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芸能 2017年01月04日 17時00分
有名人マジギレ事件簿(6)〜嵐・松潤も驚愕! 鈴木奈々がりゅうちぇるに本気でキレた理由〜
鈴木奈々といえば、芸人顔負けのリアクションの良さと、おバカキャラで現在のバラエティ番組には欠かせない存在となっている。彼女はファッション誌『Popteen』でモデルとして活躍し、2011年頃からテレビ番組に出演。バラエティでの活躍を機に、その知名度をさらに広めていった。しかしそんな彼女が昨年、ある男性タレントの指摘に対し、声を荒げてしまう瞬間があった。 2016年10月27日の『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)で放送された、旬の芸能人同士によるゲーム対決にてそれは起こった。番組では鈴木と藤田ニコルが、高い場所に設置された丸太に跨り、棒で叩き合って最初に落下した方が負けというゲームを実施。その丸太の下にはドロドロの白いクリームが床に広がっており、落下した者はクリームまみれになってしまうというゲームだった。そして鈴木はその際、敗者となったのだが、背中から落ちたためクリームが顔にかかることなくゲームは終了。 すると敵チームにいたタレントのりゅうちぇるが「ちょっと顔が綺麗すぎない? もっと顔から最初に行くよね〜」と、バラエティ番組において顔を汚さない鈴木に対する容赦ないツッコミを炸裂させた。これを聞いた鈴木は表情を凍りつかせると、次の瞬間、自身の顔面を床のクリームに叩きつけたのである。そして1度ならず、何度も何度も顔を床にぶつけ、クリームで表情が一切確認できないほどの状態となった。この突発的な行動を見た共演者からは「怖い怖い怖い」という声が飛び交い、おぎやはぎの矢作兼も「わかったから!」と暴走を止める事態に発展。だが鈴木はりゅうちぇるに向かって「これでいいですか!?」と大声で何度も連呼し、再び自分の頭を全力で床に叩きつけながら「凄いムカついた今の!」「今のスゲェムカついた!」と繰り返し声を荒げたのだった。そして、とんねるずの木梨憲武から「そういう戦いじゃないから」となだめられると最終的に鈴木は「ごめんなさい」と謝罪し、この騒動は鎮静化したのである。 この鈴木のマジギレ騒動は業界内を一気に駆け巡り、スタッフだけでなく、別番組で共演した嵐・松本潤までもが「あれガチでキレてたの?」「奈々ちゃんあんなにキレるんだ」と鈴木に聞きに来るほどだったという。 そんななか、2016年12月26日、キングコング・西野亮廣がMCを務める特別番組「豪華芸能人のプライベート24時間生配信」(SHOWROOM)に出演した鈴木は、騒動の真相を語った。MCの西野も、この件を耳にしていたため、「キレたというプロレスなのか、マジでキレたのかどっちなの?」と質問をぶつけたのである。すると鈴木は「プロレス。バラエティでそんなガチでキレることはない」と激怒したことを否定。しかし西野から「キレて、途中から軌道修正してプロレスの方へ持って行ったのは事実だと思うよ。カチンとはきたんでしょ?」とさらに追及すると、鈴木は「あ、でもね、りゅうちぇるにカチ〜ンとはきました。そんなガチではないけどスイッチが入った瞬間はある。結構言われてショックだったもん」と語り、「私もその時、うまくいかなかったなと思ったんですよ。反省したの、その時に。だからこそ言われてカチ〜ンときた!」と確実に怒りに火が着いた瞬間があったと告白。彼女はバラエティにおいて、いつも全力で取り組んできたからこそ、顔にクリームがつかなかったというミスは、自分自身が痛いほどわかっていたのだ。そして改めて当時の状況を振り返った鈴木は「待って。私、ガチだったかもしれない!(笑)」と、すべてが感情に任せた怒りではなかったものの、マジギレした部分があったことを認めた。 鈴木といえば、2016年10月8日放送の『オールスター感謝祭2016』(TBS系)にて、ローションまみれの階段を駆け上がるゲーム企画「一攫千金!ぬるぬるトレジャーハンター」に挑戦した際、何度も大開脚で落下する様子が大きなインパクトを残し、ネットでは「感謝祭の歴史に名を刻んだ」とまで絶賛された。そのため、りゅうちぇるの指摘に声を荒げたのも、そういったバラエティへの全力かつ真剣な思いから、起きたことだったのかもしれない。 そんな鈴木だけに、モデルという枠を飛び越えたバラエティでの強烈な生き様を、2017年もまた視聴者は目の当たりにすることとなりそうだ。(柴田慕伊)
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芸能 2017年01月04日 15時00分
出演者トラブルでも中止にしないテレ朝ドラマ『相棒』の再放送
テレビ朝日が、緊急事態に大慌てだという。水谷豊主演の人気ドラマ『相棒』の再放送を今後、見送らざるを得ない事態になるかもしれないというのだ。 その理由は、過去の出演者を巡る相次ぐトラブル。まずは『相棒』シーズン1〜10シリーズまで出演していた女優の高樹沙耶こと益戸育江被告が、大麻取締法違反(所持)の疑いで厚生労働省の麻薬取締部に現行犯逮捕されたこと。 「劇中でもポイント、ポイントに登場する小料理屋『花の里』のおかみ役を演じていた高樹は、『相棒』ファンから絶大な支持を得ていました。逮捕となれば、しばらく様子を見るほかありません」(テレ朝関係者) さらに、シーズン11〜13シリーズに出演していた俳優の成宮寛貴が、フライデーに薬物使用疑惑を報じられたこと。しかも顛末は、突然の芸能界引退だ。 「限りなくグレーな結末に、テレ朝は激震に見舞われた。一時はシーズン1〜13まで『相棒』シリーズのほぼ大半の再放送がお蔵入りになると見られていたんです」(テレビ事情通) そんな状況下、成宮の案件に関して、テレ朝サイドは大英断を下したのだ。 「高樹が出演しているシリーズの再放送は難しいが、成宮に関しては薬物使用を認めたわけでも逮捕されたわけでもない。現在は所属事務所了承のもと、再放送は中止しない方向で結論がついた」(芸能関係者) もっとも、成宮の案件に関しては、情報が錯綜しているのも事実だ。 「今後の展開次第で、成宮が逮捕されるようなことになれば、『相棒』の8割以上の再放送はできなくなる。そうならないことを、今は祈るしかない」(同) テレ朝が再放送にこだわる理由は、視聴率の底上げに直結するからだという。 「『相棒』の再放送は昼間にも関わらず、コンスタントに視聴率7〜9%台をマークする。広告収入も右肩上がりで、最終的には視聴率プラス年間ン億円以上のスポット広告収入をもたらしているのです。まさに、テレ朝にとってはドル箱です」(前出・テレビ事情通) テレ朝の命運は、『相棒』にかかっている。
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アイドル 2017年01月04日 14時45分
HKT48 指原莉乃「お金持ちのファンがいるだけと思われてるだけなのが嫌だった」
第67回NHK紅白歌合戦で、AKB48グループの出場者を決める投票が行われ、上位16名は同番組の生放送中に発表され、第1位はNMB48の山本彩だった。 この紅白での投票方法は、毎年恒例のAKB48選抜総選挙とは違い、限りなく1人1票に近い方式であったため、その結果はファンから注目されていた。その中で昨年の総選挙で第1位であった指原莉乃は第2位。総選挙に続き高順位を記録した。 2位という結果に指原は自身のツイッターで、“正直すぎる感想”として、「お金持ちのファンがいるだけと思われてるだけなのが嫌だったから、まじで嬉しいよ〜!」とコメント。そして、第1位となった山本彩を祝福している。
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芸能 2017年01月04日 13時08分
木村拓哉だけが安泰! 前途多難な元SMAPメンバー
2016年12月31日に解散したSMAP。今後、メンバーたちはソロで活動していくが、やはり一筋縄ではないようだ。 グループのリーダーだった中居正広は、司会業を中心に活動していき、香取慎吾と稲垣吾郎もそれぞれのフィールドで活動していくと見込まれている。草なぎ剛は、1月10日スタートの新ドラマ「嘘の戦争」(フジテレビ系)で主演を務め、木村拓哉も1月15日スタートの新ドラマ「A LIFE 〜愛しき人〜」(TBS系)で主演を務める。 「今現在、決定している仕事はどれも解散発表前から決まっていた仕事なので、今後のソロ活動の仕事としては、9月以降が本格的なものになる」(芸能記者) 元SMAPのメンバーは、9月にジャニーズ事務所との契約更新があり、ジャニーズ事務所に残留するか否かが注目されている。特に、中居、稲垣、草なぎ、香取の4人は契約更新の時期にジャニーズから脱退し、独立するという情報も上がっている。 「仕事は徐々に減っていく可能性はありますが、ジャニーズから独立すれば、さらに厳しい状況になる。それは今現在、司会業に引っ張りだこの中居も例外ではない。唯一、安泰して活動を継続できるのは木村だけ。9月までの時期に、木村以外の4人はその背景を真剣に考えなければならない。香取は芸能界引退も噂されていますが、引退するなら関係ないですけどね」(週刊誌記者) 一体どのような決断を下すのか、まだまだ元メンバーから目が離せない。
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芸能 2017年01月04日 13時06分
ますます嵐頼みになりそうな「紅白」
大晦日に「第67回 NHK紅白歌合戦」が生放送されたが、SMAPが解散した今、「紅白」は嵐に頼らざるを得なくなるという。 2016年12月31日で解散した国民的アイドルグループ・SMAP。「紅白」放送前には、出演する可能性も残っていたが、最終的にSMAPは「紅白」に出演することもなく解散。これまでSMAPは、出場回数23回、トリ6回務め、メンバーの中居正広は司会を6回も担当してきた。 一方の嵐は、2010年の第61回から2014年の第65回まで白組の司会を担当。そして今回はメンバーの相葉だけが司会を担当。また、嵐は初めて大トリを務めた。 「まず、司会でいえば、嵐メンバーを一人だけ抜擢したのが大きい。今回は相葉でしたが、やはり今後司会を担っていくのは櫻井翔でしょうね。それと、大トリを務めたのも、期待がかけられている証拠。SMAPが解散した今、『紅白』は嵐頼みになっていくでしょうね」(芸能記者) 2017年以降、嵐はますます国民的アイドルの階段を登っていきそうだ。
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芸能 2017年01月04日 12時45分
とんねるず新春特番 高視聴率15.3%
2日に放送されたとんねるずの新春特番「夢対決2017 とんねるずのスポーツ王は俺だ!!5時間スペシャル」(テレビ朝日系)の関東地区での平均視聴率が15.3%だったことが、わかった(ビデオリサーチ調べ)。 同特番には、「リオデジャネイロ五輪」女子団体で銅メダルを獲得した福原愛、石川佳純、伊藤美誠が出演し、とんねるずと卓球対決。テニス対決では、錦織圭と対決。他にはリアル野球BAN、ゴルフ対決、サッカーPK対決も行われた。
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レジャー 2017年01月04日 12時36分
橋本千春の勝馬ピックアップ!(1/5)中山金杯、他
1回中山競馬初日(1月5日・木曜日)予想・橋本千春☆中山11R「中山金杯」(芝2000メートル)◎10ストロングタイタン○3ツクバアズマオー▲7ドレッドノータス△1シャイニープリンス、2クラリティスカイ 1年間に2連勝する馬は何頭いるだろう。だから、3連勝はホント凄いこと。実力がなければ出来ない芸当だ。ストロングタイタンのことである。目下、3連勝を含めて<4102>と、抜群の安定感、センスの良さは特筆されていい。真骨頂は、前走の修学院S。勝ちタイム1分58秒6(2000メートル)は、GI・秋華賞と同じ。時計だけ走れば、4連勝で重賞初制覇は決して夢ではない。まだ底が割れていない明け4歳馬で、プラスアルファは大きい。ハンデ54キロも勝利を後押しする。相手は、コース巧者のツクバアズマオー。前走のディセンバーSを含め、4勝を挙げており、好勝負必至。穴は、もう1頭の明け4歳馬ドレッドノータス。休み明け3戦目で走り頃だ。☆中山10R「招福ステークス」(ダ1800メートル)◎4コスモカナディアン○5クラウンシャイン▲7サクラエンパイア△2スマートボムシェル、11スリータイタン 1戦ごとに地力強化の跡を示す、コスモカナディアンに期待。道中、折り合いに苦心しながら3着に粘った、前走の仲冬Sがその証し。クラス3戦目で慣れが見込めるし、もっとスムーズに走れるハズ。充実著しい今なら、チャンスは十分考えられる。当面の相手は、クラウンシャイン。昨春の中山開催、総武Sで現級勝ちしている実力の持ち主。休み明け4戦目で本領発揮のシーンも。穴は、サクラエンパイア。単騎逃げが見込めそうで、一発ある。☆中山9R「ジュニアカップ」(芝1600メートル)◎12ディバインコード○9タイムトリップ▲10バリングラ△2ナイトバナレット、5ドゥディ 重賞初挑戦の京王杯2歳Sで、強敵相手に3着と善戦した、ディバインコードでいける。1着モンドキャンノ、2着レーヌミノルはこの後、朝日杯FS、阪神JFの両GIで2着、3着、これを物差しに考えたらディバインコードの実力は改めて説明するまでもないだろう。2走前、アスター賞を快勝した、中山1600メートルに条件も好転、チャンスは大きく広がった。タイムトリップが不気味。京王杯2歳Sは7着に終わっているが、初の左回り、初重賞でディバインコードとは0秒1差。得意の右回りに替わり、好勝負に持ち込みそう。穴は、外国産馬の、バリングラ。キャリアは新馬(1着)1戦だけだが、素質はここでも通用する。☆京都11R「京都金杯」(芝1600メートル)◎6エアスピネル○14アストラエンブレム▲15マイネルハニー△5フィエロ、12ミッキージョイ クラシック3冠で4着(皐月賞)、4着(ダービー)、3着(菊花賞)と、毎回上位争いを演じてきた、エアスピネルにチャンス到来。成績が示す通り、実力はGIレベル、と言っても過言ではない。久々の1600メートルも、心配無用。2連勝でデイリー杯2歳Sを制覇、朝日杯FSも2着と好走、適性の高さは立証済みだからだ。ハンデ56.5キロは許容範囲で、実力に影響することは考えられない。期待して大丈夫。当面の相手は、究極の上り馬、アストラエンブレム。目下、特別2連勝中、ついに素質を開花させた。マイルで全4勝と、距離適性も高く、ハンデ54キロなら好勝負必至。穴は、マイネルハニー。チャレンジカップで重賞初制覇、勢いに乗っている。※出走表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。
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芸能 2017年01月04日 12時22分
平愛梨・祐奈姉妹の寝顔動画にファン歓喜「天使だ! 天使が二柱おる!」
女優の平祐奈(18)が3日、オフィシャルブログを更新し、昨年末にサッカー日本代表DFの長友佑都選手(30)と婚約会見を行った姉で女優・タレントの平愛梨(32)との寝顔動画を公開し反響を呼んでいる。 「大安の日」と題したブログには、「兄に温泉もとってもらって朝から綺麗な景色を眺めながら姉と露天風呂入れて 夜も富士山を眺めながら温泉入れて 極楽ですわぁ〜。両親も驚いていて、喜んでくれてよかったです」と、両親の結婚40周年と父親の還暦祝いを兄姉たちとサプライズ計画を立て旅行に行ったことを報告し、「お雑煮もつくったり 充実したお正月を過ごしてます」など正月を家族と一緒にゆっくりと過ごしたことをつづった。 さらに、「車での移動中… 姉と寝てると、兄達がイタズラを…まったくーーー。部屋を出る度にわぁ! と驚かしてきたり…こんなことばかりこれも、親譲りです。みんなサプライズ好きのようです」と兄姉たちとの仲のよいことが伝わってくる動画を公開。 ファンからは「寝てる動画めちゃかわいい!」「可愛い二人やね」「仲良しで羨ましい」「愛梨、祐奈姉妹の可愛いさ最高だね!!」「楽しそう♪仲良し兄弟万歳!! い〜ね〜!! 長友にーさんも馴染めそうなノリですね」「天使だ! 天使が二柱おる!」とたくさんのコメントが寄せられている。
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社会 2017年01月04日 12時00分
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第203回 安倍政権の緊縮財政
国会会期末の12月14日、日本政府は公的年金の支給額を賃金に合わせて切り下げる新ルールを盛り込んだ年金制度改革法案を成立させた。この新ルールでは、現役世代の平均賃金が下がった際に、たとえ物価が上がっていたとしても賃金の下げ幅に連動して年金支給額が減らされることになる。 当たり前だが、年金を引き下げられた年金受給者は、普通は消費という「需要」を減らすだろう。総需要の不足というデフレーションに苦しめられている国が、さらに消費が縮小する可能性が高い年金制度にシフトするわけだ。 それ以前に現役世代の平均賃金が下がり、将来的な年金支給額が減らされるという「可能性」があるだけで、年金受給者は消費を控え預金を増やす可能性が高い。デフレからの脱却が果たせない段階での今回の年金制度改革は、明確な「デフレ化」政策なのだ。 また、財務省が2017年度の国債発行額について「4年連続で減らす」との報道が流れている。 左ページの図(※本誌参照)は日本政府の資金過不足の状況だ。 資金過不足とは、政府、家計、企業といった経済主体別に「資金が余剰で他の経済主体に資金を供給している状態にある」か、もしくは「資金が不足して他の経済主体から資金を供給されている状態にある」か否かを示す指標である。 経済主体が獲得した所得以上の支出をしている、すなわち負債が増えている(もしくは資産が減っている)場合は、資金不足。逆に、所得以下の支出しかせず、資産が増えている(もしくは負債が減っている)場合は資金過剰になる。 本来、資本主義国で資金不足、負債拡大により、投資をすることで経済成長をけん引するべき主役は「企業」である。ところが、日本は長引くデフレにより企業の投資マインドが冷え込み、資金過剰状態が継続してしまっている。企業までもが資金過剰の状況で、政府が資金不足を縮小してしまうと、「金を使う人が減る=需要が減る」というわけで、景気は低迷せざるを得ない。 図の通り、第2次安倍政権発足('12年12月)以降、日本政府は資金不足を減らしていっている。資金過不足のマイナスが次第に縮小しているとは、要するに借金残高が増えるペースを減らした=支出を削減した&増税したという話になる。 実は、安倍政権は民主党政権期よりも緊縮財政なのだ。野田政権期の資金不足が40.6兆円。それに対し、2015年は17.3兆円。安倍政権が、もし野田政権期並みの資金不足を続けていてくれたならば、わが国の需要は最低でも23兆円以上も大きかった計算になる。対GDP比で、年間に4.6%の需要拡大だ。日本は余裕でデフレから脱却していたことだろう。 とはいえ、現実の安倍政権は、資金不足を恐るべきペースで縮小していった。'14年度、'15年度、'16年度と、3年度連続で国債発行額を減らした以上、当たり前なのだが、これを'17年度以降も継続しようとしているわけである。 安倍政権は通常予算ではデフレ脱却を果たせないどころか、デフレ化してしまうという現実を受け、毎年、補正予算を組み、何とか景気の底割れを防いでいる。 補正予算についても、財務省は補正予算に「抜け穴」とレッテルを貼り、吉川洋東大名誉教授ら“御用学者”を使い、反補正予算のプロパガンダを開始している。 ちなみに、 「財務省は緊縮財政派だが、安倍総理はそれに抵抗している!」 といった図式は成立しない。財務省と安倍総理の違いは、緊縮のペースが極端に早いか、普通に速いかの違いにすぎない。 政府は11月29日に'17年度予算編成の基本方針を閣議決定したが、安倍総理は、 「歳出全般にわたり、聖域なき徹底した見直しを推進する」 との方針を強調した。 さらに、財務省と厚生労働省は医療分野において約1000億円、介護分野で約400億円の支出削減を図る方向で調整中である。相変わらずの緊縮路線なのだ。 しかも、日本は高齢化で医療や介護の分野における潜在需要は増えているのである。そこに、政府が適切な支出を行えば、有効需要(GDP)と化し、デフレ脱却に近づくことになる。それにもかかわらず、歳出削減が優先されている。 安倍総理は、本当に日本のデフレ脱却を望んでいるのか。あるいは、社会保障サービスの維持について、いかに考えているのだろうか――。医療や介護分野における支出削減のしわ寄せは、もちろん現場に行く。特に、介護分野の支出削減は、ただでさえ深刻な人手不足を加速させることになる。すると、介護分野の人手不足を受け、 「日本は外国人労働者を受け入れなければならない」 という主張が説得力を帯び、日本の国の形を壊す外国移民政策が推進されていくことになる。 そもそも、'14年4月の消費税増税は、「社会保障の財源を確保する」というお題目だったのではないのか? だからこその「税と社会保障の一体改革」であったはずである。 ところが、現実の安倍政権は消費税を増税すると「同時に」、社会保障支出の削減を続けている。介護報酬は'15年度から、診療報酬は'16年度から削減が始まった。 要するに、安倍政権は緊縮財政路線なのである。資金過不足で政府の資金不足が着実に減っている以上、ごまかしは効かない。 安倍政権は緊縮財政路線であるという前提の上で、国民はデフレ脱却のための財政支出の拡大を求める必要がある。消費税増税の延期は、単に「緊縮財政のペースを若干緩めた」にすぎないという現実を、国民一人一人が認識しなければならない。みつはし たかあき(経済評論家・作家)1969年、熊本県生まれ。外資系企業を経て、中小企業診断士として独立。現在、気鋭の経済評論家として、分かりやすい経済評論が人気を集めている。
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ミステリー 2017年01月04日 12時00分
アメリカ分裂という「可能性」の謎・完
去年は英国の国民投票でEU離脱派が勝利を収め、米大統領選挙でも過激な言動で物議を醸したトランプ候補が勝利するなど、民主主義の危機が取り沙汰された。それらの背景には「ポスト真実」と呼ばれる「客観的事実よりも感情的な訴えかけの方が世論形成に大きく影響する状況」があるとされ、言葉としても権威あるオックスフォード辞書に収録されるほど認知されている。その「ポスト真実」とは、単なるデマやその延長ではない、大衆が抱く「社会の不公平感や不信感を、もっともらしく刺激する」情報や主張であり、願望を裏打ちするという意味で陰謀論や都市伝説に近い側面もある。 そして「ポスト真実」は往々にして「善人には良い事が起こり、悪人には悪い事が起きる公正な世界」という仮説を強化し、現実世界に存在する矛盾や不合理への地味で手間のかかる改善策を否定し、単純な不満をつのらせて社会の分断や亀裂を深めてしまう。 それがひとつの形となって現れたのが英国の国民投票であり、米大統領選挙であったというのだ。 そして、その亀裂が修復不可能になった時、いったいなにが起こるのだろうか? その「可能性」の謎に挑戦したゲームが存在する。例えば「シャッタードステーツ(引き裂かれた国)」というゲームではアメリカが分裂して内戦を繰り広げるが、手持ちの全戦力を失っても脱落せず所持金を引き継いで再起する。つまり、ゲームは陰謀史観に基づいており、プレイヤーは合衆国を影から操る黒幕的存在として設定されているのだ。また、もう少し現実的な設定の作品として「クライシス2000」がある。当時としては非常に本格的な政治的設定を持っており、特に軍事以外の要素、中でもネットを含む情報の流れや政府機関の組織的側面をシステムに盛り込んだ、特異な存在であった。 この「クライシス2000」では物理的な軍事力と情報をコントロールする力がほぼ同等の重みで扱われており、現代アメリカにおけるメディアの重要性を表現している。加えて、北米の各地域についても都市化の進展度や情報ネットワークの整備の度合いによって分割されており、デザイナーがいかに大衆の意識をコントロールする道具としての、そして状況を判断するための情報の力を重視しているかが伝わってくる。 このゲームは雑誌付録の形式で少部数しか流通しておらず、知る人ぞ知る存在だった。ところが、現在のアメリカを予見したゲームと評価する向きもあり、雑誌にはアメリカの世代間分裂とネット上での内戦を予見した記事も掲載されているというのだ。 執筆者はどのような人物なのか? また、予見された可能性は現実となるのか? そこには大きな謎が隠されている。(了)
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K-1 セーム・シュルトに“3本の矢”が放たれる
2008年07月05日 15時00分
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2008年07月05日 15時00分
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香坂ゆかりちゃん大特集予告
2008年07月05日 15時00分
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阿武隈S アベコーの気になる本命は!?
2008年07月04日 15時00分
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阿武隈S 藤川京子 キングアーサーがオープン昇格よ!
2008年07月04日 15時00分
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阿武隈S(1600万下 福島芝2000m 5日) 本紙・橋本はキングアーサー◎
2008年07月04日 15時00分
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ジュライS(1600万下 阪神芝1200m 5日) 本紙・谷口はエアニックスから
2008年07月04日 15時00分
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大沼S(オープン 函館ダ1700m 5日) 本紙・長田はイブロンを指名
2008年07月04日 15時00分
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寛仁親王牌クオカードをプレゼント
2008年07月04日 15時00分
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野村監督後任最有力候補 山崎武司の胸のうち
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戦後最大のミステリー・下山事件
2008年07月03日 15時00分
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PVに出演した女優たち
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