今年前半戦の締めくくりとなった宝塚記念。いかがでしたか?それにしても、直前の雨にはガッカリでした。明らかに道悪の巧拙の差が、そのままレースの結果に反映した気がします。また、それを踏まえた内田騎手の思い切りの良さが、エイシンデピュティの優勝につながったような気がします。見事な逃げ切り勝ちでした。
さあ、夏の福島競馬も来週の七夕賞でフィナーレ。本当に早いものです。福島の馬場は天気予報でいわれていたよりも降雨が少なく、馬場コンディションはまずまず。とはいえ、3週目を迎え、インコースは芝が消えて土が顔をのぞかせてきています。
さて、「阿武隈S」は昨年の弥生賞2着、目黒記念2着の実績を持つココナッツパンチが、いつの間にかクラス落ちして出走してきました。昨春の目黒記念でポップロックを追い詰めた豪脚が、小回りの福島で通用するのかどうかが見どころです。
ここは一角崩しを狙ってマイネルネオスに期待の◎。というのも、福島の芝は4戦3勝、2着1回と抜群の適性。福島が舞台になると、ガラッと変わるタイプです。しかも、2000mは3戦して<1011>。距離もバッチリです。
このところ、スタミナを評価されて2400m以上で走っていますが、3走前の1600万・湾岸Sは、かなり粒ぞろいのメンバーでフルゲート。結果3着だったものの、大いに評価できる内容でした。
ちなみに、このときの2着は1600万で2着が2回あるトーセンクラウン。4着だったのがマンハッタンスカイ。そのマンハッタンスカイといえば、先の新潟大賞典2着。さらに、続けて金鯱賞で2着と、今春の攻勢が目立つ一頭。それゆえ、湾岸S3着の内容が断然光ってきます。
福島良し、距離良し、展開良し。条件がビシッとそろったここは強気に狙い撃ちといきます。
相手は底を見せていないキングアーサーと、前記ココナッツパンチです。