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芸能 2019年04月30日 12時20分
平成元年生まれ芸能人、結婚ラッシュ? 出世頭はあのアスリート
本日は平成最後の日となる。これを機械に、1989年、平成元年生まれの芸能人、著名人たちを振り返ってみたい。 まず女性タレント、女優では南明奈(5月15日生まれ)が挙げられる。アッキーナの愛称でグラビアアイドルから、バラエティ番組まで幅広く活躍している。2018年にはよゐこの濱口優と結婚し、現在は「新婚ネタ」でバラエティ番組で活躍中だ。 AKB48に所属していた倉持明日香(9月11日生まれ)も平成元年生まれだ。父親はロッテで活躍したプロ野球選手の倉持明である。その縁からか、プロ野球関連の仕事も多くこなしている。 女優の多部未華子(1月25日生まれ)も平成元年生まれ。ただし、早生まれ扱いとなるため学年は昭和63年組だ。地味なルックスながらも日本映画、ドラマに欠かせない存在であり、これからも末永く活躍しそうだ。 2019年に入り30歳となるのをきっかけに、歌手活動の無期限休養と、元マネージャーとの結婚を発表した西野カナ(3月18日生まれ)は「ギャル」の心情をリアルに歌い上げた。彼女はまさに「平成の歌姫」といえるかもしれない。 明石家さんまと大竹しのぶを両親に持つ芸能界のサラブレッド、IMALU(9月19日生まれ)も平成元年生まれ。名前の由来は父のさんまの信条である「生きているだけで丸儲け」から取られている。 男性陣ではどうか。俳優の岡田将生(8月15日生まれ)も平成の子どもである。2012年にはNHK大河ドラマ『平清盛』で源頼朝役とナレーションを22歳でこなし、話題となった。30歳を越えて役者としてさらに磨きがかかりそうだ。 男子プロテニス選手として活躍する錦織圭(12月29日生まれ)も平成である。長い間活躍しているので、もっと年齢が上かと思えば、かなり若いのだ。 プロサッカー選手で、プレミアリーグ・マンチェスター・ユナイテッドなどを経て現在トルコのベシクタシュに所属する香川真司(3月17日生まれ)も平成最初の人物である。香川は2008年に平成生まれとして初のサッカー日本代表に選ばれたことでも知られる。 平成元年生まれの人物は今年30歳を迎える。さらなる活躍に期待がかかるところだ。
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芸能 2019年04月30日 12時10分
松本人志のベストセラー『遺書』に遠く及ばなかった「大コケ」タレント本!初週売上389部の人気女優とは
芸能人が人気になると、きまって世に出るのが「タレント本」だ。これまでの人生を振り返った自伝や、雑誌などに寄せた発言録などジャンルはさまざまだが、その中で最高峰と言えるのは、ダウンタウンの松本人志が初めて世に送り出した著書『遺書』だろう。 それは彼の芸人としての絶頂期、1994年9月に出版され、250万部のベストセラーを記録。「センスとオツムがない奴にオレの笑いは理解できない」「反論も悪口も大歓迎する 正々堂々来てみやがれ」など、挑発的な内容で話題を呼んだ。 今、松本が著書を出してもここまでの売上は記録できないかもしれない。つまりは、どれだけ旬で絶好のタイミングで出せるかということが、売れ行きの最大のポイントになるわけである。 だが、それでも周囲が大乗り気になるのであろう。他のタレントも懲りずに本を出しては悲しい結末に終わっている。例えば、くりぃむしちゅーの上田晋也。改名前の「海砂利水魚」時代に『海砂利水魚の作文』という本を出版した。ところが、その後古本屋に立ち寄ると、その本が安価で売られていたという。しかも、あろうことかそれは「サイン入りの本」。上田は別の古本屋でもそれを発見、悲しいことに中国人著者のコーナーに置いてあったという。 森三中・村上知子も、悲惨な経験をした1人。2009年に料理本のサイン会を開催した。ところが限定150人のところ、来た客はたったの15人だったそう。また杉浦太陽も、自身が出した料理本のサイン本お渡し会&握手会を開いたものの、参加者は60人。しかも実際に本を買ったのは2人のみ、という伝説を残している。 写真集も、身の程をわきまえなければ目も当てられない結果になることもしばしば。女優の黒木華は2016年、主演映画と連動した1冊『黒木華写真集 映画「リップヴァンウィンクルの花嫁」より』をリリース。現場での姿や貴重なオフショットを、監督を務めた岩井俊二氏が監修した一冊だったが、なんと初週売り上げは389部だったという。 タレント本は売れればもちろん喜ばしいことだが、全く売れないと黒歴史になってしまう。今後、出そうとする芸能人は気を付けた方がよさそうだ。
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芸能 2019年04月30日 12時00分
2018年GWの悲劇、元TOKIO山口達也氏騒動 今後復帰はあるか
ゴールデンウイークを迎えゆっくりと過ごしている人も多いだろう。だが、昨年は芸能界に激震が走った。それが元TOKIOの山口達也氏による未成年女性に対する強制わいせつ事件である。昨年の連休を騒がせた一連の騒動を振り返ってみたい。 事件が起こったのは2018年2月である。午前中に仕事が終わった山口氏は自宅で酒を飲み始めた。やがて、『Rの法則』(NHK Eテレ)で共演する未成年女性に電話を掛け自宅へ呼び出した。女性は友人とともに訪れたが、山口氏は女性を抱き寄せキスをしたとされる。怖くなった女性はトイレに逃げ込み、母親に連絡を取り警察へ通報した。 事件がメディアに報じられたのは2018年の4月25日である。翌週からはGWを控えており、すでに週刊誌の合併号も一通り発売された後であった。そのため、後追い報道をかわす目的があったと見られる。 翌26日に山口氏が単独で謝罪会見を行う。冒頭から涙を流し、TOKIOメンバーの名前を連呼するなど、被害者優先ではない態度に非難が殺到した。これにはTOKIOリーダーの城島茂も、同28日放送の『週刊ニュースリーダー』(テレビ朝日系)で「ありえない」と厳しく断じた。以降、山口氏が酒びたりで実質的なアルコール中毒状態にあったといった荒んだ私生活も話題になった。 5月1日には山口氏の起訴猶予処分が発表される。ジャニーズ事務所としては、被害者との示談成立と起訴猶予を強調し、山口氏の早期復帰を画策していたと見られる。ただ、世間のバッシングが過熱したことから、翌2日には山口氏を除くTOKIOメンバー4人による記者会見も行われた。中でも、涙を流しながら「あなたは病気です」と断じた松岡昌宏の発言は話題となった。 連休最後の日曜日である同6日に本人の辞意を受けて、TOKIOからの脱退およびジャニーズ事務所からの契約解除が発表された。その後、被害者女性と山口氏が出会った『Rの法則』は打ち切りとなり、現在に至るまで山口氏の復帰は実現していない。近年は芸能人の不祥事の謹慎期間が長引いており、山口氏の復帰も難しいのではないだろうか。 2018年のGWはTOKIO山口氏事件一色となったといえるだろう。改元をともなう今年の連休は穏やかに過ぎて欲しいものだ。
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社会 2019年04月30日 12時00分
阿部定〜阿部定事件
あまりに有名な男性局部切断殺人事件。 1936年5月18日、東京都荒川区の待合で、男性器が切り取られた男性(当時42歳)の絞殺体が発見された。警察が現場から逃亡した阿部定(31歳)の行方を追ったところ、事件から2日後の5月20日に品川の旅館にいるところを発見。本人であることを認めたため逮捕した。 切断した男性器をずっと持ち歩いていたことについて、定は「一番かわいい大事なものだから」と話した。 同年12月21日、東京地裁は定に懲役6年を言い渡した。刑務所内では、定は模範囚だったという。さらに4年後の恩赦によって減刑を受け、翌41年に出所。その後は料亭や旅館などに勤めたり、飲食店を営んだりしていたという。
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スポーツ 2019年04月30日 11時30分
“メモリアル弾”は誰が打つ?「令和第1号ホームラン」“本命”の3人をピックアップ
「令和第1号」を放った選手のバットが、野球殿堂博物館に寄贈される――。各メディアによって広く報じられたこのトピックを、既にご存知の方も多いことだろう。 「令和」初日となる5月1日は、セ・パ6試合が予定されているプロ野球。記念すべき一発を放つのはいったい誰なのか。巨人対中日(東京ドーム)、DeNA対ヤクルト(横浜スタジアム)、阪神対広島(甲子園)の3試合がいずれもデーゲームのセ・リーグを対象に、注目選手を予想してみた。■平田良介(中日) 最初にチャンスがめぐってくる「先行チームの1番打者」の中で、長距離砲と言えば中日の平田。昨年は先頭打者本塁打を2本(リーグ1位タイ)放つなど、実績も申し分ない好打者だ。 また、該当の試合はセ3試合の中で唯一、屋内球場で行われるという点も忘れてはならない。ヤクルト、広島のトップバッターと違い、雨天順延の心配をしなくていいというのも好材料だ。■ウラディミール・バレンティン(ヤクルト) 滞りなく試合が行われた場合、本命となりそうなのがバレンティン。これまでに本塁打王を3度(セ現役1位)獲得し、2013年にはプロ野球新記録の60本塁打を記録した長距離砲だ。 ちなみに、バレンティンはこれまで5月最初の試合で、実に4回(6本)もアーチを記録している。昨年も1本放っているだけに、今年も十分に期待が持てるところだ。■中井大介(DeNA) 昨オフ巨人から戦力外通告を受け、その後DeNAが獲得した中井。ともすれば「なぜ中井の名が?」となりそうなところだが、“大穴”に推した理由はしっかりある。 巨人に9年間在籍した中井が、これまでに放った本塁打は11本。ただ、その中の2本は「平成生まれ選手1号」(2009年)と「巨人通算1万号」(2017年)。「二度あることは三度ある」とばかりに、3回目の祝砲を放つ可能性は少なくないだろう。 達成すれば、球史に名が残るのはほぼ確実の「令和第1号」。果たして、“メモリアル弾”はこの3名の中から飛び出すのか、それとも…文 / 柴田雅人
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その他 2019年04月30日 11時00分
歴史上最強の“絶倫”徳川幕府第11代将軍「徳川家斉」の驚愕セックス術とは?
徳川幕府第11代将軍の徳川家斉は、精力絶倫過ぎて『オットセイ』とまでいわれたという。家斉は江戸城の『大奥』に22人もの愛妾(愛人)を持ち、昼夜を問わず“ご乱行”を繰り広げていたそうだが、実は家斉は極めて独創的ともいえる、さまざまな「性生活改革」をしていたことでも有名だ。 例えば、これは「あだ名」の由来でもあるのだが、「強い性欲」を維持するために家斉は「オットセイのペニス」を自ら刻んで、すりつぶして乾燥させ、それを毎日服用していたといわれている。 嘘のような話だが、実際にオットセイのペニスは、性交時の持続力と快感を高める媚薬として高い効能があり、現在でもカナダではオットセイの仲間である「アザラシのペニス」を配合した媚薬が販売されている。 そしてもう1つ、家斉はセックスの質を大幅に高める「驚くべき秘策」を考え出した。とても信じられないことだが、何と家斉は大奥の1部屋を大改造して「全面鏡張りの部屋」を作ってしまったというのだ。しかし、この当時はまだ現代のような「鏡張りの技術」が日本では確立されておらず、どうやって作ったのかは不明だという。 ともあれ、これは200年以上も前のことで、事実であれば間違いなく「ラブホテルの元祖」と言えるだろう。 この全面鏡張りの部屋で“どんなこと”が行われていたのかは分からないが、当時としては十分に刺激的だったはずだ。そのためか、家斉は69年の生涯で、男子を26人、女子を27人も作っている。これはよほど励まなければ達成できる数字ではなく、事実「毎日励んだ」からこそ、これだけの子供が生まれたのだろう。 まさしく「エロを極めた男」であり、ここまで来ると「いやらしい」という感想はなく、むしろ清々しい息吹まで感じられるのが、とても不思議だ。
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社会 2019年04月30日 07時30分
アメリカの愛犬家、「クローン犬を作り続ける」と宣言 “最低な人間”と批判殺到
もはやペットは家族の一員。人間よりも平均寿命が短いだけに、別れを想像するだけで大きな悲しみを感じる人も少なくないだろう。アメリカには、そんな悲しみを乗り越えるべく、行動に移した女性がいる。 海外ニュースサイト『Daily Mail』は3月20日、アメリカのワシントン州・シアトルに住む55歳の女性・エイミー・ファン・ヘーメルトさんが、愛犬が死んでしまうことを恐れ、クローン犬を作ったと報じている。エイミーさんは夫と4人の子供の6人家族。エイミーさん一家は、現在13歳になるプードルを飼っているのだが、エイミーさんは高齢の愛犬が近い将来、死んでしまうと思うと悲しくなり、毎日泣いて暮らしていたそうだ。 そこで、エイミーさんは愛犬と長く暮らせる方法として、愛犬のクローンを作ることを決意。テキサス州にあるクローン犬を作ってくれる会社に依頼し、5万ドル(約557万円)で愛犬のクローンを3匹作ってもらったと同記事は報じている。クローン犬は6カ月ほどでエイミーさんの元に届いたそうだ。同記事に掲載された写真を見ると、3匹は全く同じ姿をしている。 エイミーさんと夫は、同記事のインタビューに対し、「これはベストの決断です。5万ドルの価値がありました」と答えている。さらに今後についても「私たちはこれからも愛犬のクローン犬を作り続けます」と明かし、現在のクローン犬が8歳になった際は、また新たなクローン犬を作る予定だと話したそうだ。 クローン犬は、卵子を提供する犬と代理母となる犬がいてこそ成立すると同記事は伝えている。クローン犬の誕生には、まず、元となる犬からわずかな細胞を採取し、それを卵子提供犬から収集された卵子に結合させる。その後、代理母犬の子宮に卵子を入れて、育てることで誕生するという。元となる犬の細胞は、生きた犬または死後5日以内の犬のものであることが条件だ。なお、誕生したクローン犬は、遺伝子は元の犬と同じなので、見た目はもちろん、鳴き声や思考はほぼ同じように引き継がれる。しかし、記憶や過去の行動、癖などは引き継がれることはない。 このニュースは世界中に拡散され、ネット上では「クローンを作ったとしてもペットはそれぞれ個性がある。飼い主のエゴよりペットの気持ちを考えるべき」「ペットとの別れがあることも人生の一つ。それを受け入れられないならペットを飼うな」「ペットは金持ちの娯楽ではない」「法律で規制すべき。最低な人間」などと批判が集まっていた。 しかし、一部の国ではペットのクローン化ビジネスがすでに繁盛しているようだ。 韓国では、10年ほど前に初めてペットのクローン化サービスが行われ、ここ数年で市場が拡大しつつある。クローン犬1匹の価格は1億ウォン(約980万円)ほどと高額だが、富裕層だけではなく、中間層階級からの依頼も多いそうだ。韓国で最も有名な研究所で、世界で初めてクローン犬を誕生させた「スアム生命工学研究院」は、韓国のペットのクローン化ビジネスの最先端で、これまでに約1300匹のクローン犬を誕生させている。今では国外からの発注も増えているそうだ。 また中国でもここ数年、富裕層を中心にペットのクローン化が流行しているという。中国ではテレビや映画に出演し、スター扱いされているクローン犬がおり、そういった背景もペットのクローン化に拍車をかけていると言われている。なお、中国でのクローン犬1匹当たりの価格は38万元(約620万円)ほどだそうだ。 愛するペットと生涯をともにしたいという気持ちは理解できる人は多いかもしれない。しかしクローン化には、人間が生き物の遺伝子を創り替えてコピーを創造してもいいのかという倫理的な議論が今後もついてまわることだろう。
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社会 2019年04月30日 06時30分
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第318回MMTとインフレ率
前回に引き続き、MMTについて取り上げるがMMTは、(1)自国通貨を持つ政府は、財政的な予算制約に直面することはない(2)すべての経済は、生産と需要について実物的あるいは環境的な限界がある(3)政府の赤字は、その他の経済主体の黒字 に加え、もう一つ決定的な事実を明らかにしてしまったのである。それは、インフレ率を「金融政策」ではなく「財政政策」によりコントロールできるという現実だ。 上記について、改めて解説すると、(1)の通り自国通貨建て国債のみを発行している国の政府に、財政的な予算制約はない。すなわち、政府は国債発行や通貨発行(中央銀行の国債買取)により、需要を拡大して構わないのだが、(2)によりインフレ率という限界が生じる。国民経済の供給能力(モノやサービスを生産する力)が不足すると、インフレ率が適正な水準を超えて上昇していくため、財政は緊縮に転じなければならない。 例えば、日本政府が10兆円ずつ国債を新規発行し、国土強靭化、日本海国土軸建設、全国の新幹線網や高速道路網の整備、防衛力強化、医療・介護サービスの充実、教育の立て直し、科学技術振興、国際リニアコライダー建設などに予算を使っていくとしよう(これらの政策に反対する人は、まずいまい)。10兆円単位で段階的に補正予算を支出していき、例えば、70兆円の時点でインフレ率が目標の2%を超え、さらに高まっていくのが確認された。 となると、当然ながら政府はそれ以上の支出拡大は控え、緊縮財政路線を採らなければならない。政府が緊縮に転じれば、需要の拡大は抑制され、インフレ率の上昇も沈静化する。 そもそも、インフレ率は「総需要(=名目GDP)」と「供給能力(=潜在GDP)」のバランスで決定される。「天動説」の経済学では、インフレ率は「おカネの発行量」により決まることになっているが、それが「嘘」であることを証明したのが、実は我が国なのである。 図の通り、日本は’13年に黒田東彦元財務官が日銀総裁に就任して以降、マネタリーベース(主に日銀当座預金)を360兆円(!)も増やした。ところが、インフレ率はコアコアCPI(食料、エネルギーを除く総合消費者物価指数)でほぼゼロ。“金融政策でインフレ率のコントロールはできない”と書くと、天動説経済学者が激怒するだろうが、日本の事例がそれを証明してしまっているのだ。 そもそも、日本銀行の金融政策(量的緩和)は、日銀当座預金を「銀行」に発行し、国債を買い取るオペレーションだ。銀行の資産が国債から日銀当座預金に変わるのだが、その時点でモノやサービスが買われているわけではない。すなわち、総需要は1円も増えていない。 総需要が増えない以上、「総需要<供給能力」という需給バランスに変化はなく、インフレ率が上がるはずがないのである。 同じ時期、我が国の財政政策はインフレ率を見事なまでにコントロールした。何の話かと言えば、もちろん「消費税増税」という財政政策である。 図のインフレ率を見れば分かるが、我が国のコアコアCPIは’14年4月に急増し、’15年4月に急落した。理由はもちろん、消費税増税である。消費税増税は強制的な物価の引き上げであるため、確かに一時的にインフレ率は高まる。とはいえ、実際に需要が増えたわけではないため、1年後に増税による上乗せ分が消えると、インフレ率は急落するわけだ。 さらに重要なのは、消費税増税という財政政策による需要縮小が、’15年4月以降のインフレ率も抑制してしまったという点である。コアコアCPIは、’17年にマイナスに突入し、その後もゼロ近辺で低迷し続けている。 つまりは、金融政策ではなく財政政策による需要の強制的な縮小(消費税増税)がインフレ率を抑制したという「事実」が、過去5年間の日本の「実績」により証明されたわけである。 分かりやすく書くと、例えば、財政拡大によりインフレ率が高まり、政府が緊縮路線に転じたとしても、インフレ率上昇が止まらないならば、それこそ「消費税増税」をすればいいという話だ。消費税は消費に対する罰金である。罰金を増やされた国民は消費縮小に転じるため、総需要は間違いなく抑制される。結果、インフレ率は落ち着く。 無論、税制を頻繁に変えることはできないが、少なくとも“論理的”には、財政政策によりインフレ率をコントロールすることは可能なのだ。逆に、金融政策によるインフレ率のコントロールには限界がある。何しろ、360兆円のマネタリーベース拡大ですら、日本のインフレ率を引き上げ、デフレ脱却を実現することはできなかった。 そもそも、デフレーションは総需要が不足する経済現象である。政府が財政拡大に転じ、需要を創出しない限り、デフレ脱却は実現できない。そして、MMTや筆者が主張しているように、日本国が自国通貨建て国債の債務不履行(いわゆる財政破綻)に陥る可能性はゼロである。 日本経済に対する処方箋は、あまりにも明らかなのだ。とはいえ、政治は相変わらず財務省主導の緊縮財政至上主義に支配され、無意味どころか有害極まりない「プライマリーバランス黒字化路線」が継続している。財務省が緊縮路線を改める可能性はゼロである。つまりは、政治を動かさなければならない。そして、政治を動かすには政治家を、さらに政治家を選ぶ我々国民の意識を変えなければならないのだ。 MMTを理解し、天動説から地動説へと頭が切り替わった国民を増やす。これこそが、日本国を繁栄の未来に導く、たった一つの方法なのである。********************************************みつはし たかあき(経済評論家・作家)1969年、熊本県生まれ。外資系企業を経て、中小企業診断士として独立。現在、気鋭の経済評論家として、分かりやすい経済評論が人気を集めている。
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スポーツ 2019年04月30日 06時00分
ブルーサンダー打線からイチロー、暗黒期、そして合併を経てバファローズへ… オリックスが歩んだ平成
昭和63年11月4日、オリエント・リースは、阪急から球団を正式に買収。翌年、同社はオリックスに社名変更し、新球団オリックス・ブレーブスが産声を上げた。当時、阪急ファンの誰もが突然の球団買収劇に耳を疑ったという。現在の関西私鉄勢力図を見ても、阪急が水面下で買収に向けた話し合いを続けていたことを信じられないのは無理もないだろう。 平成元年に生まれ変わったチームは山田久志、福本豊が阪急最終年に引退したため、残った戦力に加えて、「福岡に行きたくない」と大阪に留まる考えを明らかにしていた南海(ダイエー→ソフトバンク)から門田博光が加わり、ブーマー、石嶺和彦らとブルーサンダー打線で話題となったが、門田がブーマーとハイタッチした際に脱臼。翌年に退団、阪急時代から引き続き指揮を執っていた上田利治監督も辞任している。 平成3年、本拠地を西宮球場からグリーンスタジアム神戸に移転。監督も土井正三監督が就任し、阪急色が一気に消えた。この年オフ、ドラフトで田口壮(現・一軍野手総合兼打撃コーチ)やイチローを獲得。ブーマーが退団した。土井政権は優勝することなく、平成5年を以って退団。近鉄を優勝に導いた仰木彬監督が就任。仰木監督の就任はブルーウェーブ時代の幕開けの瞬間となった。 仰木監督はイチローの才能を見いだすと、売り出していく。そんな監督の期待にイチローも応えて、日本新記録(当時)の年間210安打を放ち、パ・リーグ新記録(当時)となる打率.385を記録する大活躍。一気にスターに上り詰めた。平成7年1月に阪神淡路大震災が発生。グリーンスタジアム神戸も一部が破損する被害に遭った。チームは「がんばろうKOBE」をスローガンに掲げて、被災者に勇気や希望を与えるべく、一丸となって闘い、阪急時代以来11年ぶりにリーグ優勝。日本シリーズにはヤクルトに敗れたが、翌年もリーグ連覇を果たし、巨人を相手に日本シリーズを制し、日本一に輝いている。 平成12年オフ、イチローがポスティングシステムを使って、メジャーリーグのシアトル・マリナーズへ移籍すると、翌年に仰木監督も退任。チームの話題性は下降していく。ここから暗黒時代が続き、田口もメジャーへ。石毛宏典、レオン・リー、伊原春樹と監督が次々に変わっていったが、弱小チームに転落。ファンも激減していった。そんな矢先、予期せぬ球団再編劇が起こる。 2004年はシーズン中に、オリックスと近鉄が球団統合に向けて話し合いを行っているという報道があり、球界は大騒動に。楽天が新規参入を果たし、ソフトバンクがダイエーを買収する中、近鉄と統合したオリックス球団はチーム名をオリックス・バファローズに決定。初代監督は近鉄、オリックスを優勝に導いた仰木監督が就任した。分配ドラフトで、主力選手や将来有望と判断した選手はオリックスに、残った選手は楽天に振り分けられたが、礒部公一は楽天を選び、オリックスが選んだ岩隈久志は一旦オリックス入団後、シーズン前に楽天へトレードされている。 統合1年目は仰木監督の体調が悪く、西武ドームの裏階段を登ることが出来なかったことから、仰木監督のためにバックスクリーンを開けてそこからタクシーで宿舎に戻っていた。4位でシーズンを終えると仰木監督は退任し、シニアアドバイザー(SA)に就任。監督には中村勝広GMが就任している。オフには巨人を自由契約になった清原和博を仰木SAがオファーし入団。また、メジャーに行っていた中村紀洋も獲得し大型補強を断行したが、仰木SAが12月に逝去。 翌年に始動した中村政権は1年で終わってしまう。また、神戸と大阪のダブルフランチャイズ制から、大阪へ拠点を移し、本拠地は京セラドーム大阪へ一本化されたことから、事務所機能も大半が京セラドームへ移ることになる。現在でも神戸はフランチャイズとして使用しているが、試合数は減少傾向にある。2017年から練習施設、ファーム球場、選手寮が大阪の舞洲に移転。大阪の球団としての色を強めた。 監督はテリー・コリンズを経て、近鉄の顔だった大石大二郎が2008年のシーズン途中から監督代行になると2位に躍進。統合後、初のドラフトで1位だった金子千尋(現・弌大)や、小松聖、近藤一樹ら二桁勝利のピッチャーに加えて、ローズ、カブレラ、ラロッカらビッグボーイズ打線が爆発した。シーズン最終戦には清原が引退。引退セレモニーには歌手の長渕剛が「とんぼ」を熱唱している。翌年、監督に大石監督代行が就任したが、これも1年で終わり、近鉄からの出資も終了。 2010年からは岡田彰布監督が就任。T-岡田を命名するなど、スター監督として話題を作り、岡田監督が構築した勝利の方程式は現在のチームにも受け継がれている。2011年には僅差でCSに進出出来ず。翌年シーズン終盤に岡田監督は休養(事実上の解任)を言い渡され、森脇浩司監督代行へ。翌年から森脇体制がスタート。2014年にはソフトバンクと熾烈な優勝争いを演じ、あと一歩のところで涙を飲んだ。この年から球団は「さらに、ひとつになろう。」をスローガンに公式ダンス&ヴォーカルグループBsGirlsをデビューさせたり、ファンクラブやハード面の強化に着手。2014年はチームが強かったこともあり、成功を収めた。 だが、大型補強をして臨んだ2015年シーズンは怪我人が続出。シーズン序盤に複数年契約を結んでいた森脇監督が休養すると、福良淳一ヘッドコーチが監督代行に。2016年には福良監督、そして球団復帰を果たした田口壮二軍監督の新体制となり、ブルーウェーブ黄金期を支えたメンバーがコーチ陣に入閣している。福良監督は球団初の生え抜き監督だったが、怪我人や外国人選手の不調などが重なり、優勝争いに絡めないまま2018年シーズンをもって退任。球団には育成統括GMとして残留し、日本ハム時代の人脈を駆使して、トレーナーなどを招聘している。監督は西村徳文監督が就任。金子、西勇輝の先発2本柱と中島宏之が退団し、小谷野栄一も引退。チームは若返りを図り、吉田正尚、山岡泰輔、山本由伸の猛牛三銃士が中心となり、新たなチームとしてアグレッシブなプレーを見せている。 球団統合後は、分配ドラフトに漏れた選手でスタートした楽天が先に優勝しているだけに、早く優勝したいところ。ファンサービスなどハード面は12球団トップクラスなだけに、ソフト面が強化されれば最強の球団になる要素は十分に秘めているだけに、令和では宮内義彦オーナーがお元気なうちに、再び黄金時代を築いてもらいたい。※文中敬称略文・写真 / どら増田
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その他 2019年04月30日 00時00分
かつて、レイプから始まる夫婦の関係があった…鹿児島県K郡
昨年放映中の大河ドラマ『西郷どん』の影響で、多くの観光客が訪れている鹿児島県。南九州は全国でも男尊女卑の傾向が強い地域と言われるが、大隅半島にそれを裏付けるようなとんでもない風習があった。それが「おっとい嫁じょ」だ。 これは男性が気に入った未婚女性を相手の合意になしに無理やり犯し、既成事実を作って自分の妻にするというもの。“おっとい”とは地元言葉で「盗む」という意味。「犯された女性やその親は男性に嫁ぐことを事実上拒めなかった」と話すのは、地元在住の遠藤哲史さん(仮名・84歳)だ。●狙われた時点で女性はほぼ逃げることができない 「断ったら、傷モノにされた事実を言い振らされ、娘っ子はその土地で生きていけんくなるし、両親も周囲から後ろ指をさされることになる。つまり、狙われた時点で、逃げることはできんっちゅうことよ」 ちなみに、遠藤さんの生まれ育った集落ではおっとい嫁じょが、戦前まで行われていたと言われているが…。 「それは、あくまでも表向きの話だな。戦後、廃れていったのは間違いないが、昭和30年代までこの地方で行われとったのは知っとる」 事実、昭和34年にこの地方で、おっとい嫁じょだと思われる強姦事件が起きている。地元在住の女性に、複数回にわたって結婚の申し込みを断られた男性が、協力者の友人と女性を拉致。行為に及んだのだ。 「新聞でも報じられ、この辺に住むワシら世代の人間はみんな覚えとるよ。風習によれば、女性とその両親が相手男性の家に訪れ、結婚受け入れの挨拶をするんじゃが、それをせんかった。それどころか、男と協力者の友人は婦女暴行で警察に捕まり、後ろ指さされたのはそいつらだったわけだ」 結果、この事件を境に、おっとい嫁じょはほぼ消滅。地元出身者でも40代以下の世代は、そんな風習があったことすら知らないという。 「あの風習は1人で行うもんではない。実行する際に、必ず協力者がいたんじゃ。建前上は女性が抵抗しないように身体を抑える役割じゃが、それだけでは終わらず、協力者もおこぼれを預かって行為に及ぶ者もおった。こんな鬼畜同然の所業が、風習として長年にわたり行われていたことは、地元の恥じゃ。正直、若い頃は興味があったのは否定せんが、娘や孫の世代に伝わらなくて本当に良かったと思う」 風習といえど、女性の尊厳を踏みにじる犯罪行為…。もともと消えゆく運命にあったのだ。
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レジャー
橋本千春の勝馬ピックアップ!(5/10) プリンシパルS 他4鞍
2014年05月09日 15時30分
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レジャー
一発逆転! 仲町通のここが抜きどころ(5/10) 京都新聞杯
2014年05月09日 15時30分
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その他
冷めることのないファン熱! アニメ「ウィッチクラフトワークス」全話オールナイト上映イベントをレポート
2014年05月09日 15時30分
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トレンド
レピッシュ・マグミの「音楽玉手箱」今週はこの1枚を聞け!<第184回>
2014年05月09日 15時30分
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芸能
遠野なぎこが結婚会見「浮気したら? 離婚します!」
2014年05月09日 14時12分
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イモトアヤコのエベレスト登頂断念問題 再挑戦してほしい?
2014年05月09日 14時00分
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“男遊び”しかネタがなくなった川崎麻世の妻・カイヤ
2014年05月09日 11時45分
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HKT48 チームKIVにSKE48からの兼任メンバー木本花音が登場「HKT最高です! 兼任になれて本当に良かった」
2014年05月09日 11時45分
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とんねるずと視聴者から大絶賛! Yahoo検索ランキングで急上昇した芸人2人
2014年05月09日 11時45分
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柴咲コウ 「お家で料理もします」家庭的な一面を明かす
2014年05月09日 11時45分
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AKB48卒業の野中美郷が芸能界も引退へ
2014年05月09日 11時45分
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AKB48の田名部生来と中田ちさとのイベント「6月3日はMousaの日〜CMに続きまして…〜」が6月23日に開催
2014年05月09日 11時45分
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山本文郎アナウンサー夫人が芸能界デビューへ
2014年05月09日 11時45分
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小泉今日子&中井貴一のデュエットソングがCD発売!
2014年05月09日 11時45分
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故障も影響する? プロ野球チームの育成事情
2014年05月09日 11時45分
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歩きスマホは危険! 死亡事故も…
2014年05月09日 11時45分
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所ジョージが北野武からの電話「嫌な感じ」と明かす
2014年05月08日 16時34分
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いま注目の英国ドラマ「世界で最も高い評価を受けたテレビドラマ」が日本上陸
2014年05月08日 16時00分
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すぐに天気の話をする人は要注意! 「話がおもしろくない人」はこんな人だ!
2014年05月08日 15時59分