-
芸能 2019年12月30日 12時00分
紅白初出場を決めたキスマイ、中居が「ポストSMAP」とプッシュしメンバーに贈ったアドバイス
待望の『NHK紅白歌合戦』初出場を決めたKis-My-Ft2。昨年、爆発的にブレイクしたジャニーズ事務所の後輩・King & Princeに先を越されていただけに、喜びもひとしおだろう。 デビューから9年目で大願成就したキスマイ。11年のデビュー時には、前方メンバーの藤ヶ谷太輔、北山宏光、玉森裕太、後方メンバーの横尾渉、千賀健永、二階堂高嗣、宮田俊哉との間に圧倒的なメンバー格差があった。それもPRの素材となった。 解散したSMAPの元チーフマネージャーで、現在は香取慎吾、稲垣吾郎、草彅剛が所属する株式会社CULENの代表取締役・飯島三智さんがキスマイの担当になったことで、メディア露出が急増。SMAPとのバーターで、有名音楽番組やバラエティ番組に数多く出演した。 ジャニーズJr.歴が最も長いのは、藤ヶ谷。11歳(98年)でJr.の一員になって、7年後に前身グループであるKis-My-Ftを結成。以降は、“エビキス”の呼び名で長い間A.B.C-Zと競っていた。CDデビューにこぎ着けたのは、グループ結成からおよそ6年後。気付けば、下積み生活は13年になっていた。 群雄割拠のジャニーズの世界において、キスマイに助言を与えたのは、あの中居正広だ。 「後方の4人を『舞祭組』と命名。キスマイデビューの2年後(13年)にリリースした舞祭組の初シングル『棚からぼたもち』から3曲連続で中居はプロデュース、作詞を手掛けました。ダサく、面白く、精いっぱいでも失敗してしまう彼ら本来の持ち味をさらに伸ばすには、フロントメンバーが格好良くなくてはいけない。泥臭い舞祭組とイケメンの3人。『この両方の方向性がどんどん大きく離れていくことが、グループとしての幅につながる。だから、おまえらはカッコよくいろ』と、中居さんは藤ヶ谷さんにアドバイスを送っています」(アイドル誌のフリーライター) キスマイは岐路に立ったとき、いつも中居に助けられてきた。 デビュー後、キスマイが初めて7人そろって出演したバラエティ番組は、『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)の恒例料理コーナー「BISTRO SMAP」(2011年)。極度の緊張で全く話せなかった7人に中居は、「分かった。編集で切るから、しゃべりたいと思ったヤツは手を挙げろ。『藤ヶ谷』って言われたら、手を下ろして、2秒後にしゃべれ」と教え、映像上の編集起点や、7人が話しやすい雰囲気を作った。 キスマイはSMAPにとって最後の愛弟子。木村拓哉も藤ヶ谷をかわいがっており、プライベートも共にする。だが、中居の愛情のかけ方は、もはや先輩の枠を超えて親戚のおじさんさながら。5大ドームツアーに続いて、紅白初出場。そのサクセスストーリーは、SMAPも歩んだ道だ。 大みそかは、「ポストSMAP」と推してくれた中居の思いを胸に、NHKホールのステージに立つのだろう。(伊藤由華)
-
スポーツ 2019年12月30日 11時30分
「投手は故障寸前まで投げろ」? 張本勲氏、2019年下半期『炎上発言』
2019年も数回休みはあったものの、ほぼ毎週日曜日に出演し歯に衣着せぬ発言が物議を醸した『サンデーモーニング』(TBS系)「週刊御意見番」コーナーの張本勲氏。今回はそんな張本勲氏の2019年下半期「炎上発言」を振り返ってみたい。・2位もビリも一緒世界陸上男子4×100メートルリレーで、日本チームがアジア新記録で3位に入った様子を見た張本氏。関口宏から「優勝しないとあっぱれをあげない」と揶揄されると、「2位もビリも一緒」と笑った。 すると、視聴者から「頑張った選手に失礼だ」「3位に入ったことを称賛するべきだ」と批判が上がる。 さらに別日の放送でも、日本男子バレーボールチームがワールドカップで4位に入る健闘を見せたことに、「銅(メダル)になってほしかった」と悔しさをにじませ、「スポーツはもう、2位もビリも一緒だから」と持論を展開した。 この発言についても、「素直に称賛してほしい」と猛批判が上がり、炎上状態となった。・大船渡高校監督に「楽をさせるな」今年7月に行われた夏の全国高校野球選手権大会岩手県予選決勝で、大船渡高校のエース佐々木朗希投手が連投を避けるためなどの理由で、監督が試合に登板させず、敗戦した様子に、張本氏は不快感を露わに。 その上で、「アメリカの独立リーグにいたんですよ、監督は。だからアメリカ流に考えてるんですよ。アメリカは消耗品だと思ってるから。東洋人は投げて投げて力をつける。タイプが全然違う」と大船渡高校の監督をバッサリと斬る。 さらに怒りはヒートアップし、監督に対し、「将来を考えたら投げさせたほうがいい。苦しい時の投球を体で覚えて大成した投手がいくらでもいる。楽させちゃだめ」とまくし立てた。 この発言については賛同の声も多かったが、「時代錯誤だ」「判断を尊重するべきだ」と批判も多く、ダルビッシュ有投手ら複数のアスリートから反論されることになった。・投手は故障寸前まで投げろ育成枠で福岡ソフトバンクホークスに入団し、2019年シーズンにエースとなった千賀滉大投手を見た張本氏。「この人は育成でしょ。練習から這い上がったのですから。やっぱり倒れるぐらいまで練習しないと。故障する前ぐらいまで投げないとね、こんな良いピッチャーになれないんですよ」と「倒れるまでの投げ込み」を推奨する。 さらに、「素質があってね、大事にされ、楽にして、素質通りに伸びて大成して、何千万何億の選手になれると思いますか? なれませんよ」「3年後の稽古。(相撲取りがやっているように)3年後に強くなるためには、今足りるくらい練習しなきゃ」と、猛練習で身体を鍛えるべきだと話した。 こちらの論理についても、「古い」「時代錯誤」などの声と理解を示す声で賛否両論となったが、普段の好感度の低さもあってか、批判的な声が多かった。 今年はトレーニング理論について、「数をこなせ」「楽をさせるな」と持論を展開し、ダルビッシュ有投手らと舌戦になった張本氏。少々理論が古い感は否めないが、終始一貫した論理だけは、称賛に値するとの声もある。
-
スポーツ 2019年12月30日 06時30分
若手育成のジャガー横田の野望「私もまだまだ負けないから」
女子プロレスの“リビングレジェンド”ジャガー横田が最初に引退をしたのは1985年12月のこと。怪我が原因で当初行われるはずだったデビル雅美との女帝対決ができなくなってしまい“赤いベルト”WWWA世界シングル王座を返上し、現役引退を表明したのだ。 当時、所属していた全日本女子プロレスは25歳定年制を慣例としていただけに、ジャガーはファンに「まだできる」との強いイメージを与え、クラッシュ・ギャルズのブームが最高潮にある中、引退したのだ。その後、ジャガーはテレビ解説を務めながら全女にコーチとして残留。このときの主な教え子には、アジャ・ゴング、工藤めぐみ、下田美馬、井上京子らその後の女子プロレス界を背負って立ったメンバーが名を連ねている。 ライオネス飛鳥の1度目の引退試合で一夜限りの復帰を果たし、全盛期と変わらぬ動きを見せたジャガーの姿からは、現役生活の未練のようなものも感じられた。そんなジャガーが復帰を決めたのが、1994年11月に開催された全女初の東京ドーム大会への出場オファーだった。 そのまま全女の大会に出場し続けたが、さすがのジャガーもブランクが大きかったようで、教え子に敗れる場面も多々見受けられた。1995年には吉本興業が旗揚げした吉本女子プロレスJd'に旗揚げメンバー兼コーチとして参加。ここで、同じく復帰を果たしたライオネス飛鳥との激闘を通じて、ジャガーも飛鳥も全盛期を超える強さを発揮することになる。しかし、1998年12月に2度目の引退をした。 その後もスポット参戦という形で、全女をはじめ、GAEAにも参戦、復帰宣言なき復帰を果たした。ハッスル(リングネームはジャガーY)への参戦や、デビル雅美との女帝興行はヒット企画となった。2011年、教え子の井上京子が旗揚げしたワールド女子プロレスディアナに入団。2015年には「若手が育たない」ことを理由にヒールユニット、クライシスを結成。デビュー38周年にして初のヒール転向となった。 今年11月16日に開催したクライシス興行では、全4試合中、ジャガーは2試合目の登場。メインイベントはクライシスのメンバーで一番若い佐藤綾子に譲った。ジャガーは「この大会が決まったときから、今回は一番若い綾子にメインを任せようと思った。私はもうそういうこだわりはないし、クライシスを立ち上げたのも若い子を上に上げるのが目的だから」とその理由を明かしていた。この日、自身は弟子である藪下めぐみとタッグを組み、クライシスの闘い方に疑問を感じていたSareeeと、13歳のななみのタッグと対戦した。 「Sareeeはクライシスとの闘いで一番伸びた子。あの子はすごいですよ。もっと伸びますね。ななみはウチの息子と同い年で(苦笑)。私たちと闘うことで伸びてくれればいい」とこの試合を振り返った。またこの日は新人のマドレーヌがクライシス入りを志願し、クライシスのメンバーとエキシビジョンマッチ。不甲斐ない内容に、メンバーから厳しい言葉が出ていたが、ジャガーは「一緒に成長していこう」と手を差し伸べていた。 「私もヒールはまだまだですから、この子と一緒に成長していけばいい。私と組んで成長する子もいれば闘うことで成長する子もいる。去りたい子は去っていけばいい。でも!これだけは書いておいてほしい!私もまだまだ負けないから!私も止まるつもりはない。もちろんそれでも追い越されるかもしれないけど、私は負けるつもりはないので、そこはよろしくお願いします」 女子プロレス界最古参レスラーという肩書はジャガーには不適切かもしれない。椅子を振り上げるジャガーの姿にも違和感はなくなってきた。ジャガーの進化は野望がある限り止まらないのだ。(どら増田)
-
-
社会 2019年12月30日 06時00分
妻が約300万円浪費、夫がショックで自殺を図る 「妻は反省していない」の声も
夫婦であっても、相手が予想外の行動を取り、ショックを受けることはあるだろう。海外には、妻の予想外の行動を見て、自殺を図った人がいる。 中国・四川省に住む29歳の妻がオンラインショッピングで散財し、ショックを受けた29歳の夫が自殺しようとしたと、海外ニュースサイト『mothership』が11月13日に報じた。同記事によると、妻は中国の「独身者の日」にあたる11月11日、オンラインショップで鞄や衣服、高価な香水などを購入したという。独身者の日は、もともとは独身を祝う日であったが、近年は、中国国内では多くの店でセールが行われる日として定着している。妻が購入した合計金額は30万元(約467万円)だった。同記事によると、夫の月給は2万元(約31万円)だという。 妻から30万元の買い物をしたことを伝えられた夫はショックを受け、33階建てのアパートの屋上に行き、自殺しようとした。近所の人が、夫が自殺しようとしている現場を目撃し、警察に通報。警察が現場に駆けつけ、約30分後、夫は警察の説得によって自殺を断念した。 警察によると、妻はこれまでにも何度かオンラインショッピングで散財することがあったそうだ。妻は夫が自殺しようとした後、今後はオンラインショッピングをしないことを約束したという。 このニュースが世界に広がると、ネット上では「いくらなんでも30万元はやりすぎ。夫が正気じゃなくなるのも分かる」「確かに酷いけど、自殺をするほどのこと? 妻に注意して止めることはしなかったのか」「妻は反省せずこれからもオンラインショッピングをしそうな気がする」などの声が挙がっていた。 アメリカに本社を置く市場調査をする会社『IBISWorld』によると、中国のオンラインショッピングの市場は近年、急激に増加しており、2017年から2018年にかけて20.8%も利益が増えたそうだ。オンラインショッピング市場が飛躍を遂げたのは、実店舗で購入するより、オンラインショップの方が安く手に入れることができる物が多いからだという。 また、中国のビジネス情報を扱うサイト『Marketing China』によると、特に独身者の日である11月11日は、世界で最も大きなオンラインショッピングイベントであり、2018年は、中国国内のオンラインショッピングの売り上げが310億ドル(約3兆4000億円)だったという。独身者の日の1日の売り上げが店の2か月分に匹敵することも珍しくない。独身者の日は、実店舗もセールをするが、オンラインショッピングほどの利益は見込めないそうだ。 中国に住む1000人を対象にした2015年の調査では、独身の日の1人当たりの出費額は平均1761元(約2万7000円)だったと、海外ニュースサイト『The Telegraph』が伝えている。なお、国際ニュースを配信する『AFPBB News』の2018年10月17日の記事によると、2018年の中国人の全国平均月収は7847元(約12万円)だという。 オンラインショッピングは家にいながら買い物ができて便利だが、予想以上に買いすぎてしまうこともあるだろう。オンラインショッピングを利用する際は気を付ける必要がありそうだ。記事内の引用についてMan in China so dismayed wife spent over S$58,000 on 11.11 sale he tried to kill himself(mothership)よりhttps://mothership.sg/2019/11/news-china-11-11-sale-man-tries-kills-himself/Online Shopping Industry in China - Market Research Report(IBISWorld)よりhttps://www.ibisworld.com/china/market-research-reports/online-shopping-industry/IN CHINA A BIG FIGHT IS COMING ON THE ONLINE SHOPPING WORLD!(Marketing China)よりhttps://www.marketingtochina.com/in-china-a-big-fight-is-coming-on-the-online-shopping-world/What is China's Singles' Day and how does it compare to Black Friday?(The Telegraph)よりhttps://www.telegraph.co.uk/black-friday/0/what-is-chinas-singles-day-and-how-does-it-compare-to-black-frid/中国・9都市の平均給与、13万円超 北京、広州など(AFPBB News)よりhttps://www.afpbb.com/articles/-/3192926
-
社会 2019年12月30日 06時00分
田中角栄「怒涛の戦後史」(15)元首相・中曽根康弘(中)
田中角栄と同期、昭和22(1947)年4月の戦後第2回目の総選挙で初当選した中曽根康弘は、一貫して政界山脈の頂上、首相の座を目指した人物であった。 一方の田中が、戦後復興のための道路、住宅などの法律整備(議員立法)に汗をかく中で、中曽根はあらゆるパフォーマンスのチャンスを見逃さず、国会内外、国民の耳目を集めることに大きなエネルギーをつぎ込んだのであった。 陣笠議員の頃は「日の丸愛国運動」なるものをブチ上げ、新聞には「首相公選論」の推進を投書するといった具合で、この手のパフォーマンスは数えきれず、すべからく自ら首相への“近道”を模索したものにほかならなかった。 戦後の歴代首相のうち、こうしたパフォーマンスの年季の入り方はダントツで、訪米した折に、当時のブッシュ大統領の前でロックギターを弾くマネをしてみせ、米国内から失笑を買った小泉純一郎元首相などと比べれば、“大人と子ども”の違いがあった。 派手なパフォーマンス全開の一方、その“風見鶏”ぶりもまことに機を見るに敏で、こちらも全開、常に時の権力の行方に目をこらすのだった。ために、どういう立ち位置をとったら得策か、小派閥を率いながら、以下のような目まぐるしい「政界遊弋史」を刻んだものであった。 もともと中曽根の自民党での親分は、農林大臣などを歴任した実力者の河野一郎(現・防衛大臣の河野太郎の祖父)率いる河野派だったが、河野の急逝を機に河野派の大半を糾合して中曽根派を旗揚げした。 時に、佐藤栄作政権が発足した直後は、中曽根いわく「河野先生の佐藤批判を私も貫く」としていたが、次第に「反佐藤」ゆえの冷や飯期間の長さにシビレが切れたか、その第2次内閣では、運輸大臣のニンジンをぶら下げられて飛びついてしまった。 中曽根派内からは「変節ではないか」と不満の声が多数出たが、ここで中曽根いわく「犬の遠吠えでは効果がない。刀の切っ先が相手に届く必要がある。佐藤さんのために入閣するのではなく、政治家として国家国民のために働くためである」とした。 しかし、派内の不満は収まらずの中、佐藤首相は政権基盤を固めるため、なお中曽根の懐柔策に出た。第3次内閣で防衛庁長官ポストを提示すると、もとより中曽根は拒むことはなかったのだった。 こうした中で、かつての佐藤批判はどこ吹く風、中曽根の党内外に向けての弁は相変わらずソツがなく、「私は沖縄(返還)問題が解決するまでは佐藤総理を守る」と“宣言”した。すると、これがまたいたく佐藤を喜ばせ、次の改造人事ではついに党三役の一角、総務会長のイスを手に入れることにつながった。この閣僚ポスト2回を経験し、党三役の一角も占めたことで、中曽根のうかがう先には、ぼんやりながら「首相」の2文字が見えだしたようだった。★「実力者は皆“風見鶏”」 しかし、中曽根の「政界遊弋史」は、なおも続いた。佐藤が退陣、そのあとを田中角栄と福田赳夫が争う熾烈な「角福総裁選」が勃発すると、群馬出身の中曽根は、当初、同郷の福田を担ぐとみられていた。ところが、最後は自らの総裁選立候補も取りやめ、田中の支援に回ってしまった。 この“論功行賞”もあり、田中は第1次、第2次内閣を通じて中曽根を通産大臣、自民党幹事長として優遇した。これはまさに、政権基盤の強化を狙っての“抱き込み”を図った格好だった。 だが、中曽根“風見鶏”は、常に全開である。田中が退陣、その後、三木武夫、福田赳夫を経て、田中の「盟友」大平正芳が政権を獲得したが、総選挙で敗北すると党内で「辞めろ」コールの責任論が噴出した。中曽根はこれに同調して、当初は「大平おろし」の声を挙げたが、途中から、動きは「大平支持」に変わったのだった。 反主流かと思えば、いつの間にか主流派の地位を占め、この「大平支持」が決め手となり、中曽根は「闇将軍」田中から一応の“お墨付き”を得た。 こうした類いまれなパフォーマンス、政界の“風見鶏”ぶりがいよいよ実を結ぶことになったのは、昭和57年11月の自民党総裁選であった。ここで最大派閥である田中派の支援を受け、ついに政権の座に就くことができた。もとより、田中が自らの影響力を残せる政権としての支持にほかならなかったが、中曽根にとっては、一貫して首相の座を目指しての政界入りから、35年で得た戴冠であった。 中曽根のこうした源義経も顔負けの「八艘跳び」について、政権当時の中曽根派幹部の一人は、このような“助け舟”を出していたものである。「ジャーナリズムをはじめ、中曽根さんのことをよく“風見鶏”と揶揄するが、これは抜群のバランス感覚と見ることもできる。まあ、天下を取るためには、田中角栄、三木武夫、福田赳夫、大平正芳、鈴木善幸といった中曽根さんまでの数代の総理も、誰もが“風見鶏”だったのではなかったか。天下は、そうでなければ取れんということだ」 しかし、田中角栄はそうした中曽根に対し、「良質の株ではあるが、上場株にあらず」と田中特有の言い回しで、厳しい眼差しを持ち続けていたのだった。(本文中敬称略/この項つづく)***********************************************【著者】=早大卒。永田町取材49年のベテラン政治評論家。抜群の政局・選挙分析で定評がある。著書に『愛蔵版 角栄一代』(セブン&アイ出版)、『高度経済成長に挑んだ男たち』(ビジネス社)、『21世紀リーダー候補の真贋』(読売新聞社)など多数。
-
-
芸能 2019年12月29日 23時30分
「良き戦友の気持ち」乃木坂、欅坂、日向坂が『シンクロニシティ』で共演 キャプテン秋元「団結力を見せたい」
29日『第70回NHK紅白歌合戦』の二日目の音合わせ後に、「坂道グループ」の乃木坂46、欅坂46、日向坂46の各メンバーが、乃木坂の代表曲「シンクロニシティ」を合同で披露することに対し、それぞれの胸の内を明かした。 まず5回目の紅白出場となる乃木坂46のキャプテン・秋元真夏は「キャプテンになってからみんなをまとめる意識が強くなった。過去4回よりも緊張感が高まっている」との心境を明かし、3グループ共演に関しては「坂道グループを知ってもらえたら、より個々のグループも(世間に)広まる」と相乗効果を期待。「良き戦友の気持ちで、3グループの団結力を見せたい」と意気込んだ。白石麻衣も「お祭りのようにシンクロできたら」と曲名にちなんだコメントを残した。 続いて初出場となる日向坂46のキャプテン・佐々木久美は、フォトセッションでのフラッシュに「人生一番の光量」と驚き「NHKホールは何度か出させて貰ってますが、雰囲気が違って緊張しました」と笑顔で振り返った。グループ共演には「シンクロニシティはメンバーも大好きな曲。この時間を噛みしめながら坂道グループの名に恥じないように盛り上げたい」と決意表明し、齊藤京子は「少しでも迷惑をかけないように」と初々しく語った。 ラストに登場したのは、4回目の出場となる欅坂46のキャプテン・菅井友香は「2019年は2期生も加わり、パワーアップした一年。精一杯やりたい」と気合を入れた。共演についても「乃木坂さんのおかげで私たちは誕生できた尊敬する先輩。日向坂の頑張っている姿にも力をもらっている。(坂道グループとして)真ん中の立場から力になれるように」と決意。2期生の松田里奈も「先輩たちの積み重ねがあってのことで、同じステージに立てることがうれしい」と声を弾ませた。 本番では3グループに加え、司会でもある内村光良も参加しパフォーマンスを披露する。年の瀬にどんなステージになるのか、いまから待ち遠しい。取材・文・写真 萩原孝弘
-
芸能 2019年12月29日 23時10分
石川さゆり、親交のあるイチロー氏との共通点を語る 今年の紅白は「新しい時代」をテーマに名曲を披露
29日、東京都渋谷のNHKホールにて大みそかに放送される『第70回紅白歌合戦』のリハーサルが行われ、演歌歌手の石川さゆりが囲み取材に応じた。 初出場となった第28回(1977年)から数えて、今回が42回目の出場(36年連続)となる石川。令和初の開催となる今回の紅白では、自身の代表曲であり初出場の際にも歌った曲である『津軽海峡・冬景色』を、オーケストラアレンジで披露することとなっている。 報道陣から今年のテーマについて聞かれた石川は、「今年は令和という新しい時代が始まったので、『新しい時代の夜明け・出発』。そういうものをNHKの皆さんと一緒に作ってみたいなと思いました」とテーマについて説明。 また、昭和、平成、令和と3つの年号をまたいで紅白に出場する点については、「10代、20代、30代…と今まで過ごしてきた(出場してきた)ので、本当に1年の歌い納め、新しい年の迎え方として毎年過ごさせていただいてます」と振り返った一方、「決して当たり前ではない、今ある幸せが明日続くというのは何の保証もないですから、一つずつ心を込めて務めさせていただきたい」と言葉を嚙み締めていた。 囲み取材の後半、石川は自身と親交が深い元プロ野球選手のイチロー氏(今年3月引退)にも言及。「彼のスポーツマンとしての生き方も考え方もとてもかっこいい」と述べた上で、「野球をどこまで追求できるかということをやりながら、子供たちのこともみていきたいっておっしゃっていたので素敵だなと思います」と称賛した。 続けて、道を極めている人物同士で共感できる部分はあるのかいう質問に対し、「(お互いに)よく話すことは、『極めるっていうことは無いんだな』っていう(こと)。『次にまだ何かがあるんじゃないか』ということを探し続けること、それが大事なことだと思います」と答えていた。 「第70回NHK紅白歌合戦」は、31日19時15分よりNHK総合テレビ、BS4K、BS8K、ラジオ第一にて放送される。
-
ミステリー 2019年12月29日 23時00分
牛の体に人間の顔、くだんは不吉の前兆なのか?
人面で身体が牛の妖怪「件(くだん)」から飢饉や戦争、大地震の予言を聞いたり、顔が牛で身体が人間という妖怪「牛女」を目撃したという話は多い。どうやら、我々日本人は天災や紛争の直前に、牛の妖怪を幻視する傾向があるようだ。このような話は近年も報告されている。友人のK君から聞いた話だが、阪神大震災のときも救出活動に当たっていた自衛隊員が、崩壊した街中にたたずむ「件」を目撃したと言われている。 東日本大震災も例外ではない。八戸在住のSさんから投稿された目撃談を紹介してみよう。震災から2日目の朝6時頃、どうやら八戸市に食料やガソリンを運ぶ久慈市からの道路が地震で寸断されていることに気付いた。ガソリンが枯渇するのを心配し、Sさんは近所のガソリンスタンドの様子を見に行くことにしたという。 案の定、歩道には灯油を求める人たちの列があり、スタンド前の左車線にも50メートルほどの車列ができていた。このことを家族に伝え、至急、灯油やガソリンを確保せねばと雪が降る中、トボトボと家に向かって歩いていた。すると40メートルほど前方から誰かが歩いてくることに気が付いた。30メートルほどの距離に接近すると、黒い和服を着ている女性だと気付いた。 「スナックのママさんかな?地震で散らかった店の片付けにでも行くのだろうか」 Sさんはそう思った。少しずつ近付いてくるのだが、妙な違和感に気付いた。女性は丸髷(まげ)を結っているのだが、そこから下の部分が妙に大きい。黒い着物の裾には緑の蔦の刺しゅうがあるが、違和感がある。さらに接近し、Sさんは悲鳴を上げそうになった。 「コイツ、目、鼻、口がない」 コイツ、ムジナか?と一瞬思ったが、横を通り過ぎる時に気が付いた。右目は頭部の真横にあったのだ。そう、妖怪「牛女」であったのだ。 なんとも不気味な話だが、なぜ人は「くだん」のような牛の妖怪を天災の前に見てしまうのだろうか。これは筆者の推論だが、牛は妊娠中にストレスを感じると流産したり、奇形の子牛を産むことがあるというのだ。つまり、人間には感じられない地震の初期微動を感知し続けた母牛が奇形を産んだ後、地震が起きるといった事例が複数回あったのではないか。 また、飢饉に至る前段階の栄養不足状態や、戦争前の人間たちがかもし出す緊張感の中に置かれた母牛が奇形の子牛を産み、その後飢饉や戦争に突入する…。このような事例の積み重ねから、生まれたのが「くだん」伝説だったのではないだろうか。(山口敏太郎)
-
その他 2019年12月29日 23時00分
東京屈指の自殺スポット「高島平団地」
1972(昭和47)年に入居が始まった高島平団地は、都営三田線・高島平駅を降りてすぐ目の前にある。当時、最新の建築技術を用いて造られたことで団地の高層化が可能になり、完成時には都心に最も近い高層団地として、入居希望者が殺到した。また、都心へのアクセスも良く、水道橋、神保町、大手町、日比谷といった駅には直通で行け、池袋にも20分台で行ける便利さは特筆すべき点である。そのため、一時期ほどの人気は失われたが現在も入居者が多く、駅とマンモス団地周辺には店舗もあって買い物客で賑わっていた。 そんな羨望の対象だった高島平団地だが、人気に水を差す出来事が起こる。77年に親子3人が団地から投身自殺をして、それ以来「自殺の名所」と呼ばれるようになったのだ。当時としてはまだ珍しかった高層ビルであることが裏目に出てしまったのだろう。 この出来事に影響を受けたのか、その後、高島平団地では自殺する者が続出。わずか3年の間に133人を超える人が高所から身を投げた。単純計算すると、8日で1人が亡くなっていることになる。 これを受けて、高島平団地では3階より上の共有部分に鉄格子が付くようになった。鳥や花などのデザインをあしらってはいるものの、その様はどう見ても異様であり、刑務所にでも入っているかのような気分にさせる。しかし、その後も住民同士による傷害事件や、投身以外に首吊り自殺なども発生したようで、いつしかここは東京でも屈指の「心霊スポット」に数えられるまでになってしまったのだ…。「当初は若い家族も多くて、賑やかだったけど、みんな年を取ってしまったね。最近は、価格の安さからか、外国人が増えて雰囲気も変わってしまって、昔が恋しいよ」 団地前広場のベンチに腰掛けていた、72年頃から住んでいるというお年寄りの女性は、それでも往時を懐かしむのだった。
-
-
社会 2019年12月29日 22時30分
彼女の「戦後」は終わっていなかった!73歳の老女の8000万円詐欺事件【背筋も凍る!女の事件簿】
1945年の終戦後、国による物価を統制の中、非合法的に設けられた独自の国民による市場「闇市(ヤミ市)」。俗にブラックマーケットとも呼ばれる闇市は、東京だけではなく地方都市でも多く展開されており、独自の経済を築いてきたという。 今回ご紹介するのは、現在20万人以上もの人口が住む青森県の都市部、八戸市で発生した「女の事件」をご紹介したい。 1987年(昭和62年)11月5日、青森県警八戸署は同市に住む73歳の老女を詐欺の疑いで逮捕した。調べによると、この老女は1982年から逮捕される5年間の間に、近所の主婦を中心に8000万円余りをだまし取った疑いが持たれているという。 この老婆は身よりもない無職であり、一見どこにでもいる老婆であったという。ではいったい、何故老い先短いこの老女が8000万円もの大金を複数人からだまし取れたのであろうか。 その理由は、戦後の闇市であったという。 青森県青森市は、第二次世界大戦の影響で市内の建物のほとんどが焼けてしまったという。そんな青森市を立て直したのが闇市であった。元来、青森県は農業が盛んで、闇市の中心は戦前まで青果店などの個人商店を営んでいた生粋の商売人が切り盛りしていたという。経済が回った結果、青森県内は復興が早く、早期の立て直しが可能だったとされる。 老女が利用したのはこの闇市だった。彼女は近所の金持ちの主婦を集め、「私には闇市で稼いだ隠し預金31億円がある」「あくまで隠し預金なので引き落とすことができない。しばらくの間、生活費を貸してほしい」と懇願したという。 戦後闇市の旺盛をわずかながら知っている主婦や個人事業主たちは、老女の話を信じ切ってしまい計8000万円を融資。しかし、この老女にはもちろん隠し財産など存在せず、金を返す充てなど一切なく、青森県内から逃亡しよう目論んでいたという。 戦争から40年以上が経過した昭和62年。一部地域ではまだまだ戦争の影は色濃く残っていたのである。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
-
その他
【コンピューターゲームの20世紀 68】今では絶対に再現できない要素にあふれている『ごんべえのあいむそ〜り〜』
2016年07月10日 12時00分
-
アイドル
「第2次アイドル戦国時代」突入の予感
2016年07月10日 12時00分
-
芸能
自らのスキャンダルで培った指原莉乃の人心掌握術
2016年07月10日 12時00分
-
芸能
杉浦友紀 リオ五輪 “ロケット爆乳指令”でアナの金メダルは確実
2016年07月09日 19時00分
-
アイドル
七夕にアイドルカレッジが浴衣姿で登場! VRサイトでは超至近距離で会える!?
2016年07月09日 17時45分
-
芸能
佐藤二朗 ゲームの答えを見てしまい進行がストップするアクシデントが発生
2016年07月09日 17時31分
-
レジャー
七夕賞(GIII、福島芝2000メートル、10日)藤川京子のクロスカウンター予想!
2016年07月09日 17時10分
-
アイドル
【帰ってきたアイドル親衛隊】中学生の自分に握手を求めてきた羽賀研二と『笑っていいとも!特大号』で初共演することに!
2016年07月09日 17時00分
-
レジャー
ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜(7月10日)七夕賞(GIII)他2鞍
2016年07月09日 17時00分
-
レジャー
橋本千春の勝馬ピックアップ!(7/10)七夕賞、他
2016年07月09日 16時46分
-
芸能
週刊裏読み芸能ニュース 7月2日から7月8日
2016年07月09日 16時35分
-
芸能
2つの熱愛報道からわかるジャニーズタレントの格差
2016年07月09日 16時24分
-
社会
起き上がれないほどの激痛! ぎっくり腰の症状と予防法
2016年07月09日 16時16分
-
ミステリー
宇宙人が地球侵略にやってきた? イタリア空軍 VS UFO軍団
2016年07月09日 16時14分
-
芸能
NHK「ワールドスポーツMLB」MCの深津瑠美アナが、西武・菊池雄星と電撃結婚!
2016年07月09日 16時06分
-
レジャー
ドキドキスポット大全(17)〜ジョギングイベントの楽しみ方〜
2016年07月09日 16時00分
-
スポーツ
ゴルフ 石川航は兄・遼以上の天才! 東京五輪は兄弟で挑戦
2016年07月09日 16時00分
-
芸能
生放送で“暴走トーク”を繰り広げた矢口真里
2016年07月09日 15時34分
-
その他
【不朽の名作】宮崎駿作品の中では一番面白いかも? 「紅の豚」
2016年07月09日 15時15分
特集
-
岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
-
野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
-
-
豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
-
宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
-
元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分