理由であると説明した。 この降板問題について、上杉氏サイドと番組側の双方の代理人弁護士に判断が委ねられているようだが、最悪の場合、裁判沙汰にまで発展する可能性もあるという。現在、和解や訴訟などの進捗状況については不明であるが、上杉氏の公式ブログには「本件について進展がありましたら、早急に報告をいたします」と記載されている。
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アイドル 2016年10月02日 11時00分
木村拓哉 SMAPツアーを振り返る「メンバーに…」
30日放送のラジオ番組「木村拓哉のWhat's UP SMAP!」でSMAPの木村拓哉が、あるテーマに沿ってSMAPのツアーを振り返った。 番組では、広島カープファンであるリスナーからの「キャプテン、ビールかけしたことありますか?」という質問を紹介。プロ野球チームの広島カープは25年ぶりにセ・リーグ優勝を果たし、9月10日に祝勝会を行った。広島カープの選手や監督らが、ビールかけで大いに盛り上がり、テレビでもその模様が放送された。 木村はリスナーからの質問に対し、「僕はビールかけっていうのは、ないですね、やったこと」と返答したが、「それこそ、ツアーの最後のステージの時に、バックダンサーのみんなとかが、アンコールのラストの曲で、なぜかシャンパンとかビールを持ってきて、メンバーに渡してくれる人もいれば、そのまんまメンバーにブワーってシャンパンかけてくる。その空気感は味わったことがあります」とSMAPツアーでの一幕を振り返った。 ちなみに、木村はビールかけでゴーグルをかけることに対して、なぜか納得しておらず、不満を漏らしていた。
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芸能 2016年10月01日 21時00分
“国民的アイドル”は嘘だった? 嵐に完敗したSMAP
年内に解散することを発表した国民的アイドルグループのSMAP。老若男女に愛され、日本を代表する芸能グループでもある。 よくSMAPを紹介する際に「国民的アイドル」という敬称が使われるが、SMAPは「本当に国民から愛されているのか?」、「本当に国民から人気があるのか?」という基本的な問いに一つの疑念が生じた。 芸能人の人気を測るデータは様々あるが、最も有名なのはビデオリサーチによる「タレントイメージ調査」。調査結果は年2回発表されており、満10歳〜69歳までの男女個人にアンケートをとり、ランキングで発表されている。9月29日には、2016年8月調査の結果が発表され、男性部門の1位は俳優の阿部寛、2位はメジャーリーガーのイチロー、3位はお笑い芸人の明石家さんまとタレントのマツコ・デラックスだった。 2月度調査と合わせた2016年度ランキングのベスト50には、中居正広、木村拓哉、稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾のSMAPメンバー5人は誰一人ランクインしていなかった。2015年度ランキングのベスト50では、中居が41位、木村と香取が45位で、稲垣と草なぎはランク外。2014年の2月期と8月期のベスト20では、全メンバーランク外。2013年でも同様の結果だった。 しかも、ただランキング外になっただけではない。実は、同じジャニーズ事務所所属の後輩たちに人気ランキングで負けていることが、わかった。2016年度のベスト50には、嵐の相葉雅紀が16位、V6の岡田准一が24位、嵐の櫻井翔が25位、嵐の大野智が31位、嵐の二宮和也が34位、TOKIOの長瀬智也が38位、V6の井ノ原快彦が47位。2015年度のベスト50では、相葉が22位、岡田が23位、大野が24位、櫻井が28位、二宮が43位。また、嵐の櫻井と相葉はSMAPメンバー全員がランク外だった2014年度と2013年度にもランクインしていた。 “ポスト・SMAP”と称されている嵐にまさかの完敗となってしまったSMAP。イメージ低下の影響があったとされる2016年ならまだしも、2015年調査では、まだSMAPの解散話は表面化していない。このデータを考慮すると、一般層からはSMAPよりも嵐の方が人気を得ていたことがわかる。 確かにSMAPは、これまでジャニーズの常識を覆し、数々の記録も築き上げてきたため、一概には言えないが、これも一つの客観的データである。
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芸能 2016年10月01日 20時55分
“批判の的”工藤静香と藤原紀香の共通点
何かと批判の的になってしまう歌手の工藤静香と女優の藤原紀香。この2人の共通点はいったい何なのだろうか? 最近の工藤で関していえば、SMAPの解散騒動だろう。夫である木村拓哉と香取慎吾の確執が解散の原因だとされている中、工藤はSMAP解散の“黒幕”として囁かれるようになってしまった。SMAPが正式に解散を発表した8月14日、木村と工藤はハワイでバカンス中だった。23日、工藤は帰国した際、羽田空港に集まった多くの報道陣に対して、「お仕事の話はしないですから」とコメント。詳細を語ることはなかった。しかし、その後の写真週刊誌「フライデー」(講談社)の直撃取材に対し、「SMAPとは何も関係ない」「そんな力ない」と“黒幕説”を完全否定。「誰かが裏で仕組んでいるのかな」と本音を吐露した。この工藤の発言に対し、ネット上では「ひどい」「話をしないんじゃなかったのか!?」「ベラベラ喋りすぎ」などと批判が殺到した。 一方の藤原は、歌舞伎俳優の片岡愛之助と結婚。28日には2億円とも噂される豪華披露宴を行った。藤原といえば、お笑い芸人の陣内智則と2006年に結婚。2人の豪華披露宴は、テレビでも中継され、大きな話題を呼んだ。しかし、2009年に離婚。このような背景もあり、愛之助との結婚や豪華披露宴について、ネット上では批判が噴出したが、藤原は「悪口も、褒め言葉。そんな皆様から、運を頂きまして有難う御座います」と大人の対応をみせた。また、2016年4月14日に発生した熊本県での大地震を受けて、藤原は度々被災者を勇気つけるコメントをブログに掲載。あまりにもコメント頻度が高すぎるため、「イラっとする」「黙って」などと批判が集中したが、藤原は「“やらないより、やったほうがいい”と思っています」とコメントし、引き続き被災者へエールを送り続けた。その後、藤原は被災地に訪問し、被災の現場を確認。実際に、被災者たちやボランティア活動に従事する方々を激励した。 「2人の共通点は、ズバリ“負けず嫌い”なところでしょうね。自身の考えというか、価値観をしっかり確立している。“カッコイイ女性”にも映りますが、あまりにも度がすぎると、周囲から批判を浴びてしまう。ただ、批判を浴びることを承知してでも、2人はメッセージを発信した。これは、鋼鉄の心を持っている証拠。すごい度胸ですね。芸能界でもここまでの度胸を兼ね備えた女性はいない。それだからこそ、工藤は木村拓哉、藤原は片岡愛之助という大物をゲットできたのかもしれません」(芸能事情通) 確かに、あんな大物の妻になるということは、尋常ではないメンタルの持ち主。「さすが!」と言う他ない。
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アイドル 2016年10月01日 19時00分
【帰ってきたアイドル親衛隊】スタ誕出身なのにヒット曲には恵まれなかったが…大橋恵里子は当時子供だった私の「憧れのお姉さん」
1970年代から80年代前半にかけて、人気だったテレビ番組『スター誕生!』(日本テレビ系)が放送されていた。ここから山口百恵・石野真子・ピンクレディー・岩崎宏美・小泉今日子・中森明菜・岡田有希子など、番組のタイトルの通り多くのスターが誕生した。そんな夢のような番組ではあったが、合格して歌手デビューをしてもヒット曲も出ないまま志半ばで夢を諦めてしまった人も少なくはない。 現在は既に芸能界を引退してしまっているが、77年に合格した大橋恵里子が合格をした時から気になっていた。大橋はメチャメチャ歌が上手い訳でもなく美少女ということでもなかった。歌手としてデビューしたにも関わらず、歌番組に出演する機会があまりなかった。78年に『だれですか』という5枚目となるシングルが発売されたのだが、世間ではこのタイトルの曲を歌っていることすら知られることはなかった。まさにタイトルのように『だれですか』という状態だった。 そんな大橋だが、当時は歌手としてではなく、バラエティ番組を中心に活動するようになっていた。今でいうバラドルである。ある時に私は、朝の子供番組『おはよう!こどもショー』(日本テレビ系)を見ていたところ『おはよう!のど自慢飛び入り大会』というコーナーの司会が大橋だったことに気付いた。番組では、のど自慢に出たい人は収録に直接スタジオ来て観覧して、その観覧者の中から歌いたい人が選ばれて歌うという、今では考えられない画期的なコーナーだった。出場条件は小学生であることだったので、当時6年生だった私は早速スタジオ観覧に行くことにした。この時は大橋に会いたいという気持ちより、テレビに出たいという気持ちの方がはるかに上だったので、スタジオに行くまで大橋のことは忘れていたくらいだ。 スタジオには100人近くの小学生が客席に座り、歌いたい人が挙手をして、司会者に選ばれたら歌えるというシンプルなシステムだった。私も司会者の「歌いたい人」の掛け声を聞いて、一生懸命に声を出しながら手を挙げた。すると大橋が私を選んでくれて歌うことになった。なぜか私がチョイスした曲はシャネルズの『ランナウェイ』である。10点満点で6点という不甲斐ない結果になってしまったが、そんな点数よりここで大橋が私を選んでくれたことが、何より嬉しかった。番組はこの数か月後に終了してしまったのだが、毎週のようにスタジオに行って、その後も3回ほど歌わせてもらった。 番組終了してから大橋に会う機会が無くなると思い落胆していたが、『笑ってる場合ですよ!』(フジテレビ系)でお笑い系劇団の東京乾電池と一緒にコントをやっていることを知った。『笑ってる場合ですよ!』は『笑っていいとも!』の前身番組で、新宿のスタジオALTAで生放送をしていた。しかし平日の真昼間に放送していることで、学校に行っている私は番組観覧すらできない状態だった。しかし、そこで諦めることもできないので、祝日には観覧して出待ちをするようになった。ALTAの裏で出待ちをしていると、エレベーターから大橋が降りて来るのだが、その時はマネージャーもいなく、さらに出待ちをしている人が誰もいなかったことで、まさかの2人きりの時間を過ごすことになった。そこで『おはよう!こどもショー』の話しをすると、まさか私のことを覚えてくれてたではないか。当時の大橋は20代前半で、私は中学生になりたての12歳だった。そんな子供に対しても優しくふるまってくれた。 休日になると必ずALTAに行くのが習慣になっていたが、82年10月に番組が最終回を迎えることになってしまった。わずか1年程度しかALTAに通うことができなかった。しかも本業の歌手としての活動もほとんど無くなってしまい、82年3月に8枚目のシングル『夢で会えたら』がラストシングルになってしまった。 それ以降は女優を中心に活動をしていたようだが、芝居で知り合った脚本家の長谷川康夫と結婚して引退してしまった。最後に会ってから30年以上の月日が経ってしまったが、子供当時の憧れのお姉さんみたいな感じだったので、いつかは会って話したい気持ちで一杯です。(ブレーメン大島=毎週土曜日に掲載)【ブレーメン大島】小学生の頃からアイドル現場に通い、高校時代は『夕やけニャンニャン』に素人ながらレギュラーで出演。同番組の「夕ニャン大相撲」では元レスリング部のテクニックを駆使して、暴れまわった。高校卒業後は芸人、プロレスのリングアナウンサー、放送作家として活動。現在は「プロのアイドルヲタク」としてアイドルをメインに取材するほか、かつて広島カープの応援団にも所属していたほどの熱狂的ファンとしての顔や、自称日本で唯一の盆踊りヲタとしての顔を持つことから、全国を飛び回る生活を送っている。最近、気になるアイドルはNMB48の三田麻央。
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その他 2016年10月01日 18時02分
【不朽の名作】旗本120人vs浪人4人! 最後の斬り合いは大迫力の「浪人街」
なんか最近映画にチャンバラが不足していないだろうか? という訳で今回は1990年公開の『浪人街』を紹介する。 同作は、1928年に公開され、人気を博した無声映画『浪人街 第一話 美しき獲物』のリメイク作品となっている。同作の宣伝映像でも、触れられているが、ラスト17分の旗本120人vs浪人4人の対決が最大の見どころで、言い方を悪く表現すると、ひたすらそのシーンまで“耐える”作品となっている。なぜなら、主要キャラである4人の浪人全員がどうしよもなくクズだったり、面倒な男だったりで、しかも、コレといった説明もなしに、観賞する側もこの浪人どもに振り回されるからだ。 作中に登場する浪人は、女癖の悪い流れ者・荒牧源内(原田芳雄)、町の用心棒兼夜鷹(江戸時代の最低ランクの街娼)の学問指導をする赤牛弥五右衛門(勝新太郎)、上司の罪をかぶり浪人に身を落としつつも、いつか帰参がかなうと信じている元旗本・土居孫左衛門(田中邦衛)、試し切りを生業とし、裕福ではあるが、不満を感じている母衣権兵衛(石橋蓮司)の4人だ。掃き溜めのような街に住み、日々飲んだくれる4人の前に夜鷹の斬殺事件が発生し、物語は動き出す。そのはずなのだが、同作では、かなり浪人の腰が重い。 勧善懲悪になりきれていないのが、この作品の魅力でもあり、やきもきさせられる部分でもある。通常ならば、夜鷹が1人でも斬殺されたら動きそうなものだが、この作品ではまだ動かない。どうやら原因が、乱暴狼藉を楽しむ旗本・小幡七郎右衛門(中尾彬)にあると知りつつも、岡っ引き経験があると思われる、赤牛たち浪人が世話になっている飲み屋の主人・太兵衛(水島道太郎)が地元同心と七郎右衛門の罠にはまり謀殺されるまで、動きらしい動きを一切見せない。 しかもその後、真っ先に怒りに震え動くのは、太兵衛が親代わりで、源内の女でもあるお新(樋口可南子)と孫左衛門の妹であるおぶん(杉田かおる)という状況。結局、お新が見せしめに牛裂きの刑になりそうなところにようやく駆けつけるといった展開になる。それまで、あくまで見た目上ではあるのだが、勝手気ままな行動をとっている浪人達のダメ人間ぶりをこれでもかと見させられるのだ。赤牛に至っては、問題を収めるフリをして、七郎右衛門に取り入って、仕官してしまうという薄情ぶりだ。 確かに、約100分ほど待たされての最後の斬り合いシーンは圧巻の一言だ。特に、権兵衛の居合抜きと、散々「他人だ」と言い続けていたお新の名前を叫びながら、構えも滅茶苦茶に斬りまくる源内の姿は格好いい。しかし、どうしても途中でダレるのがこの作品の特徴だ。いくらなんでも前置きが長すぎる気がする。 一応終盤近くまで煮え切らない浪人たちの対応にも説明はある。セリフでの説明ではなく、主にシーン演出などにより。元々源内と権兵衛には武士であることの執着がそれほどない。源内は天文学の勉強をしている描写が所々にあり、学者志望なのがわかる。権兵衛も試し切りのシーンなどで、直接的なセリフはないが、戸惑うような行動をしていたり、お新を自身の観音様だと話し、2両もの大金を払って抱こうとするシーンで、現在の境遇に嫌気がさしていることを暗に表現している。逆に孫左衛門と赤牛は武士の身分に執着している。孫左衛門には妹に自身の境遇について文句を言うシーンなどがあるからわかりやすい。赤牛も、時々自殺の真似事をする場面などがあるので、周囲にはお気楽に振舞っているが、自身の境遇に死にたくなるほど不満を持っている。この積み重ねが、七郎右衛門に仕官する動きにつながる訳だ。 実はこの4人は自由にやっているように見えつつも、天下泰平の世で、完全に官僚社会と化した武家社会に無意識に依存し、抜け出せないでいる。そんな連中が、ラスト付近で武家社会を否定し、最後に己の美学や、守るべきもののために、本気を出すというのが、この作品の肝となっている。しかし、このあたりの時代設定にも直接的な説明が一切ない。冒頭の果し合いシーンで両者がへっぴり腰で斬りあっている姿や、太兵衛の店の暦(カレンダー)の年号が「天保」と表記されている点、「今時無礼討ちなんか流行らねえよ」と言う町人のセリフなどに時代背景が盛り込まれているが、注意して観ないと見逃してしまう。 ちなみに、この時代背景は、後の斬り合いシーンで、浪人たちが多勢を相手に圧倒できる理由付けにもなっている。誰も真剣勝負なんてした経験のない時代なのだから、上司に言われて嫌々出てきた旗本より、試し切りを任されるほど剣術の技術がある権兵衛や、多少腕に覚えがあり、覚悟を決めた源内や孫左衛門の方が強いといった具合に。赤牛に関しては、斬り合いをしないので、除くが。 4人の浪人は、結局、女達が理不尽な暴力に怒り、無謀とも思える行動に出たことにより影響され動くのだが、個々の浪人たちの積み重ねを意識していないと、全く訳がわからないまま、ただただ女達に言われるがまま、流されているようにも見える。特に赤牛の考えがすごくわかりづらい。赤牛は、仕官したものの最後の最後に浪人側として立ち、とある方法で、七郎右衛門を討つのだが、流し見していると、ただの性格破綻者の行動にしか見えない。このあたりは勝新が演じてきた他の役の影響もあるのだろう、いつか痛快な事をしてくれると信じていると、見せ場は意外とあっさり終わってしまう。 細かな説明がないという点では、かなり不親切な作品ではある。ラストの斬り合いは文句なしで大興奮のシーンだが、それまでの長い前フリには賛否両論あるだろう。とはいっても、一々説明台詞を挟んで面白くなるかどうかはわからないが。娯楽時代劇とは違う、格好悪い浪人達が、最後に本気を出す様を観たい人にはオススメだ。(斎藤雅道=毎週土曜日に掲載)
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芸能 2016年10月01日 18時00分
年末のNHK紅白歌合戦、SMAP出場なしでもジャニーズ祭りの可能性
紅白はジャニーズ祭りとなるか。NHKの籾井勝人会長がSMAP出場へラブコールを送ったことで、紅白に出場するジャニーズがこれまで以上に増えるのではといわれている。 昨年は紅白常連のSMAP、TOKIO、嵐のほかに、関ジャニ∞、V6、Sexy Zone。さらには35周年の節目ということで近藤真彦まで出場と、計7組のジャニーズが出演した。 「今年はNHKでも人事異動があり、紅白を担当する人が変わるので、さすがにジャニーズ枠は減るだろうといわれていたんですが、籾井会長の発言でジャニーズに良い様にやられそうだとささやかれています」とは芸能プロ関係者。 籾井会長は「ジャニー喜多川社長と直接話し合いたい」とSMAPを出場させるために直談判するとまで言い出した。前出の関係者は「会長が出て行ってダメでしたってワケにはいきませんからね。当然、いま担当者がジャニーズと交渉中だそうです。ただ、SMAP擁立に動くからにはジャニーズ側も、あれも出して、これも出して、司会者にこの人も、などなど条件を吊り上げているのが現状だそうです。昨年の7組から切り下げるどころか、このまま押し切られて8、9組に司会者もなんてことになりかねない雰囲気ということです」と語る。 それでも、SMAPが出場すればNHKにとってすべて丸く収まるのかもしれないが、あるレコード会社幹部は「なかなか難しい話でしょうね。いまやSMAPは事務所内ではアンタッチャブルな案件になりあがっていますし、誰がSMAPに紅白に出てくれ、といえるのか。実現は難しいとみられています」。 条件を飲むだけ飲まされて、最後は「やっぱりダメでした」なんてオチになりかねないが、「会長がああ言ってしまった以上、結果がどうあれ、最善を尽くす必要がありますからね。ジャニーズ祭りになるのも致し方がないと踏んでいるんじゃないですか」とは前出の関係者。 それでもいいと視聴者が納得してくれれば問題はないだろうが。
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レジャー 2016年10月01日 17時52分
スプリンターズS(GI、中山1200メートル、2日)藤川京子のクロスカウンター予想!
今年の全出走馬好走平均距離に近いのは、12年のレースでした。この時は、走破、上がりタイムの両方に入っている馬が3着までに来ました。但し、傾向としては、やや好上がりタイム実績のある馬の方が馬券に絡みやすいようです。それを踏まえて、今年のメンバーを12年の上がりレースに今年のメンバーを当て嵌めるとビッグアーサー、レッドアリオン、ブランボヌール、レッドファルクス、ベルカント、ミッキーアイル、ネロ、スノードラゴンが有力です。1200mなので、ゴールは横一線になりそうだから、紐は少し流した方が良いかもしれません。 土曜日のレースを見る限りは、中山の良馬場は前が止まらないようで、馬場も良さそうです。ビッグアーサーも力と枠順の良さを発揮出来そうです。穴はレッドアリオン。調子が上がって来ている事が前走で見て取れます。前走のセントウルSでは、勢い良く上がって来たのですがゴール手前で道が空かずに、ブレーキをかけていました。勢い的には、馬券に絡んでいたと思います。注意点は、ビッグアーサーが稍重はあまり得意でないデータもあるので、当日は、馬場の渋り具合もよく見て下さい。 限りなく、稍重に近い良馬場発表もあるので、前のレースなども参考にして馬場状態を観察し、渋っていればビッグアーサーの頭固定の決め打は再考が必要かもしれません。(1)◎ビッグアーサー(10)○レッドアリオン(15)▲ミッキーアイル(2)△ブランボヌール(13)△レッドファルクス(6)△ベルカント(16)△ネロ馬単 (1)(10)(15)(2)3連単1頭軸マルチ(1)-(10)(15)(2)(13)(6)(16)※出走表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。
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