新人賞の平は翌日20歳の誕生日を迎えることから、「10代最後の日に、女性なら誰もが憧れるこういう賞をいただけて嬉しいです」と感慨深げ。SNS等で自身のネイルを発信し、話題を呼んだことが受賞の理由となったが、「いつも映画の公開時期に合わせて色やモチーフを合わせたり、クリスマスはクリスマツリーを意識したり、ネイリストさんに相談したりして決めています。ネイルは女性の特権。すごく華やかな気持ちになります」とその魅力を熱弁。
「大学に通っているんですけど、爪を見るだけで頑張ろうってモチベーションも上がりますし、いつも華やかな気持ちにしてもらっています。20歳になるので、今後は凛とした素敵な女性になりたい」としみじみ。この日のネイルには「未成年から成人へ」というタイトルをつけ、「大人としてダークな色味を使ってみたり、これからどんどん大人のネイルに挑戦できたら」と話した。
ピーターは今回で3回目の受賞で同賞の殿堂入りも果たし、「こちらの会場も3回目。最初は大きいところで迷子になったんですけど、今日はスーッと来れました。4回目はないのでこれを棺桶に入れて」と照れ笑いでスピーチ。「50周年、ピーターという芸名を今年で封印しますので、来年一年休みますけど、池畑慎之介として今後は役者として頑張っていきたい」と意気込みも。
グランプリは大地真央。和装で登場すると、「今回2度目の受賞。このようなグランプリをいただけてとっても光栄です」と嬉しそうにコメント。自分でもデザインを考えるほどネイルが好きだといい、「プライベートの時は自由に、旅行に出かけるときは旅行先のイメージをネイルに入れたりしてやっております。舞台では派手なネイルはできないので、プライベートで思いっきり楽しんでおります」と述べてにっこり。
「ネイル歴だけは長いんです。30年以上前からやっておりまして、身だしなみの一つと考えております。わたしの亡くなった母が、歳を重ねると指先だけでもきれいにしたいと桜色のマニキュアを塗っていたんです。その影響もあって、ネイルだけはきれいにしようと思って続けてきました。老若男女みなさんがそれぞれの楽しみ方でネイルを楽しんで、指先のおしゃれをしていただけたら」と会場のファンに呼びかけていた。
(取材・文:名鹿祥史)