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社会 2019年10月15日 06時00分
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第339回 自己実現的予言
前回、日本の経済成長、国民の所得拡大を妨げている代表的な「社会現象」として、「合成の誤謬」について取り上げた。実は、日本をむしばむ社会現象は、合成の誤謬以外にも下記のように複数ある。●自己実現的予言「日本は経済成長しない」と誰もが思い込み投資を減らすと、実際に日本経済が成長しない。●集団的記憶喪失人手不足、供給能力不足は「生産性向上のための投資」で解消するという資本主義の記憶を国民全体で忘れ去り、「人手不足なら移民受け入れ」と、明らかに間違った解決策を当然として受け入れてしまう。●認識共同体例えば、経済産業省の官僚が「日本はキャッシュレス決済が普及しておらず、遅れている」「法人税を引き下げなければ、企業が日本から出ていく」といった話“しか”しない財界人と付き合い、日本国民を困窮させる政策“のみ”が議論される共同体に属することに安心感を覚え、キャッシュレス決済や法人税減税を推進しようとする。●センメルヴェイス反射財務省の緊縮財政で日本国民が貧困化し、小国化しているのは明らかであるが、そのあまりの罪深さに、財務官僚が「見たくないものは見えない、聞きたくないものは聞こえない」認識バイアスに陥り、財政破綻論を論理的に否定する勢力を攻撃する。 などなど…。 筆者が特に厄介と考えるのは、自己実現的予言だ。資本主義とは、そもそも供給能力を生産性向上目的の投資で補うことで成長する経済モデルだ。国民や政治家、企業経営者が「日本は経済成長しない」と勝手に決めつけ、投資を抑制している以上、日本が経済成長するはずがない。 もっとも、さすがに何の理由もなく「日本は経済成長しない」と思い込むことはできない。というわけで、増税否定論に利用されているのが人口減少である。「日本は人口が減っているのだから、経済成長するはずがない」 上記レトリックは、それなりに説得力がある。とはいえ、この手の主張をする人は、日本以外の事例については一切、口にしない。恐らく、真面目に諸外国のデータを見た経験すらないのだろう。 データが公表されている2017年の人口について、2000年と比較すると、人口減少率が最も大きいのがラトビアで、17.3%。2位がリトアニアで16.8%。対する日本の人口減少率は、わずか0.2%。ほとんど“誤差”レベルである。ちなみに、21世紀に入り、日本よりも速いペースで人口が減っている国は、人口100万人以上に限っても20カ国ある。 日本を含めた21カ国の中で、経済成長していない国は、日本同様に「バブル崩壊+緊縮財政」で2008年以降に経済がデフレ化したギリシャ、そして我が国のみだ。 と書くと、「知ったかさん」が登場し、「いやいや、三橋は分かっていない。日本は総人口の減少は大したことないかも知れないが、経済で問題になるのは生産年齢人口(15―64歳)だ。生産年齢人口が減っている以上、経済成長できるはずがない」と、主張を変えてくる。 ならば、最初からそう言ってくれという話だが、2017年の生産年齢人口を2000年と比較すると、日本は▲11.8%で、確かに減少率が大きい(少子化である以上、当たり前なのだが)。とはいえ、ラトビア(▲20.2%)、リトアニア(▲18.7%)、ジョージア(▲14.2%)など、日本よりも速いペースで生産年齢人口が減っている国々が複数ある。 というわけで、日本、ラトビア、リトアニア、ジョージアの「生産年齢人口」「GDP」「総固定資本形成(投資)」について、各国の直近のデータを2000年と比較してみよう。 下図の通り、ラトビア、リトアニア、ジョージアの生産年齢人口減少率は、日本よりも大きい。ところが、名目GDPはラトビアが3.82倍、リトアニアが4.1倍、ジョージアが4・96倍になっている。対する我が国は、等倍。つまりは、日本“だけ”が全く成長していない。 と書くと、またまた「知ったかさん」が、「いやいや、バルト諸国やジョージアは新興経済諸国だから、成長余地があるんだよ。日本は成熟しているから、成長していないだけ」と、それっぽいことを言い出す。この時点で「生産年齢人口が減る国は経済成長しない」が嘘であることを、本人が認めていることになる。とりあえず「でたらめ言って、ごめんなさい」と謝罪するべきだと思う。 ところで、バルト諸国やジョージアが経済成長し、日本が「全く成長していない」理由は、図を見れば一目瞭然だ。成長している「人口減少国」では、総固定資本形成(投資)が数倍規模に増えている。それに対し、我が国の総固定資本形成は、何と0.86倍。つまりは、減っている。むしろ、投資を減らしている日本国のGDPが、よく’00年レベルで維持されているものだと、感心してしまうくらいである。 総人口や生産年齢人口が減っていようが、投資が拡大すれば、経済は成長する。日本が経済成長していないのは、人口の推移とは無関係で、単に投資が減っているため。そして、日本で投資が伸びないのは、まさに「日本は経済成長しない」と、国民の多くが勝手に思い込んでいるためなのである。 ちなみに、日本以外の先進国にしても、人口とは無関係に、投資が増えることでそれなりの経済成長を達成している。「日本は成熟しているから」うんぬんで経済成長を否定する人は、我が国が欧米諸国よりも「成熟」していると言いたいのだろうか。そもそも、成熟の定義が不明だが。 人口減少も「成熟」とやらも、日本が「投資」を減らしていることの言い訳にすぎない。資本主義経済は投資により成長する。この基本を思い出さない限り、我が国は「自己実現的予言」に縛られ、衰退の道を歩んでいかざるを得ない。********************************************みつはし たかあき(経済評論家・作家)1969年、熊本県生まれ。外資系企業を経て、中小企業診断士として独立。現在、気鋭の経済評論家として、分かりやすい経済評論が人気を集めている。
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社会 2019年10月15日 06時00分
学生バイトが洗浄機に入り炎上、蕎麦屋は破産で多額の負債 それでも謝罪なし?【世間を騒がせたバイトテロ】
バイトテロは、現在大きな社会問題となっている。2019年に入っても回転寿司店やコンビニエンスストアなどで、不適切な映像を投稿する者が後を絶たない。 日本で発生したバイトテロの中で、最も人々の怒りを買った事件と言えば、2013年に蕎麦屋で発生した多摩大学生のバイトによる事件だ。 当時多摩大学に通っていた男子学生の1人が、食器洗浄機の中に入り、「洗浄機で洗われてきれいになっちゃった」と投稿する。さらに、食器を胸に当て、「オッパッピー」などとふざけたツイートをした。撮影者など複数人のバイトが、この事件に関与していたのだ。 これを見たネットユーザーたちは、店主にクレームの電話を入れる。店側も被害者だったのだが、「教育がなってない」「不衛生だ。何をしているんだ」という具合で、店を営業することが難しくなってしまった。 蕎麦屋は1984年に創業され、一時は3店舗を持つほどの人気店だった。しかし、経営不振に陥り、創業者も他界。その妻が事件のあった店舗に絞り、再起をかけて奮闘していた。 このニュースが流れると、怒りの矛先は多摩大学の学生へと移る。2013年の日経ビジネスに公開された店主女性の手紙によると、事件発覚後、主犯格の学生は一切謝罪せず、スマホを見ていたのだという。 結局、この件が引き金となり、蕎麦屋は破産。なんとか店を守ってきたが、この一件をきっかけに店を畳むことになってしまった。負債は3300万円と報じられている。 店主の女性は不適切行為に関わった4人の学生について、1385万円の損害賠償を求めて提訴に踏み切る。しかし結局は、裁判所から和解を勧められ、主犯格の元大学生は129万円、撮影に関わった3人は20万円から30万円の和解金を支払うことで手打ちとなった。一部報道によれば、犯人グループは未だに明確な謝罪をしていないそうで、女性はこの結果は必ずしも本意ではないと話しているそうだ。 この事件発生後、「アルバイトを雇うリスク」について活発な議論が交わされることになった。この蕎麦屋のような個人商店では、厳しい教育が難しいことや、監視の目が行き届きにくく、バイトテロを誘発しやすい。そのことを広く認知させる事件となった。 事件を起こした多摩大学の学生が現在何をしているかは不明だが、顔と名前はネットに流れており、一生蕎麦屋をバイトテロで潰した学生として生きて行くことになる。店主女性や、店を守ってきた創業者の無念を考えれば、当然の報いと言えるだろう。文 櫻井哲夫
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芸能 2019年10月14日 23時00分
ビートたけし、今度は文学賞を狙う事情 当面の映画制作は絶望的か
タレント・ビートたけしが8日、千葉県内のゴルフ場で行われた、ブランドアンバサダーを務めるリョーマゴルフ主催のコンペ「第7回MAXIMAオーナーズCUP」に参加した。 各スポーツ紙によると、たけしは、独立を始め、長年連れ添った幹子さんとの離婚など、波乱の1年を振り返り、「今年はろくなことがなかった」と苦笑。 今月18日には、映画監督を務める際の「北野武」名義で書いた小説をまとめた書籍「純、文学」(河出書房新社刊)を発売することを報告。その上で、「今年から来年にかけて、これで直木賞と芥川賞を受賞して、それを“つて”にノーベル文学賞も取る。だいたいの芸能の賞は取ったので、あとは本で」と抱える野望を明かしたという。 また、今後の展望として、新作映画の監督にも意欲を見せたとか。現時点では17年公開の人気シリーズ最新作「アウトレイジ 最終章」が新作で、実現すれば独立して以降、初の監督作品となる。 「芸能界でははるかに格下のお笑いコンビ・ピースの又吉直樹が芥川賞を受賞したことで、かなり刺激を受けたようだ。そのため、小説執筆に本腰を入れ、芥川賞と直木賞の事務局が社内にあるという理由で、これまでさんざんスキャンダルを報じられた『週刊文春』の発行元である文芸春秋に擦り寄った。ただ、小説はそれほど評価されていない」(出版業界関係者) 「アウトレイジ 最終章」は興行収入15.9億円を記録。その前の監督作で15年公開の「龍三と七人の子分たち」も興収16億円を記録。新作を撮れば話題性も高く、またまたヒットを記録しそうだが…。 「北野監督作品を支えていたのは、たもとを分かつことになった『オフィス北野』の森昌行前社長。もともと映画青年だった森氏のアドバイスがなければ、世界で名前が売れるほどの監督にはなっていなかったので、森氏のサポートなしでは監督業は厳しそうだ」(映画業界関係者) おそらく、次回作はまだまだ先になりそうだ。
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スポーツ 2019年10月14日 22時30分
元横綱・稀勢の里が抱える“親方業成功”のための3つの課題
去る9月29日、第72代横綱・稀勢の里こと荒磯親方の引退相撲が、東京・両国国技館で行われた。超満員の1万1000人ものファンが訪れ、断髪式の終盤にはファンが思わず涙をこぼす場面もあった。「今日をもって力士を卒業。また第一歩が始まる」 オールバック風のヘアスタイルに改めた荒磯親方は、笑顔でこう話した。 気になるのは、この引退相撲で荒磯親方のフトコロにどのくらいの金が転がり込んだかだ。協会関係者に話を聞いた。「引退相撲では、出場する力士たちや親方たちへの謝礼はいりません。なので、国技館の使用料などを差し引いた収入がそっくり本人のものになります。稀勢の里の場合、入場料収入がざっと1億円、300人がマゲにハサミを入れたので、そのご祝儀が1人10万円ずつとして、ざっと3000万円。それに協会からの功労金が4000万円前後見込まれるので、合計して1億7000万円前後が入ったことになります」 荒磯親方はこれを元手に親方業に本腰を入れることになる。ただ、成功させるための課題が3つある。 1つ目は“嫁取り”だ。「荒磯親方はいまだに独身。相撲一途に生きてきた証しとも言えるが、今後、部屋を興して弟子を育てることを考えると、早く人生の伴侶をもらわなければいけない」(担当記者) どんな女性がいいか。横綱に昇進した直後、父親の貞彦さんは語っていた。「私の目を通さないといけない。出しゃばらず、ブランド好きじゃないこと」 2つ目は「早く部屋を作ること」。ファンには「第2の稀勢の里を早く見たい」という強い願望がある。それに応えるには早急に自身の“城”を構える必要があるのだ。 3つ目は“弟子集め”だ。「すでに白鵬には炎鵬や石浦らの内弟子がおり、こちらの面でも大きくリードを許している。荒磯親方も早速、全国を飛び回って有望な新弟子をかき集めなければならない」(前出の担当記者) 3つすべてが大仕事。荒磯親方にのんびりしている暇はない。
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スポーツ 2019年10月14日 22時30分
SHO&YOH3連覇で東京ドーム出場なるか?新日本スーパーJr.タッグ16日開幕!
新日本プロレスは16、17日の東京・後楽園ホール2連戦で開幕する『Road to POWER STRUGGLE 〜スーパーJr. タッグリーグ2019〜』の参加チームと対戦カードを発表した。 同大会では、リーグ戦の得点上位2チームが、ビッグマッチ『POWER STRUGGLE 〜SUPER Jr. TAG LEAGUE 2019〜』(11月3日、大阪府立体育会館=エディオンアリーナ大阪) で優勝決定戦を行う。 タッグチームとして本格始動したウィル・オスプレイ&ロビー・イーグルスの“THE BIRDS OF PLAY”(B.O.P)は、開幕戦からいきなりIWGPジュニアタッグ王者組の石森太二&エル・ファンタズモと激突する。9.16鹿児島アリーナ大会でIWGPジュニアタッグ王座を懸けて対戦した両チームは、ハイレベルな闘いでファンを驚かせた。リーグ戦初戦だが、お互いにとって優勝に向けた最大の壁。今回もすさまじい展開で後楽園ホールが盛り上がるのは間違いない。 2017、18年の覇者“ロッポンギ3K”SHO&YOH組は、因縁深いエル・デスペラード&金丸義信組と対戦する。SHO&YOHは大会3連覇を目指すと公言。この大会が本格復帰となるデスペラード&金丸組にしっかりと勝ち好スタートを切りたいところ。一方のデスペラード&金丸組は前年度覇者を撃破して復活をアピールしたい。両チームはIWGPジュニアタッグ王座戦でも何度も激闘を繰り広げてきた。デスペ組のセコンドも含めて開幕戦から激闘必至となりそうだ。 田口隆祐&ロッキー・ロメロの“監督タッグ”の初戦は、“元祖LA道場出身”のTJP&“現LA道場”クラーク・コナーズのコンビが相手だ。ジュニア屈指の実力者コンビの田口&ロッキーだが、今回が本格始動の一発目で、うまく連携できるか未知数だ。久々の来日となるTJP、『ヤングライオン杯』ですさまじいポテンシャルを発揮したコナーズの勢いをどうしのぐのか、注目したい。 本隊から注目のエントリーとなるのがタイガーマスク&上村優也。その相手は、CMLLの“ハイフライヤータッグ”ボラドールJrとティタンだ。タイガーと上村にとっては苦しい闘いも予想されるが、ベテランのタイガーが『ヤングライオン杯』で評価急上昇の上村をどうコントロールするか?上村にとって今回の抜擢は大チャンス。勝敗だけでなく内容にも期待したい。 IWGPジュニアタッグチャンピオンチーム以外のチームが優勝すれば来年1月の東京ドーム大会で挑戦するのが濃厚だ。チャンピオンチームが優勝すれば東京ドームで防衛戦を行うのは確実。ドーム大会“本戦”出場を果たすためにも結果を残さなければならないシリーズである。 IWGPタッグ王座に挑戦するほどの急成長を見せているSHO&YOHの3連覇なるか?(どら増田)
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芸能 2019年10月14日 22時00分
トニセンのディナーショーチケット代が大幅アップで高額に? 計13公演の売れ行きは…
V6の年長3人、坂本昌行、長野博、井ノ原快彦によるユニット「20th Century(トニセン)」が、今年12月に01年以来18年ぶりにディナーショーを開催する。 すでに日程が発表されているが、12月8日の大阪・中之島のリーガロイヤルホテルを皮切りに、東京、京都など5都市で計13公演を行う。 ディナーショー発表のタイミングで各スポーツ紙が報じたところによると、坂本が先月18日に都内の病院で、左膝の手術を行っていたという。 坂本はミュージカルへの出演なども多く、さまざまなパフォーマンスによる長年の蓄積で左膝を痛めており、医師に診せたところ「左膝前十字靭帯及び半月板損傷」との診断が。手術は成功し、ディナーショーに向けてリハビリを行っているというのだ。 「ディナーショーをやるからには、万全の体調で臨まないとファンにとって失礼。手術を発表したのは、もし不十分なパフォーマンスしかできなかった場合のために、“保険”をかけたのかもしれない」(音楽業界関係者) そして、気になるのがチケットの値段だが、ネットへの書き込みによると、V6のファンクラブ会員価格で4万5000円。ちなみに、01年のディナーショーは3万6000円だったというから、キャリアを積んだことや、消費税のアップが大幅なチケット代アップの背景にあったようだ。 「ネット上では、『さすがに手が出ない』、『この値段だと悩む』と高額なチケット代ならではの反応が。V6のファンクラブ会員数は33万人と言われているが、果たしてトニセンファンの比率はそこまで高くなさそう。チケットを巡る倍率は低いのでは」(芸能記者) チケットを購入したファンの“満足度”が気になるところだ。
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スポーツ 2019年10月14日 22時00分
鳥谷敬「阪神退団」で仲間入り 歴代ミスタータイガーズの末路
鳥谷敬(38)が名実ともに歴代「ミスタータイガース」たちと肩を並べることになるかもしれない。「迷っていたようですが、現役続行にこだわり、慣れ親しんだ阪神を退団する意思を固めました。チームの公式日程がすべて終了していないので発表はまだですが、一部OBや野球関係の知人には報告を終えています」(関係者) 打撃不振で、かつての輝きを失った鳥谷に対し、球団幹部が引退を勧告したのは8月29日だとされている。チーム功労者に引退の花道を用意する球団の温情、「晩節を汚すな」とする親心との見方もある。その一方、一軍戦力に対してペナントレース終了前に“戦力外通告”を通達するのは、あんまりだという声も…。 だが、この晩節により、鳥谷は球団のレジェンドたちと肩を並べたと見ることも出来るのだ。「江夏豊氏、田淵幸一氏、掛布雅之氏、岡田彰布氏、そしてランディ・バースなど、阪神を長く支えて活躍した人気選手たちは、最後、つらい思いをしながらタテジマを脱ぎました。トレード放出、退団の違いこそあれ、往年の大選手たちはこれまでの功績も無にされたような辞め方をしているのです」(ベテラン記者) 1976年、会見で涙ながらに無念さを語った江夏氏。1978年、深夜にトレードを通告されて激怒していた田淵氏。そして、現役に未練を持つ岡田氏はオリックスで選手生活を終えている。 「勝負師の世界」である以上、サバイバルレースに勝ち続けなければならないが、近年のプロ野球界ではベテラン選手に対し、敬意を表するのが一般的だ。 「広島の新井貴浩や中日の岩瀬仁紀や和田一浩らがそうでしたが、ベテランに完全燃焼の機会を与えるケースが増えました。巨人も戦力外を通達した村田修一氏(現ファームコーチ)の引退セレモニーを設けています。戦力外を通達された選手の特集がメディアで流行ったのを受け、セカンドキャリアについても真剣に考えるようになりました。OBを大切にしなければ将来の指導者がいなくなるという考え方も定着しつつあります」(スポーツライター・飯山満氏) 鳥谷に残酷な通達をしておきながら、引退グッズの製作が検討されたとの情報もある。もし本当なら、「オレの引退を金儲けに利用するのか!?」と、愚痴の一つも言いたい心境だろう。 しかし、つらい辞めさせられ方をした虎のレジェンドたちは、いずれも球団に復帰している。江夏氏は臨時コーチだったが、最も激しく衝突したとされる田淵氏も、星野政権下で打撃コーチに就いた。そう考えると、鳥谷も監督としてタテジマに再び袖を通す日がくるかもしれない。 「巨人の阿部慎之助は引退表明と同時に次期監督候補と位置付けられました。阿部は原辰徳監督の下で勉強するようですが、鳥谷は外に出て勉強することになります。数年後、監督候補に挙げられても、断る可能性もあります」(同) 新天地で自分の生きる場所を勝ち取れるか。その時、鳥谷は歴代ミスタータイガースとは異なる人生を選択するのだろうか。
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スポーツ 2019年10月14日 21時45分
渋野日向子が「最年少賞金王」と同時に目指す“宮里藍超え”の記録
「賞金女王」のタイトル争いに参戦表明した女子ゴルファーの“シブコ”こと渋野日向子に、また1つ新たな勲章が加わるかもしれない。 「フル参戦1年目での最多獲得賞金額の記録を破るかもしれません。2004年、宮里藍の1億2297万2349円が最高記録ですが、宮里超えは射程圏内に入りました」(専門誌記者) 渋野が今季国内3勝目を上げたのは、9月下旬のデサントレディース東海クラシックだった。8打差の大逆転優勝で賞金1440万円を獲得。通算獲得賞金がこれで1億円を突破した。次週も22位につけ、10月11日からのスタンレーレディス直前までの獲得賞金額は1億1150万円あまり。あと9試合を残しており、宮里との差が1000万円ほどに縮まった。 「今のペースであれば記録を破る可能性は高いと思いますが、賞金女王争いでは現在、韓国の申ジエに次ぐ2位。女王になって宮里超えを果たさなければ意味がありません。気の抜けない一戦が続きます」(同・記者) 渋野の逆転女王を予想する声も多い。というのも、彼女には「27.7%の武器」があるからだ。 「この数字は、シブコの代名詞にもなりつつある“バウンスバック率”です。バウンスバック率とは、ボギーなどでスコアが上がった直後のホールでバーディーなどを決める確率のこと。これが27.7%と圧倒的に高く、失敗を引きずらない精神力がシブコの最大の武器なのです」(関係者) 渋野は移動中、ファンとハイタッチをし、特に子供には丁寧に対応している。ひと昔前だったら、「ヤル気あるの〜?」と先輩たちにイビラレていただろう。 宮里超えを期待する声が大きいのは、そんな彼女の明るさにファンが好感を抱いているからに違いない。 賞金女王に輝けば、08年の上田桃子を抜き、最年少記録となる。ハイタッチでツアー光景も変えたように、国内記録もシブコカラーに染め直せるだろうか。
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芸能 2019年10月14日 21時30分
来年の大河共演女優同士のバトルのきっかけになった“濡れ場対決”
来年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」に出演する沢尻エリカ(33)と門脇麦(27)が、一触即発のバトル状態であることを、一部夕刊紙が報じた。 2人が演じるのは、主演の明智光秀(長谷川博己)を巡って“美濃の蝮”こと斎藤道三の娘・帰蝶(濃姫)を演じる沢尻と、京都の戦災孤児となった駒を演じる門脇が、恋の火花を散らすライバルという設定。 記事によると、2人は他の出演者とは普通に話すのに、なぜか絶対に会話を交わさず、目も合わせようとせず。お互いの撮影現場に現れ、互いの演技を見てまるで“ダメ出し”をするかのようなそぶりを見せるというのだ。「まだ撮影に入ってそんなに期間が経っていないのに現場のスタッフは大変です。長谷川さんはそのあたり大人で、2人を平等に扱うようにしてバランスを取っています」(NHK関係者) 若いころから私生活も派手で、舞台あいさつでの“「別に…」騒動、そして離婚騒動でも世間を騒がせた沢尻。一方、映画や舞台でコツコツ演技を磨いて出世してきた門脇は相容れるはずがないが、どうやら、2人が互いに“マウンティング”しているのは出演作品での濡れ場だったようだ。「沢尻は12年公開の『ヘルタースケルター』で濡れ場を披露。本人は大満足だったようだが、ボディスーツを着用していたようだ。公開中の『人間失格 太宰治と3人の女たちの』の濡れ場もかなり中途半端。一方、門脇は14年公開の『愛の渦』で乱交パーティーにハマる女子大生を熱演。アンダーヘアがかなりの剛毛であることもさらしてしまっただけに、沢尻よりは上という意識なのだろう」(映画業界関係者) 今後は女優としての意地をかけ、長谷川とめぐる“綱引き”を繰り広げる可能性もありそうだ。
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芸能 2019年10月14日 21時15分
ジャニーズ結婚緩和でも喜べないアイドル界の悲しい現実
ジャニーズ事務所が結婚ラッシュに見舞われそうだ。 「所属するタレントのストレス解消策の一環です。半ば、開き直り策といってもいいかもしれない」と証言するのは某キー局関係者。SMAPが解散し、事実上の№1アイドルグループである嵐が’20年をもって活動休止する中、ジャニーズ事務所は結婚に関する規定を解除するという。 「アラフォーに達したおじさんタレントを対象に、結婚を希望した場合、認めようというものです。これまでのジャニーズ事務所だったら、絶対に考えられなかったことです」(同) こうしたジャニーズ事務所の恩恵を一番にあやかったのが、先頃、結婚を発表したTOKIOの城島茂(48)。表向きの理由は、妻となる元グラドル嬢のできちゃった婚だが、本当の理由はTOKIOの解散を阻止するためだという。 「今やTOKIOのメンバーの気持ちはバラバラなんです。嵐休止に続いてTOKIO解散となれば事務所のダメージは計り知れない。城島が結婚することで今一度、メンバーの絆を固めようというのが事務所の意思です」(芸能事情通) 現在、城島に続くとみられているのが、「KinKi Kidsの堂本剛(40)と堂本光一(40)の2人です。そして中居正広(47)も外せない。さらにTOKIOの松岡昌宏(42)、加えて嵐の二宮和也(36)や相葉雅紀(36)、松本潤(36)らの名前も挙がっている」(同) もっとも、結婚したジャニタレらを待ち受けているのは、決して明るい未来ばかりではないという。 「結婚しても引き続き人気があり、これまでのレギュラー番組を継続できるのは中居くらい。ほかのタレントらは一気にファン離れが始まる。その結果、仕事は激減し、これまでの収入も維持できない。ジャニタレにもよりますが、結婚すると年間で1〜3億円の収入減になるといわれています」(芸能プロ関係者) アイドルゆえの宿命といったところか。
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