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芸能 2018年11月12日 12時10分
突然休養発表の水道橋博士 公式メルマガで担当による休養の理由と著名人からのメッセージ
浅草キッドの水道橋博士が11月9日に芸能活動の休養を発表した。復帰時期は未定である。さらに、博士の相方である玉袋筋太郎のオフィス北野退社も発表された。 11月10日に発行された博士が編集長を務めるメールマガジン『メルマ旬報173号』では、博士からの直接のメッセージはなかった。ただ、スタッフから、博士の休養は主治医の判断による「ドクターストップ」であったと報告されている。さらに同号では、NONA REEVESの西寺郷太氏、書評家の杉江松恋氏らが博士をおもんぱかった。博士の休養が正式に発表されたのは9日で、メルマガの発行日は翌日10日であるから、まさに超特急の入稿である。ネットメディアの速報性が生かされた形だろう。 『水道橋博士のメルマ旬報』は2012年に創刊されたメールマガジンであり、月3回、10万字ほどの圧倒的な分量が配信される。中でも、博士の日録である「博士の異常な日常」は毎回3万字近い分量を占めていた。その日の出来事が写真入りで紹介されるほか、気になったネット記事とツイートの備忘録、主要ニュースのメモが連なる、博士の脳内がうかがい知れるコンテンツである。ただ、持病の腰痛などに関する記述はあるものの、精神的な疲労に関する内容はほとんど見られなかった。やはり、そうした部分はプロとして表に出さなかったのかもしれない。 ここ数か月は日記の分量が減っており、今にして見れば博士の体調に何らかの変化があったものと見られる。 メルマガは今後も発行継続が宣言されている。しばらく後に、博士からの何らかのメッセージは聞けるだろう。今はゆっくりと静養してもらいたい。
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社会 2018年11月12日 12時00分
恐怖の“負の食物連鎖”微小プラスチックが人糞から検出
ヒトから魚介類へ、魚介類から人間へ…恐怖の“負の食物連鎖”が始まった。日本の周辺海域を漂う海洋プラスチックは、北太平洋の16倍、世界の海の27倍と多く、マイクロプラスチック(以下MP=微小なプラスチック片)のホットスポットだと言われている。MPはいったん海に流出すると、魚介類の体に取り込まれる。それらの魚や貝類を日常、人が口にしている。これが、ついに人間の便からも検出された。いま、MPが、重大な環境汚染として世界的に社会問題になっている。 「MPは大きさ5ミリ以下の微小片で、海に流れ出たプラスチックごみが紫外線や波の力で細かく砕けたものや、プラ製品の原料となる『レジンペレット』、歯磨き粉や洗顔料にスクラブ(研磨剤)として含まれる小さな粒の『マイクロビーズ』などがあります」(サイエンスライター) 流木や海藻なら、微生物などの働きでやがては分解され、二酸化炭素や水などに戻るが、プラスチックはいくら小さくなっても消滅することはない。 「オーストリア環境庁とウィーン医科大の研究で判明しました。日本やイタリアなど8カ国の33〜65歳の男女の便を調べたところ、全員の便に0・05〜0.5ミリメートルの大きさのMPが入っていた。平均で便10グラム当たり20個のMPが見つかったそうです」(同) 健康への影響については現時点では不明だが、MPにPCBやダイオキシンなどの有害物質が付着し、人間の体内に取り込まれると大問題。山梨大医学部名誉教授の田村康二氏が言う。 「異物が体内に入ると危険です。プラスチック片については立証されていないが、便から出たということは、それ以上のものを摂取しているかもしれない。身近な生活環境を見てみると、スーパーのレジ袋が問題になるが、レジ袋を使っているのは日本くらいのものです」 前述したように、ごみとして捨てられたレジ袋やペットボトル、ストローなどが海に流れ出て細かくなり、それを魚が餌と一緒に取り込んで、人間がその魚を食する──最悪の“負の食物連鎖”が、ミクロの世界で進行しているのである。 最新の研究では、世界の食卓塩の9割以上にMPが混入しており、アジアの汚染が最も深刻だという。沈黙を守っていた大自然が、目に見えぬMPを介して人類に牙を剥いてきた。
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芸能 2018年11月12日 12時00分
張本氏、「やけ酒」発言に広島愛あふれる 逆転されたサンフレッチェに“喝”入れず
11日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、サッカーJ1リーグの優勝を逃したサンフレッチェ広島に対し、張本勲氏が嘆きのコメントを行った。 J1は10日の試合に首位・フロンターレ川崎が負けたものの、2位のサンフレッチェ広島が敗れたため、フロンターレが2年連続の優勝。その様子を見た張本氏は「あっぱれですね、小さい声で。負けゲームだから」と祝福する。 そして、関口宏から「張さん、僕は喝が入るかなと。もう入れない?」と話し、前半から中盤にかけて首位をキープし、一時2位に最大勝ち点差13をつけながら逆転されしまったサンフレッチェについて、順位の推移が描かれたフリップを見ながら話を向ける。 すると、張本氏は「3回も喝を入れたか広島。何をやってるのかね」と嘆き節。関口から「ずーっと広島ですよ。間違いないねと言ってたら、ここからひっくり返っちゃった」とコメントが入ると、張本氏は「愚痴を言えばね、理由は何個かあるんですよ。選手が出たり入ったりするしね、疲れもあるし。それを考えてね、来季は巻き返してもらいたいわね」と珍しくサンフレッチェにエールを送る。 ここで、またも関口が「でもなあ、これをひっくり返されるっていうのは…」とフリップを見て改めて驚くと、張本氏は「だから、広島カープは負けるわ、このサッカーは負けるわでね、踏んだり蹴ったり私は。今、賀茂鶴(広島の日本酒)をグイ飲みしていますよ」 とやけ酒を飲んでいることを明かした。一時は番組内で「野球は広島カープ、サッカーはサンフレッチェ広島で決まり」と大見得を切った張本氏だが、残念ながら目論見が外れてしまったようだ。 この思わぬ「やけ酒」発言に、いつもは張本氏に厳しい評価を与える視聴者も「ちょっと同情した」「広島を愛しているのはわかる」「広島をPRしてくれて嬉しい」など、好意的な声を上げる。ただし、「お前が『決まり』とか言うからこうなった」「サッカーのことはコメントしないでほしい」と、厳しい声も出た。 残念ながら日本一になることができなかった広島カープとサンフレッチェ広島。力のあるチームであることは間違いないだけに、来季の奮起に期待したい。
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芸能 2018年11月12日 11時50分
「未成年から成人へ」平祐奈、20歳の抱負語る
ネイルを愛する著名人からその年最も輝いている人に贈られる「ネイルクイーン2018」の授賞式が11日、都内で行われ、同賞の協会新人賞を女優の平祐奈が受賞した。協会特別功労賞はピーターが、グランプリには大地真央が輝き、それぞれ壇上で受賞の喜びを語った。 新人賞の平は翌日20歳の誕生日を迎えることから、「10代最後の日に、女性なら誰もが憧れるこういう賞をいただけて嬉しいです」と感慨深げ。SNS等で自身のネイルを発信し、話題を呼んだことが受賞の理由となったが、「いつも映画の公開時期に合わせて色やモチーフを合わせたり、クリスマスはクリスマツリーを意識したり、ネイリストさんに相談したりして決めています。ネイルは女性の特権。すごく華やかな気持ちになります」とその魅力を熱弁。 「大学に通っているんですけど、爪を見るだけで頑張ろうってモチベーションも上がりますし、いつも華やかな気持ちにしてもらっています。20歳になるので、今後は凛とした素敵な女性になりたい」としみじみ。この日のネイルには「未成年から成人へ」というタイトルをつけ、「大人としてダークな色味を使ってみたり、これからどんどん大人のネイルに挑戦できたら」と話した。 ピーターは今回で3回目の受賞で同賞の殿堂入りも果たし、「こちらの会場も3回目。最初は大きいところで迷子になったんですけど、今日はスーッと来れました。4回目はないのでこれを棺桶に入れて」と照れ笑いでスピーチ。「50周年、ピーターという芸名を今年で封印しますので、来年一年休みますけど、池畑慎之介として今後は役者として頑張っていきたい」と意気込みも。 グランプリは大地真央。和装で登場すると、「今回2度目の受賞。このようなグランプリをいただけてとっても光栄です」と嬉しそうにコメント。自分でもデザインを考えるほどネイルが好きだといい、「プライベートの時は自由に、旅行に出かけるときは旅行先のイメージをネイルに入れたりしてやっております。舞台では派手なネイルはできないので、プライベートで思いっきり楽しんでおります」と述べてにっこり。 「ネイル歴だけは長いんです。30年以上前からやっておりまして、身だしなみの一つと考えております。わたしの亡くなった母が、歳を重ねると指先だけでもきれいにしたいと桜色のマニキュアを塗っていたんです。その影響もあって、ネイルだけはきれいにしようと思って続けてきました。老若男女みなさんがそれぞれの楽しみ方でネイルを楽しんで、指先のおしゃれをしていただけたら」と会場のファンに呼びかけていた。(取材・文:名鹿祥史)
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社会 2018年11月12日 07時00分
森永卓郎の「経済“千夜一夜"物語」 ★消費税は上がらない?
先週の本稿で私は、「政府は10月15日に臨時閣議を開き、来年10月からの消費税率の引き上げを予定通り実施することを決めた」と書いた。しかし、それは間違いだった。閣議で決めたのは、消費増税後の景気が落ち込まないよう対策を採ることで、メディアが報じたような消費増税そのものではなかったのだ。冷静に考えれば、来年10月の増税は法律に定められており、わざわざ閣議で決定する必要などまったくない。 実際、閣議後に安倍総理は記者会見をせず、会見を行った菅官房長官も、「リーマンショック級の経済変動がなければ実施するというのは過去の答弁通り」、「最終的な決断は、状況を見ながら判断する」と、むしろ消費税増税が決定事項ではないことを強調した。 それでは、なぜ多くのメディアが「消費増税決定」と報じたのか。そこには、財務省得意のメディア・コントロールがあったとみられる。そしてそれは、実にうまく機能した。 閣議の直後から、私のところにも、週刊誌などから取材依頼が殺到した。その多くが、「消費増税前に、買いだめしておくとよいものは何ですか」というものだった。念のため触れておくと、買いだめしてよいのは、定期券とタバコくらいしかない。食料品は、税率が据え置きだし、自動車や住宅は、増税後に減税拡充が行われる予定だ。また、消費増税で日本経済がデフレに戻ってしまう可能性が高いので、余計なものを買うと、かえって損をする。ただ、こうした増税対策をメディアが騒げば騒ぐほど、消費税の増税が既成事実化してしまう。財務省の狙いは、まさにそこにあったのではないだろうか。 ただ、私はまだ、安倍総理が消費増税の延期に出る可能性のほうが高いと考えている。もちろん、その理由は、来年夏の参議院選挙だ。立憲民主、共産、社民、自由の4党に加え、国民民主、日本維新の会も、今回の消費増税に反対の態度を明らかにしている。「消費増税凍結」で野党一致の共闘態勢が取られれば、野党に風が吹き、安倍政権は追い詰められてしまう。それを打ち破ろうと思ったら、自民党も「増税延期」を言わざるを得なくなるのだ。 これは、私だけが言っているのではない。立憲民主党の枝野代表は、10月15日夕方の記者会見で、「参院選挙の直前にやっぱり上げないと言い出すのではないかという見方がある」として、安倍総理の三度目の消費税引き上げ延期の可能性を示唆した。さらに野田佳彦前総理も20日のよみうりテレビの番組で「二度あることは三度ある」と、再延期が行われる見通しを述べている。 しかし、それはひどい話だ。軽減税率の導入となれば、情報システムの更新をはじめ、様々な準備を大きなコストをかけて行わなければならない。それで、増税凍結ということになれば、それらの投資がすべて無駄になってしまうからだ。 もしかすると、今回の騒動は、「軽減税率つぶし」なのかもしれない。これから、準備が本格化するなかで、いかに軽減税率が煩雑で、負担の大きなものであるのかが、国民に浸透していくからだ。いずれにせよ、いま国民にとって一番望ましい対策は、参議院選挙までは、消費税対応の動きを一切しないことだろう。
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社会 2018年11月12日 06時00分
うまく“怒る”テクニックとは? ビジネスで使える、話題の"アンガーマネジメント"
最近、企業の研修で盛んに取り入れられ、学ばれている“アンガーマネジメント“。ぱっと思い浮かべるイメージは「怒らないようにする方法」では無かろうか。しかし、そうではない。実は「怒る必要性がある場合は怒っていい」、これが正しい内容だ。 怒りは人、いや動物も持っている感情。無くせるものではない。なので、上手に付き合っていくしかないのである。怒ることで損をしないように、また、後悔しないように出来るようになることを目的に、今学ぶ人が増えている。 アンガーマネジメントには核となる3つの要素があるという。まずは人間の脳の作りの面からアプローチ。人は怒りを感じてから長くても6秒間ガマンする事が出来ると、ピークを超えて冷静さを徐々に取り戻す事が出来る。これはアドレナリンが出る時間が約6秒と言われてるからだという。数を数えたり、目を閉じたり、自分なりの方法でなんとか6秒やり過ごす。突発的に物を投げたり、いきなり殴りかかってしまうタイプの人は、是非とも頭に入れておきたい。 次の要素としては、人は理想と現実のギャップに怒りを覚えること。つまり怒りっぽい人は、他人に対しての期待度が高い傾向にあるのだ。「こんなことも出来ないのか」と怒られても、“こんなこと”の定義は人それぞれ。まず、期待度を下げて接する癖をつけると良いとのことだ。 最後の要素は、自分の怒りの要素の中で、コントロール出来ない事があるかどうかをピックアップすること。生活圏で全く関係なく、更にコントロール出来ない案件に本気で怒っていたら身が持たない。いろいろな事に関心を持つのは大切だが、変えられない事をある程度受け流すテクニックが必要だろう。 以上のような内容が、ビジネスマンの「アンガーマネジメント」で教えられている。これらを駆使して行けば、後悔する怒り方を少なくすることはできるだろう。ある程度冷静さを保っての怒りであれば、その対象も納得ができることも多くなる。世代格差はどの企業でもあるが、ワールドワイド企業や、外国人労働者を受け入れている企業など、多様化する環境の中では、特にコミュニケーション能力が問われることとなる。“キレる大人”はどんな社会でも相手にされない。社内で人望もなく後ろ指を差される“ダメ社員”にならぬように、「上手に怒るテクニック」は自分の身を助ける有益なツールとなる。文 / 萩原 孝弘
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社会 2018年11月12日 06時00分
田中角栄「名勝負物語」 第二番 福田赳夫(8)
「アニ(新潟のお国言葉で跡取り息子をこう呼んだ)に注文なんて、ございませんよ。人さまに迷惑をかけちゃならねぇ。この気持ちだけだな。これだけありゃ、世の中、しくじりはござんせん。他人の迷惑は関係ねぇです。働いて、働いて、精一杯やって、それでダメなら帰ってくればええ、おらは待っとるだ。 総理大臣がなんぼ偉かろうが、そんなこと関係しません。人の恩も忘れちゃならねぇ。はい、苦あれば楽あり、楽あれば苦あり、政治家なんて、喜んでくれる人が七分なら、怒っている人も三分はある。それを我慢しなきゃ。人間、棺オケに入るまで、いい気になっちゃいけねえだ」(『文藝春秋』昭和47年9月号=要約) 平素から、「人間は“引き際”が肝心だ」と口にしていた田中角栄の母・フメは、田中が世論から大歓迎で迎えられた首相就任直後、インタビューにこう答えた。貧しい子供の頃から、田畑仕事で一家を支えた母のうしろ姿を見て育った人一倍、母親想いの田中ゆえ、「角栄よ、デカいことをいうでねぇ」と題したこの記事を読み、子を思う母を浮かべて人知れず号泣したことは容易に想像できる。 それからわずか2年ほどで金脈・女性問題をキッカケとしての首相退陣、さらに続くロッキード事件の表面化でズタズタになった田中は、とりわけ後者を「潔白」としてその汚辱を晴らしての「復権」に全精力を注いだ。そのためには、自民党内の支持基盤が大事と、派閥の増強になり振りかまわぬ体であった。自民党内から「闇将軍」との声が挙がったのも、この頃である。 一方、自民党内では「ポスト田中」を巡って熾烈な争いが演じられていた。有力候補は田中の「盟友」大平正芳と、「角福総裁選」に敗れて再起を期す福田赳夫の二人であった。大平は田中派の全面支持、三木派も反福田色が強く、総裁選での決着を主張した。 しかし、一方の福田は総裁選となれば不利が明らかだったことから、総裁選では派閥対立が激化することに加え、田中のスキャンダラスな退陣を引きずっていることで民意が党から離れることを理由に、話し合い決着を譲らなかった。福田、大平両派の後継争いはますます激しくなり、自民党はあわや分裂かという危機的状況を迎えたのだった。 そうした中で、分裂回避にはこの道しかないとして、ついに自民党は時の長老格で副総裁の椎名悦三郎に田中後継の調整をゆだねることとなった。椎名は考え抜いたすえ、それまで党近代化を唱え続けてきた三木武夫を「裁定」した。ところが、田中がロッキード事件で逮捕となると、自民党内は「もはや世論にロッキード隠しは通用しない。三木はキレイ事ばかり言っている」などとして、一気に三木退陣論が噴き出した。 もとより田中派は、「三木には惻隠の情がない」としてこれに同調。福田、大平ら各派もこれに組みし、「人心を一新して挙党体制を確立する」との名目を掲げて「挙党体制確立協議会」を立ち上げた。世に言われた「三木おろし」の策謀であった。 孤立状態となった三木は、総選挙を打って反撃の勝負に出たが敗北、責任を取る形で首相辞任に追い込まれた。その後継首相のイスには、福田赳夫がすわった。「角福総裁選」での敗北から4年半、忍従と悲願の末、手にした首相のイスであった。★福田の“豹変” しかし、恬淡とした人柄で鳴っていた福田が“豹変”した。当時を取材した政治部記者の弁がある。「福田は『ここは僕にやらせてくれ。その次は君だ』と大平に“約束”、自民党両院総会で流れをつくった。大平は『次は自分だ』と確信して福田に協力という姿勢を取ったが、福田に心境の変化が出た。苦節、ようやく手に入れた首相の座を手放すことが惜しくなった。“権力”というものの魔力です。大平という人物は、クリスチャンで人と争うことは嫌いなタイプだが、福田が『禅譲』に二の足を踏み出したことには不信感をつのらせた。その大平の背中を押したのが、田中角栄だった。田中は自らの影響力温存のためには、“親田中”政権をつくることが不可欠と考えた。迷う大平に、田中は言った。『戦うしかない。勝負だ』と」 かくして、福田と大平は総裁選で激突することになった。事実上の「角福戦争」“第2ラウンド”へ突入である。下馬評は「福田有利」だったが、勝負に出ると全力投球の田中の陣頭指揮のもと田中派が獅子奮迅の働きを見せ、結果は大平が逆転勝利することになる。 自民党総裁選はこのときから、今の地方票に似た「予備選挙」が導入された。一般党員による予備選で候補者上位2名に絞り、次の国会議員による投票で総裁を選出するというものだった。党内世論である予備選で1位になることは、国会議員の投票行動を左右する。田中は、大平の1位に向けて死力を尽くした。 全国に張り巡らした強大な人脈を駆使、地方の政界、経済界の有力者に自ら手紙を書き、電話をかけまくった。4年前の「角福総裁選」で強力な支援体制を取った田中派「秘書軍団」も、それこそ“火の玉”となって大平勝利に動くのだった。(文中敬称略/この項つづく)***********************************************小林吉弥(こばやしきちや)早大卒。永田町取材49年のベテラン政治評論家。抜群の政局・選挙分析で定評がある。著書に『愛蔵版 角栄一代』(セブン&アイ出版)、『高度経済成長に挑んだ男たち』(ビジネス社)、『21世紀リーダー候補の真贋』(読売新聞社)など多数。
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ミステリー 2018年11月11日 23時00分
入鹿池に出る現代妖怪 Uターン爺、ジャンピング婆
日本でも有数の現代妖怪スポットと言えるのが愛知県にある「入鹿池」だ。同所は他の心霊スポットと違い、「幽霊談」以上に数多くの「現代妖怪談義」であふれている。知人の話によると、入鹿池の湖底には旧入鹿村が水没している。池を作るために住民を立ちのかせ、村を沈めた。そのときに出た怨念が多くの妖怪を生み出したという。 友人のライター・皆月斜君から聞いた話によると、この入鹿池そのものが妖怪であるそうだ。明治時代、ため池である入鹿池の水があふれて大水に発展した、俗に言う「入鹿切れ」の際には、入鹿池の主が大声で「やろうか、やろうか、やろうか!!」と叫んだという。それに応えるかのように、他の池の神が「よこさばよこせ!!」と叫び返したところ、たちまち堤が切れ、周囲一帯が大水に見舞われたと言われている。これは「やろう水」系の妖怪談。いかに入鹿池が恐ろしい場所であるかが分かる。 入鹿池に存在すると言われている現代妖怪を紹介してみよう。まずは、「Uターン爺(じじい)」だ。夜に入鹿池に行くと、いきなりおじいさんが走ってきて、入鹿池に勢いよく飛び込むという。そのままバサロ泳法で向こう岸まで泳ぎ、水中で対岸を蹴ってUターンする。そのままこちらに泳いできて、再び陸に上がると、ものすごい勢いで走っていくという。 また、「トランペット小僧」は、池の真ん中に浮かび(寝ながら浮かんでいる、もしくは水上に立っているという説もある)、トランペットを悲しげに吹き鳴らすと言われている。これは吹奏学部だった中学生が入鹿池で自殺し、妖怪と化したと言われている。 「ジャンピング婆(ぴょんぴょん婆)」も人気である。池の周辺にある道路に出没し、ものすごいスピードで車を追走する。抜き去る際は、振り返ってニタリと笑うというのだ。 地元の議会議員の証言によると、入鹿池の妖怪の中には『舟に乗ったおばあさん』という地味なキャラもいる。夜、水面に怪火(かいか)がぽつりぽつりと宿り、いつの間にか舟に乗った老婆が姿を現す。この時、そのまま無視すれば問題ないのだが、うっかり老婆に声をかけると水中に引き込まれると言われている。 また、「湖底の墓石」という怪異談もある。湖上のあるポイントで池を見下ろすと湖底に墓石が多数確認できる。その湖面をボートで通過すると、湖底に引きずり込まれるのだ。 岐阜出身の某アイドルから聞いた妖怪は「スクワット爺」。この妖怪は、入鹿池のほとりに出るじいさん妖怪で、ただひたすらスクワットをしているという。 また、「ローリング爺」「ターボ爺」も入鹿池周辺の道路に出没する妖怪で、自動車をハイスピードで追いかけるとされている。どちらにしろ、ローリングやターボというからには、やたらと速そうだ。 入鹿池にまつわる話はコミカルな妖怪談が中心ではあるが、中には幽霊談もある。過去には、受験に失敗した女子高生が入水自殺している。この女子高生がずぶぬれの幽霊になって出てくるとか、ボートが転覆して水死した男性が助けを求める声を上げると言われている。 村が湖底に沈み、「入鹿切れ」で周囲の集落が壊滅するという悲しい記憶がこのような不思議な伝説を生み出すのであろう。(山口敏太郎)
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芸能 2018年11月11日 22時10分
有吉弘行、テレ東で「いっぱいのおっぱい」に囲まれる
芸能人が集まって、ツレんち(友だちの家)でお菓子を食べながらゲームをする。そんなプライベートタイムで、テレビカメラを回してみたら――。それを番組化にしたのが、テレビ東京で10月期にスタートした『有吉ぃぃeeeee!〜そうだ!今からお前んチでゲームしない?』だ。 ラジオ『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』(JFN系)で、“芸人屈指のゲーマー”有吉が、「俺、こんなにゲーム好きだって言ってるのに、ゲームの仕事がぜんぜん来ない」と発言した回を、偶然番組スタッフが聴いていたことで具体化。有吉にとっては、同局初の冠番組だ。 有吉のお供をするレギュラーメンバーは、タカアンドトシと田中卓志(アンガールズ)。4人が街ブラをしながら、有名人のお宅に到着。着いたその先で、今世界中が熱狂している新スポーツ「eスポーツ」で対戦する。eスポーツとは、エレクトロニック・スポーツの略で、電子機器を用いる対戦型ゲーム。スポーツ競技として競うもので、世界の競技人口は数億人ともいわれる。 同局では、有吉の後輩(太田プロダクション)にあたるアルコ&ピースがメインMCのゲーム番組『勇者ああああ〜ゲーム知識ゼロでもなんとなく見られるゲーム番組〜』が、深夜帯でひと足お先にスタートしている。今回の満を持した有吉登場で、テレ東が民放キー局で初めてプライムタイムにeスポーツ番組を放映している格好となる。 有吉はフジテレビ系の土曜日午後帯で『有吉くんの正直さんぽ』に、タカトシは同局同枠の『タカトシ温水の路線バスの旅』で、相互に隔週出演中。街ブラロケの達人といえるだけに、芸能人宅に到着するまでの道中も、無駄にしない。「今度、温水(洋一)さんち行きます?」(トシ)、「4畳半とか?」(有吉)と、フジでのタカトシの相棒をいじる。 また、「スナック ホー珍」という店の前を通ると、「ホー珍クッキー」と有吉が小さくつぶやく。すかさず、「恋する ホー珍クッキー♪」と田中が独唱したあとに「フォーチュンですよ」とツッコむと、有吉のあまりの低レベルぶりに、トシが「調子いいんですか? そんなんしか出てこないわけないですよね」と心配。ハンディカメラを手にするタカは、すかさず看板をクローズアップ。共演経験が多い4人だけに、コンビネーションは申し分ない。 有名人宅が近づくと、プライバシー保護のため、周囲の景色はすべてモザイク。有吉は、「いっぱいおっぱいがあるわけだ」と、再び小学生レベルの発言。どうやら、田中とタカトシという安心芸人を携えたときの有吉は、童心に帰るようだ。 今後、「ウイニングイレブン2019」をたんぽぽ・川村エミコ邸で、「ストリートファイターV」をボビー・オロゴン邸で、「オーバクック2」をマイケル富岡邸で、「ぷよぷよeスポーツ」をケイン・コスギ邸で展開する予定。入室前はやはり、あのモザイクか……。 テレ東のプライムタイムは、“いっぱいおっぱい”が拝めるのだ。(伊藤雅奈子)
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レジャー 2018年11月11日 22時00分
本当にあった怖い彼氏〜すべてを記録している男〜
広尾奈菜(仮名・23歳) 彼はとにかくデーター収集が趣味なんです。例えば一緒に映画を見に行った場合、その後はすぐにどこかのお店に入らなければなりません。なぜかというと彼は、小学生ぐらいから何十年もずっと、映画館で見た映画の情報をノートにメモっているのだとか。日付やタイトルだけでなく、採点や簡単な感想なども書いていました。それ以外にも、体重や、どれだけお金を使ったかなど、あらゆる生活情報を記録してましたね。 その中でも怖かったのが、女性に関するノートです。ある日、彼の家に遊びに行った時、彼がコンビニに行くと言って部屋を出て行きました。それで本棚にノートがあったので、何気なく見てみると、そこには過去に彼が関係を持ったであろう女性の名前や職業、プレイ内容などが書かれていました。もちろん私の名前もあったわけですが、さすがに気持ち悪かったです。 またある日、“あの時ああ言っていた”と、お互いが言った言わないで軽い喧嘩になったことがありました。すると後日、部屋に呼び出されて、その時の音声データーを聞かされました。なんと彼は日々、私たちの音声まで勝手に録音していたのです。 それはさすがに嫌だったので怒ると、今度はスマホを取り出して動画を撮り始めました。何度「やめて」と言っても、「記録だから」とカメラを向けるのをやめません。 今後、この人と付き合い続けたら、あらゆることが記録されると思うと恐怖しか感じなくなり、別れました。写真・dboy
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摘発逃れの苦肉の策 大阪ガールズバーがこぞって“おにぎりバー”に暖簾替え
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