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きさらぎ賞(JpnIII 京都芝1800m 17日) 本紙・谷口はブラックシェル中心

 単勝1.5倍という断トツの1番人気に推されたサダムイダテンがまさかの5着に沈んだ共同通信杯。ディープインパクト級の勝ちっぷりを期待していた中村師の落胆ぶりは、はた目にも痛々しすぎたが、偉大なる種牡馬サンデーサイレンスが没したのが平成14年の夏。栄光の蹄跡を常に刻んできたSS産駒がクラシックロードから消えて早3年が経った。牝馬のウオッカが史上64年ぶりにダービーの頂点を極めた昨年のように、今年のクラシック戦線も混とんとしている。
 もっとも、そんな玉石混こうの中にあっても、今週のきさらぎ賞だけは別。「ウチの厩舎の方針として、精神的に余裕を持たせて競馬を教えつつ、完成させてクラシックに向かいたい。この馬もゲートから気持ちが入ってくるようになれば、NHKマイルC、ダービーを狙いにいくよ」NHKマイルC、日本ダービーを制覇した偉大なる先輩キングカメハメハを引き合いに出し、名将・松田国師が大いなる野望を抱くブラックシェルを前にしては、戦国ムードの空気はみじんもない。

 「前走でも4コーナーでは前2頭の完全な勝ちパターンの競馬だったが、直線あと1Fだけで届くあたりはキンカメに似ているし、胸前が狭くて手脚が長い体形もそっくり」と振り返る“衝撃”の福寿草特別から1カ月チョイ。
 「今まではあまり攻め駆けせず、相手に合わせてもらっていた追い切りだったが、今では併せ馬でも自分で動いて走るようになった。クロフネ産駒らしく太くて長い筋肉がみるみる盛り上がってきたし、血統というのはすごいもの。大きいところを狙える馬は、いろんな刺激で馬が変わることが絶対条件。前走はほんの始まりにすぎない。さらに良くなった姿をお見せしたい」
 スペシャルウィーク、ネオユニヴァースがくぐったきさらぎ賞の登竜門を大手を振ってブラックシェルが通る。

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