トレンド
-
トレンド 2009年11月16日 15時00分
必勝パチンコ守山塾 低投資で一撃9000発の爆発力
11月6日(金) きょうはCS放送モンド21「パチンコ激闘伝!実戦守山塾」のロケ日です。対戦ホールは埼玉県さいたま市の「ザシティ/ベルシティ南浦和店」さん(3.0円換金)。そして達人ゲストはパチンコ必勝ガイドの人気ライター「モデル・オノ」さんです。 オノさんと言えばスロットからパチンコまでマルチにこなすライターさんなんですが、基本的に1店舗ジグマ的なパチンコスタイルなので、状況に応じてパチンコとスロットを使い分けるようになったそうです。それとお酒が大好きでこの日も実戦が終わってからアシスタントの初美ちゃんと競って飲んでいましたねぇ(笑)。果たしてこのお酒は勝利の美酒となったのでしょうか? それではいつものように前半戦の模様を紹介したいと思います。 3人そろって開店入場を果たすと、私が向かった先は1台しか設置されていない「餃子の王将」というマニアックな権利モノ台です。大当たり確率が1/23という甘さで大当たり出玉が約3000個。しかも大当たり後約24%の可能性で連チャンしてしまう見かけとは裏腹の爆裂台です。 でも1回転させるのに苦労しますね。ゲーム性を口で説明するのは難しいのですが、盤面上部にある役モノ内に玉を入賞させるといろんな試練を乗り越え1回転。ホント説明不足ですいません…。それでも回れば確実においしい新台ですから。積極的にまずはこの餃子の王将から試し打つことに。すると投資3500円の7回転目に王将予告が出てあっさり大当たり! そして大当たり後の時短でもあれよあれよと連チャンしてくれて都合3連チャン! 低投資で一撃9000発の爆発力にはホント感動いたしました! そのころ「仮面ライダー」に座った初美ちゃんも、なんと投資1000円で大当たりを果たしていました。台選択理由は1度打って見たかったから…。まぁイイんです。興味を持った台で楽しんで出してくれれば。それにこしたことはありません。しかし残念ながら3連チャンで終了。でもわずか1000円で持ち玉になれたのですから、この持ち玉をぜひ有効活用してほしいものです。 そして達人のオノさんは、この日のイベント機種である「牙狼」に着席です。最近は牙狼を打つ機会が多いそうで魔戒チャンス中の止め打ちで玉増やしすることを得意にしているとのこと。でも魔戒チャンスに突入するには約1/397の初当たりをクリアして、さらに50%の振り分けを乗り越えなければなりません。実質的な連チャン突入の可能性は約1/800となります。この果敢な積極性はまさに“激闘伝!”という番組タイトルにふさわしい姿勢ですよね。本当に無理してくださってありがとうございます、と感謝しようと思ったらこちらも投資1000円で大当たりだそうで、しかも軽々魔戒チャンスに突入! との知らせが連チャン中の私の耳に届きました。開店後15分以内に3人が低投資で大当たりを果たし、しかも連チャン中。カメラマンさんが「今日は朝イチから珍しく忙しいなぁ…」とぼやいていたのが印象的でした。 さて今回の実戦ロケでは、3人が低投資で初当たりをとって有利な展開で実戦が進みます。ちなみに過去実戦でこんなに恵まれた展開はありません。今回は3人の収支がどこまで伸びるのか!? ぜひ期待して見ていただきたいと思います。そして、「牙狼」と「餃子の王将」の玉増やしのテクニックを存分にお楽しみください。それではCS放送モンド21「パチンコ激闘伝!実戦守山塾」でお会い致しましょう!!*大当たりα回*稼働8時間*収支±α円週間稼動データ(11月2日〜11月7日)11月2日(月) 稼動なし3日(火) 餃子の王将を打ちに遠征すると、導入コーナーが1円コーナー。今週はロケもあるので勉強で打ちましたが、回転率は4円換算で1000円1.5回転レベル。負けましたけど勉強にはなりましたね。*大当たり4回*稼働4時間*収支-3000円4日(水) 新台のKIZUNAを打って無事に勝利で生還。出玉の少なめな大当たりが多かったものの“連チャン力”には大満足! まぁでも、もうお腹いっぱいな感じかな…(笑)。*大当たり31回*稼動10時間*収支+64300円5日(木) 餃子の王将の実戦ロケを行いました。短い時間ではありましたが無事に勝利でひと安心。回転率も大切ですけどスルーが甘くないと厳しい台ですね。*大当たり5回*稼働4時間*収支+α円6日(金) 本記参照*大当たりα回*稼動8時間*収支±α円7日(土) 稼動なし総括大当たり40+α回*稼動26時間*収支+61300±α円今週は実戦ロケが2本もあって、どちらも餃子の王将を打ちました。まぁ今だけの旬台かもしれませんが、個人的には楽しい実戦ができて満足でございます!<プロフィール> 守山アニキ(もりやま・あにき)「納税するパチプロ」として業界ではつとに有名。スカパー279chモンド21の「パチプロ奥義伝承! 実践守山塾」や専門誌「パチンコ必勝ドリームス」(総合図書)などメディア露出多数。また、HP「熱闘!守山塾」(http://pachibaka.blog88.fc2.com/)で公開される数々の立ち回り術は全国のファンに注目されている。ペンネームの名付け親は有名パチプロ・安田一彦氏(C)(株)王将フードサービス
-
トレンド 2009年11月16日 15時00分
萬事噂乃燻 覆面座談会 大事なこと忘れてない?
メンバー・U(裏事情通)・S(週刊誌ライター)・O(スポーツ記者) S まず市橋達也容疑者逮捕劇から始めよう。 O 大阪の釜ヶ崎で土木工事の仕事を見つけ、逃走資金をコツコツ稼いでいた。身元を隠したい男が向かうのは東京なら山谷、大阪なら釜ケ崎が相場。警察が聞き込みをした成果かな? U 11月10日のフジテレビ「スーパーニュース」で、心理学者の作田明氏が肉体労働者に対して差別的な発言をし、批判が集まっているそうだ。 S どんな? U 単純作業ばかり続けていると思考能力が低下する…みたいな。単純作業とは肉体労働のことを指すんだろう。むろん市橋は断罪されなきゃいけないが、それと肉体労働うんぬんは全く別の話。 S 犯罪者へのコメントだからといって、何を言ってもいいわけじゃない。こうした“常識”に欠けるコメンテーターが多過ぎるよ。 O TBS「みのもんたの朝ズバッ!」の男性ディレクターが警官の制止を振り切って市橋容疑者の乗った車に突進し、公務執行妨害で現行犯逮捕された。仕事熱心なのは分かるけど、程度ってものがあるだろうに。 U 酒井法子の判決と市橋逮捕で一色になったマスコミ報道の陰で、大事なニュースが報じられていない。来年の通常国会で「永住外国人に地方参政権を付与する法案」が成立する見込みだ。 S おかげで山岡賢次国対委員長に右翼から抗議が殺到して警視庁のSPが付いたそうだ。普通は総理と衆参両院議長、国賓だけだから本人はマンザラでもなかったとか。 O だけど、こども手当とか高速無料化とか国民が即やってほしい法案を差し置いて、なんでこれが優先されるの? U 民主党は本法案を小沢幹事長に丸投げしている。民主党の幹部は韓国民団の幹部と綿密に打ち合わせているって話だし、幹事長も12月に訪韓を予定している。両者間で何か裏取引があってもおかしくないだろうね。
-
トレンド 2009年11月16日 15時00分
ポチッと鉄旅 足尾銅山の歴史と温泉がセットに
関東の小さな鉄道路線を毎週一カ所ずつ取り上げ、見どころを紹介していく企画。第1回目は群馬県の桐生と銅山で有名な足尾を結ぶ全長44.1キロの第三セクター、わたらせ渓谷鉄道を紹介。 名物は大間々駅と足尾駅を1日1往復するトロッコ列車「わたらせ号」。窓のない車両で天然の風を受けながら、渡良瀬川の渓谷美を楽しめる1時間半強の旅。乗車には整理券(有料)が必要だ。 沿線の散策には「1日フリーきっぷ」が便利。通洞駅から徒歩約5分の「足尾銅山観光」では、江戸時代から昭和まで400年近く続いた足尾銅山の歴史と仕組みが学べる。また、水沼駅は温泉センターと一体化した珍しい駅。大広間や食事処も併設されており、1日ノンビリするのもいい。
-
-
トレンド 2009年11月16日 15時00分
関東日帰り百名湯 源泉掛け流しで“勝負”
上野駅からJR特急で2時間弱の渋川から、バスで25分。象徴ともいええる中心地の石段街は天正4(1576)年に造成されたというから、400年以上の歴史を誇る古い温泉街だ。 伊香保神社の奥にある「伊香保露天風呂」は、横の源泉地から湯を直に引く“源泉掛け流し”。 石段街にある「石段の湯」は町営の共同浴場。浴槽は御影石、ライオンの口から黄金の湯があふれている。 「黄金の湯館」は伊香保グランドホテル直営の入浴施設。無料休憩所やレストラン、インターネット、カラオケなどの施設が併設されている。 また、ほとんどの旅館・ホテルが日帰り入浴を実施。お得なプランを用意しているところも多いので、伊香保温泉観光協会で確認を。
-
トレンド 2009年11月16日 15時00分
大江戸“立ち飲み”捜査網 地下鉄車両でもう一杯
人形町交差点から堀留町方面へオフィスビル街を歩くこと5分。一角に、なぜかあるはずのない地下鉄駅の入り口が。実は鉄道好きのマスターがつくり上げた立ち飲み屋。 車(店)内は趣味で集めた鉄道グッズが所狭しと並ぶ“鉄道ワンダーランド”。1階は立ち飲みスペースだが2階には本物の座席が置いてあり、地下鉄の車内で飲んでいる感覚が味わえる。 ドリンクの中心はカップ酒で、20種類を超える品ぞろえは都内屈指。つまみは山のように積まれた缶詰で、注文を受けると温めてくれる。なお、乗車(入店)の際は入場料(お通し代)が必要。 ▼中央区日本橋堀留町1-6-11
-
-
トレンド 2009年11月16日 15時00分
ウマしサケ探し隊 美寿々(長野)
信濃国の枕詞「みすずかる」にちなんで命名された長野の地酒。明治26年創業という老舗で、木曽谷の北端、洗馬宿に蔵を構えている。小さな蔵元だが社長が自ら杜氏を務めるだけに、酒造りへのこだわりは相当なもの。それだけに酒造量は少ない。 酒米に長野県の開発した酒造好適米「美山錦」を、仕込み水には小曽部川と奈良井川水系の軟水を用い、標高750メートルという準高原地帯で醸し出される酒は滑らかで柔らかい仕上がり。 平成20年酒造年度全国新酒鑑評会で金賞を受賞した「大吟醸」は、山田錦を39%まで磨き上げ、アルプス酵母を用いて醸造。フルーティーな香りと切れの良い飲み口が特徴だ。
-
トレンド 2009年11月16日 15時00分
邦画魂 Mr. カラスコが銀幕デビュー
今季パ・リーグ2位に躍進した東北楽天ゴールデンイーグルス。その非公認マスコット「Mr. カラスコ」を主人公に、「少林老女」や「デメキング」などの異色作を世に出した奇才・寺内康太郎監督が手がけた痛快コメディー。 謎の覆面男「Mr. カラスコ」が主人公の作品製作を依頼された映画監督の寺内は、岩隈久志や田中将大ら球団関係者から話を聞く。だが、情報を集めるうちに謎のキャラが次々に登場、事態は思わぬ方向へ展開していく。 映画監督の寺内を村上淳、相棒で脚本家の佐上を渋川清彦が演じる。共演は江口のりこ、藤川のぞみほか。楽天イーグルスの選手たちをはじめ、古田敦也、田尾安志、陣内貴美子、獣神サンダー・ライガー、ザ・グレート・サスケらゲスト陣も豪華。
-
トレンド 2009年11月16日 15時00分
男の“甘味”党宣言 大女優・田中絹代が愛した味
創業明治28年。力士の立田野竹枩(たけまつ)が引退後、日本橋に四股名(しこな)を屋号にした甘味処を開いたのが始まり。大正13年、二代目が店舗を銀座に移し、現在に至る。 看板メニューの「あんみつ」は北海道十勝産の小豆と赤えんどう豆を使うなどこだわりの逸品。独自の製法で作られた「小倉あいす」もオススメ。いろいろ試したい向きには小倉あいす・くず餅・あずき白玉・ところてん・季節の和菓子から1点ずつ選べる「甘味3点セット」がお得。 現在、大女優・田中絹代の生誕100年を記念し、彼女が愛した小倉あんみつにバニラアイスを添えた特別限定メニュー「絹代あんみつ」が味わえる。11月いっぱい。 ▼中央区銀座7-8-7
-
トレンド 2009年11月12日 15時00分
ライダー 棚からぼた餅
「餃子の王将」の機種概要とスペックを見たとき、これはしばらく食えそうだなと直感した。が、導入店が少な過ぎる上に、たとえ導入されていたとしても1、2台程度。こういった特殊な台は特にクギに左右されやすいのに、台選択の余地がないのだ。新装回りなら何とかなりそうだが、わざわざ遠出する価値があるかはちょっと微妙なところか。 近くに導入店が見あたらず半ばあきらめかけていたのだが、我が家から徒歩10分のところにあるホールに導入されるのを新装当日の朝に知った。このホールは地域で一番客付きが悪い。かつてはにぎやかなホールだったものの、遠隔をやっているとの噂が飛び交うようになってから客付きが悪化。まあ、地域で唯一パチスロの裏モノを設置していたという経緯もあるから自業自得でもあるが。火のないところこに煙は立たぬである。 開店1時間前に到着。やはり誰もいない。というわけで無事に台を確保できた。まずは最重要となる天井付近のクギを眺めてみる。悪くない感じ。ま、打ってみないことには分からないので玉貸しボタンをポチッと押して実戦スタート! ちなみにコイツのボーダーは3円交換なら1000円あたり2回程度。「そんなに甘いのか」と驚いた方も多いだろうが、たった2回回すだけでもひと苦労なのだ。私の台は最初の1000円でデジタルが2回転回ったが、いずれもリーチにすらならず終了してしまった。ま、回転効率が悪い台だからこのくらいシンプルなほうがいいが。 3500円目、本日6回目のデジタル回転…と、その瞬間、「ピキーン」というかん高い効果音を伴って、液晶左下の餃子ランプが点灯した。「これ、ちょっとアツいんじゃない?」と期待しながら液晶を凝視するも、かかったスーパーは期待度の低い追っかけリーチ。その瞬間ハズレを覚悟したが「33」があっけなく停止して大当たり。もしかするとさっきのは一発告知だったのか? ともかくこれで現金投資から解放される。 大当たり後、保留の行方を期待しながら見守るもすべてノーマルで終了。というわけで、再び単純作業が始まる。私は5発打ち出したら3秒止め打ちという独自のスタイルで戦っている。それがどれだけの効果を生むのか実は私にも分からない。だが、ただひたすら打ちっぱなしでは玉減りが早いし、穴に入りそうな玉が別の玉に弾かれ結果的にインを逃すという”玉突き事故”が起きにくいのもまた事実である。 しかしこの止め打ちを駆使しても玉はあっという間になくなってしまった。2箱回して回転数は15。役モノ内へのイン率はかなり高いのだが、スタートチャッカーへ通じる手前の穴への入賞率が極端に悪いのだ。打ち方をいろいろと試してみたが上がる気配がない。台の癖が悪いのか。 王将に見切りをつけ、店内をブラついてみる。すると、ライダーに座っていたじいさんが首をかしげながら席を立つ場面に出くわした。回転数は38。おそらくこのじいさん潜確の存在を知らないのでは? ほかに打てそうな台もないし、とりあえず釣られてみますか。 すると19回転目、擬似連4回から特訓リーチに発展。タイトル色は激アツのゼブラ! が、当然のように特訓は失敗し、しばらくの沈黙ののち、ベルト落下から怪人との最終決戦へ。そして見事、一撃必殺ライダーチョップで怪人を撃破し大当たり! 果たして本当に潜確だったのかは不明だが、結果オーライでしょ。 さて、サイクロンモード前半はギリギリまで引っ張られての大当たりが続く。胃が痛くなる展開である。そして4連後、ついに電サポが終了し、ラスト4回転を残すのみとなった。理論上の引き戻し率は8.8%。無論、一度たりとも引き戻したことがない。「ショボ連だったなあ」と思いながら適当にボタンを連打していたら、なんとゲルショッカー撃破で首領との最終決戦へ。ここまで到達したのはこれが初。コイツを倒せば再びあの夢のステージへ舞い戻ることができる…。そう思うと急に緊張してきた。「どうせハズレだ。冷静になれよ」と自分に言い聞かせつつ、心のどこかでは「絶対に勝て!」と思う自分がいる。そんな葛藤の中、ボタンを連打すると首領がバタンと倒れベルトが落下。見事7が3つそろいに。まさかの引き戻しで再びST連開始! その後は早い段階でPフラが来たり、ライダーキックがさく裂したりと安心の展開が続き、最終的には9連。今日はまだほんの数時間しかパチンコを打っていないが、餃子の王将の止め打ちとライダーのまさかの展開でどっと疲れたのでこれにて実戦終了とする。たまにはこういうパチンコがあってもいい。ハイエナも立派な戦略のひとつだ。プラス3万円ナリ。
-
-
トレンド 2009年11月11日 15時00分
「秘密のXファイル」 池袋家電戦争の陰で転売屋集団が横行
ビックカメラに真っ向勝負を挑むヤマダ電機の巨艦店「LABI1日本総本店池袋」が10月30日、東京・池袋に出現した。開店報道では、ほぼ無視された“池袋家電戦争外伝”をお伝えする。 開店初日にはパソコンやデジカメを激安特価で買えるオープンセールを行い、限定の特価品を求めて早朝から1万5000人が、建物の周りをぐるりと取り囲んだ。 「これほどの人だかりは8月末の衆院選最終日に、麻生(前首相)と鳩山(首相)が街頭演説をしに来たとき以来かな」と目を丸くする地元住人。しかし同時に、これほどの人をさばけるのかという不安が開店前から漂いつつあった。 午前10時開店とともに、客の波が、お目当ての限定商品のあるフロアへと押し寄せた。膨らむ熱気と人だかり。あふれる人の波はついに、4階のパソコン売り場で小さな火種となった。限定のパソコンを求めてわれ先にとレジ前に人が殺到。店員は机の上に立ち、拡声器で声を張り上げた。 「押さない、押さないで! 押すならもうセールやんないぞっ!!」 店員の荒々しい声が響き渡る。そもそも平日の朝に、なぜこれほどの人が集まるのか。それは彼らの言葉を聞けば分かった。飛び交う中国語や韓国語。行列の7割近くが外国人だった。 火種に油を注いだのは一部の中国人たち。一般的に、中国には列に並ぶという文化がないとされる。実際、上海の地下鉄は扉が開くとともに降りる人と乗る人が押し合いへし合い、降りるのにもひと苦労するほどだ。 もちろん日本式にならうマナーのよい中国人もいるが、一部はやりたい放題。しらじらしい演技で列にまぎれ込む青年。何度店員に注意されても、素知らぬ顔で列に割り込んではまた怒られる母娘。「そこ! お前、割り込んだから並んでもやらないからな!!」。割り込みに手を焼く店員もヒートアップ。ついに騒ぎは暴動へと発展した。 列に割り込んだ中国人の中年男性と、抜かされたことに腹を立てた男性の間でチラシを持って殴り合いが発生。館内に緊張が走った。警備員が慌てて止めに入り、何とかその場は収まった。 割り込んだ中国人男性は「自分は券を持っている」と主張。実は、店側は入店前にくじ引きで券を配ったが、これを入場の順番ではなく、限定特価品を買える順番と勘違いした客が続出したのだ。客同士のトラブルに店員も疲れ果てた表情。午前11時には全特価品が売り切れた。 無事に限定特価品を手にした北池袋に住む中国人の20代女性は「もう痛くてたまんなかった。(列を指して)あいつらみんなバカね」と切り捨てた。パキスタン人の20代の留学生は「朝5時からきた。今日は授業はお休み」と満足げ。 同店の森宗一郎店長は本紙の取材に「(大反響のオープン初日に点数をつけるとしたら)120点」と話す一方、騒動には「ご迷惑をおかけしてしまい、誠に申し訳ございません。トラブルの起こすことのないように運営面に気をつけてまいります」とコメントした。 一方、オープン騒動が一段落した店舗の裏側では、同店の紙袋をいくつも抱えたグループが集まっていた。すべて限定特価品のパソコンやノートパソコンだ。関係者の1人にその使い道を聞くと「売る(転売する)」と答えたきり、口を閉ざした。 彼らは“転売屋”と呼ばれ、限定セールに並んでは商品を転売するグループ。そのほとんどが雇われた中国人やホームレスで、裏では取りまとめ役が仕切っているという。限定特価品のパソコンのひとつは市場価格より3万円も安い。そのうちのいくらが列に並んだ人に流れたのかは分からない。 国内最大級の家電量販店の出現に、街も人もお祭り騒ぎだった一日。“家電の聖地”の競争は街に新たな風をもたらしそうだ。◎値下げ限界ギリギリの攻防 売られたケンカに黙っている訳がない! オープン当日午後、「LABI1」のすぐそば、「ビックカメラ本店パソコン館」に向かった。 ソニーのノートパソコン「VAIO」の最新作「VPCCW18FJ/R」に狙いを定める。ヤマダ電機のオープンセール価格は13万4800円。同じ物がビックカメラでは14万4800円で発見。 「僕も朝見ましたけど、すごかったですね」とお隣のフィーバーぶりを語る店員を、向こうは1万円安いと揺さぶってみた。 さて、いかほど安くなるのか? すると「もうこれ以上は下げれません」とキッパリ。ヤマダ電機ではやっていないオーダーメードで、ハードディスクの容量を削れば2万円安くなると提案された。 決裁権のない店員だったのかもしれない。それでも簡単に安売りに応じられないほど、すでにギリギリのラインで戦っている店側の事情はヒシヒシと伝わってきた。