「YOU、来きちゃいなよ!」。あまりにも有名になりすぎた、ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長が口にする口説き文句。この言葉を投げかけられた少年は数年後、光り輝くスポットを浴びている。
嵐の松本潤も、そのひとり。小学生時代の松本の写真を、姉がジャニーズに送付。凛々しいまゆげ、大きな瞳、プックリした頬のその1枚で決めたジャニーは、松本の自宅にみずから電話。偶然にも、本人が在宅だったため、「今、六本木のテレ朝でレッスンやってるから、来ちゃいなよ」と“合格通知”を言い渡した。
ドラマ『GTO』(フジテレビ系列)に出演中の森本慎太郎も、偶然に導かれた。兄の龍太郎が、まだHey!Say!JUMPの最年少メンバーとして活動していたころ、母、祖母、妹でライブを見にいった。会場の上にある焼肉屋で食事をしていると、老人が慎太郎にむかって「龍太郎くん?」と話しかけてきた。母が、「龍太郎は今、下でコンサートやってます」と笑いながら答えると、老人は母と祖母とで10分ほど会談した。
翌日、その老人=ジャニーから森本の自宅に電話がかかってきて、母が大ファンだと言ったタッキ&翼のライブに招待。龍太郎がバックダンサーとして出演する予定でもあったため、家族で見にいくと、その数週間後、ジャニーは慎太郎に今後レッスンに通うよう指示した。
妻・黒木メイサの“ヒモだんな”赤西仁は、オーディションの不合格組。番号札を手にして、「どこに返したらいいですか?」と聞いた老人が、たまたまジャニー。その場で、「YOUも残っちゃいなよ」と合格させた。理由は、番号札が1番だったからだ。
そんな赤西。先日は、妻の黒木が過去に、後輩にあたるKis-My-Ft2の北山宏光とイチャついていたベッド写真が流出。さらにさかのぼれば、慎太郎の兄・龍太郎も未成年喫煙写真が、松本と同じ嵐の大野智はドラッグ&3Pをニオわせるハレンチ写真が、同じく週刊誌を賑わせた。ジャニーの審美眼をもってしても、デビュー後に暴走するアイドルの欲望は取り締まれないようだ。