スポーツ
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スポーツ 2023年01月23日 15時30分
大相撲、阿武咲の反則判定に「200万円がパー」の声 本人も首かしげ花道でも「うわー」、豊昇龍戦後の落胆ぶりが話題
22日に行われた大相撲1月場所千秋楽。今場所5敗目を喫した平幕・阿武咲の取組後の表情が話題となっている。 前日まで「10勝4敗」の阿武咲はこの日、「7勝7敗」の関脇・豊昇龍と対戦。立ち合い頭から低く当たり豊昇龍を土俵際へ押し込んだ後、後方へ一気に引いて地面にはわせる。行司は阿武咲に軍配を上げたが、土俵下の勝負審判はすぐに物言いをつけ協議に入った。 >>大相撲、豊昇龍の立ち合いに「見苦しいことするな」と批判 舞の海氏も「これはいけません」 相手に全く呼吸合わせず物議<< NHK中継では協議の間に取組のスロー映像が流れたが、映像には阿武咲が引きながらはたき込みを繰り出す際、豊昇龍のまげを左手でつかんだような様子が映っていた。審判部も協議の結果、阿武咲は豊昇龍のまげをつかんでいたと判定し反則負けとした。 佐渡ヶ嶽審判長(元関脇・琴ノ若)が協議の結果を場内に説明した直後、土俵下で判定を待っていた阿武咲は右目をつぶりながら右に一度首をかしげるなどガックリとしたような表情を浮かべる。また、取組後の一礼を終え花道を下がった後、花道担当アナウンサーは「花道の奥のモニターでスローを見終わった後に『うわぁ~』という声が出まして」と阿武咲は花道でも落胆をにじませていたことを報告した。 反則負けに意気消沈していた阿武咲に対し、ネット上では「いやー、今日の阿武咲はめちゃくちゃもったいなかった」、「リプレー見ても結構ガッツリ掴んでしまってたな」、「こんな形で星を取り損ねるとは…内容的には終始優勢だったのに」、「取組後にあからさまにやってしまったって顔してたな」、「これで敢闘賞、200万円がパーになったのも本人としてはキツいだろうな」といった同情の声が寄せられた。 「今場所の阿武咲は平幕ながら14日目まで優勝争いに絡むなど奮闘。相撲協会も土俵を盛り上げた点を評価し、22日に開いた三賞選考委員会で、豊昇龍戦に勝てば敢闘賞(賞金200万円)に選出することを決定していました。このことは阿武咲本人も取組前から認識していたといいますが、反則負けというまさかの形で受賞を逃したことで相当な悔しさを感じ、それが取組後や花道での言動に出ていたとしても不思議ではないのでは」(相撲ライター) 取組後の報道では、阿武咲は「しょうがない。攻め切れなかった自分が悪い」、「それも含めていい経験。また次に生かせる」と反省しつつも前を向いたと伝えられている。キャリア最多タイの幕内での11勝、自身4度目の敢闘賞受賞を逃した悔しさを来場所に活かすことはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2023年01月23日 11時30分
スターダム10人掛けを1勝9分けのジュリア「こういう試練がたまにはあっていいかなと思いました」
ブシロード傘下の女子プロレス団体スターダムは、『STARDOM AWARD 2022 in Takadanobaba』1.21東京・ベルサール高田馬場大会を開催した。メインイベントでは、赤いベルトことワールド・オブ・スターダム王者のジュリアが、10人掛けに挑んだ。 これを1勝9分けで乗り切ったジュリアは試合後、「あーー、高田馬場にお集まりの諸君ご機嫌いかがですか…。ジュリアはメッチャ元気です…なんつって。月山いる?まだ。月山、なんかオマエどことなく中野たむ味を感じたよ。オマエの師匠もな、ドン底から這い上がったんだぜ、知ってる?そんで諦めなかったら、いつか必ず勝てる。そして大事なのは、その先。オマエも早くコッチ側に来いよ。本当にタイトルマッチに挑むくらいの気持ちで10人とやった。でも、月山まだ聞いて。オマエは大丈夫だ。今日オマエにオレ負けそうになったもん。グロリアスドライバー、オマエ返してたもん。見えました?マジか!と思って、引き分けになっちゃった。オマエに引き分けたことねぇよな?やっちまった…。そんで中野たむ、私にはオマエが必要だし、オマエもそうだよな?だからさ、2人ともさ、落ち込んでねーで、元気にやっていこうよ。なっ!いろいろあーだこーだ言うヤツなんかクソ食らえなんだよ。んなもん気にすんなよ。気にしてばっかいてよ、気にすんなよ!もっとプロレス楽しもうぜ。今日は私が10人を相手にドン底に落ちた気分ですけど、こういう試練がたまにはあっていいかなと思いました。ありがとうね、バイバイ」と最後に対戦した月山にエール。 続けて、「長くしゃべりすぎてしまいましたけれども、今日の本当の目的は2.4大阪(エディオンアリーナ大阪大会)の鈴季すず戦、タイトルマッチに向けての自分に試練を与える10番勝負。赤いチャンピオンにまだなりたてですけど、ここから必ず這い上がって絶対王者っていうくらい強くなれるかな…?その努力を必ず…おっと、いたんだ」とすずに触れる。すずは「オイオイオイ、オマエな、10人と試合するから見てろよって言うからそこに立ってずっと見てやってたよ。感動的なマイクをなさって大変申し訳ないですけれども。10人全員ぶっ倒すって意気込んでたけど、引き分けばっかじゃねーか!」と罵倒。「2月4日このベルトを獲って、鈴季すずがスターダムの顔になってやるから覚悟しとけよ、お前よ!」とタイトル奪取を宣言。 ジュリアは「スターダムの顔になりたいのか?わかった。でもな、一つ教えてやるよ。ジュリアは女子プロレスの顔なんだよ。確かにすず、オマエはすげーよ。でもな、一つ言わせろ。私にとって、まだ妹なんだよ。その壁をぶち破ってみろ。2月4日、しっかり決着を付けようじゃねーかよ」と言うと、すずは「付けてやるよ。オマエ、エモい感情にひたりすぎてこのベルト奪われちゃうかもしれないから、気をつけておけよ。オマエが女子プロレス界の顔なら、私はプロレス界の顔だよ!」と上回る発言。これにはジュリアも「なんちゅー女だ…。あんなんじゃなかったんだけど…。まあエモい感情、私はエモいとかどうとか、そうじゃなくて…その時の自分に正直にいたいだけ。だから大丈夫。今、完全にスイッチ入ったぞ!プロレス界の顔?だったらジュリアは日本が誇るジュリアになってやるからお前ら楽しみにしとけ。気合入ったぞ!」と言い返した。 ジュリアとすずのストーリーは、大阪で一つの結果が出ることになりそうだ。◆スターダム◆『STARDOM AWARD 2022 in Takadanobaba』2023年1月21日東京・ベルサール高田馬場観衆 710人(満員)▼ジュリア試練の10人掛け(各3分1本勝負)△ジュリア(時間切れ引き分け)スーパー・ストロング・スターダム・マシン△△ジュリア(時間切れ引き分け)コグマ△△ジュリア(時間切れ引き分け)テクラ△○ジュリア(1分57秒 雁之助クラッチ)妃南●△ジュリア(時間切れ引き分け)葉月△△ジュリア(時間切れ引き分け)中野たむ△△ジュリア(時間切れ引き分け)SAKI△△ジュリア(時間切れ引き分け)なつぽい△△ジュリア(時間切れ引き分け)飯田沙耶△△ジュリア(時間切れ引き分け)月山和香△※ジュリア1勝9分け(どら増田)
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スポーツ 2023年01月23日 11時10分
ノア金剛に勝ち越した新日本ロスインゴ内藤哲也「今年の横浜アリーナ大会も楽しませていただきましたよ」
新日本プロレスは、昨年に引き続きプロレスリング・ノアとの全面対抗戦『WRESTLE KINGDOM 17 in 横浜アリーナ』1.21神奈川・横浜アリーナ大会を開催した。メインイベントは、昨年10人タッグマッチで対戦したロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(L・I・J )と金剛が今年はシングル5番勝負で対戦。昨年は完敗を喫している金剛は1.4東京ドーム大会のインタビュールームに乗り込み対戦を迫った。一方、L・I・Jはノア1.15静岡・ふじさんめっせ大会の試合終了後に物販に現れ、金剛グッズを購入するなど余裕モード。 2勝2敗で迎えた大将戦。内藤哲也はいつものように焦らす展開を作り出そうとするが、「研究して来た」という拳王はこれに付き合わず、厳しい打撃で内藤を苦しめる。しかし、内藤は瞬発力を生かして、立体系の技を連続で決めることにより、試合を振り出しに戻すといった展開。最後は拳王も勝負に行ったが、内藤が強引にデスティーノを決めてカウント3。リーダーの内藤がL・I・Jを勝利に導いている。 試合後、内藤は拳王に何やら話しかけると、拳を突き上げて合わせるように待ったが、拳王は迷った末にこれを拒否。そんな拳王に内藤は「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンと金剛によるシングル5番勝負。残念ながら全勝することはできませんでしたが、3勝2敗で我々、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの勝利、拳王選手。そして金剛の皆様、また、いつでもこのリングに来てくださいよ。我々、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンが構ってやるぜ!カブロン!」とメッセージを送った。 バックステージでは「全て本音かな。去年の横浜アリーナ大会も、ものすごく楽しかったし、そして、今年の横浜アリーナ大会も楽しませていただきましたよ。拳王選手、そして金剛の皆様にね。また続きがあるなら、これでも『いや俺たちは負けてねえよ!』って言うんだったら、いつでもまた新日本プロレスのリングにお越しください。我々、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンが構ってやるよ。その代わり、今度はちゃんとチケット買ってから来てくれよ。ま、来んか、今回のドームとかは大目に見るけどさ、今度からちゃんとチケットのチェックするからね」と1.4東京ドーム大会のバックステージに現れたことをチクリとしながらも、また機会があれば続きを楽しみたいようだ。 エンディングでは、ノア2.21東京ドーム大会で行われる武藤敬司引退試合の対戦相手に指名された内藤。今年の1.4東京ドーム大会でのメインイベント出場は叶わなかったが、他団体の東京ドーム大会でメインイベントを務めることになった。しばらく、内藤から目が離せない。◆新日本プロレス◆『WRESTLE KINGDOM 17 in 横浜アリーナ』2023年1月21日神奈川・横浜アリーナ観衆 5533人▼L・I・J 対金剛シングル5番勝負(各30分1本勝負)●BUSHI(11分09秒 2PAC)タダスケ○○高橋ヒロム(13分05秒 片エビ固め)大原はじめ●※TIME BOMB II●SANADA (13分57秒 エビ固め)征矢学○※弾道○鷹木信悟(18分28秒 片エビ固め)中嶋勝彦●※ラスト・オブ・ザ・ドラゴン○内藤哲也(26分57秒 片エビ固め)拳王●※デスティーノ(どら増田)
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スポーツ 2023年01月23日 11時00分
オリックス・山岡、不安定な起用法にモヤモヤ? 年越し交渉の決着は間もなくか
「近く球団の方とお話しさせていただきます」 12球団大トリ、3年連続年越し交渉となったオリックス・山岡泰輔投手が近日中に契約更改の席に着くと語ったのは、1月21日だった。 >>藤川球児、『戦力外通告』元オリ海田投手の年俸発言にブチギレ「直接連絡してみます」ハラスメントと指摘も<< 同日、山岡が大阪・舞洲の球団施設にやって来た目的は、自主トレ。キャンプイン直前となってもまだ契約更改を終えていないため、在阪メディアは「見掛けたら、必ず」と気構えていたのだ。 しかし、当の山岡は至って冷静だった。 「代理人(弁護士)を通してだけど、色々と話をして来たようです。ここまで契約を保留してきた理由は『金額』ではないようですし」(在阪記者) ピッチャーとは“デリケートなタイプ”が多いという。今回、契約更改に時間が掛かったのは、山岡が“ピッチャーらしい性格”をしているからとも解釈できる。 「昨年度も契約更改が年越しとなってしまいました。更改後の会見で、21年シーズンは、先発なのか、リリーフなのか、起用法がはっきりしなかったことを挙げていました」(前出・同) 自身の立ち位置が分からなかったのだろう。 21年シーズンは右ヒジを痛め、9月には患部にメスを入れている。同年の日本シリーズでは“救援勝利”を挙げたが、契約更改が年越しとなってしまった。 「先発なら(山本)由伸に追いついて、追い越せるぐらい頑張りたい。中継ぎなら7、8、9回を任せられるように」(2022年1月26日) 更改後の「先発、リリーフのどちらでもやる」のコメントから起用法に不満がないことは明白だった。しかし、「キャンプ、オープン戦を見て首脳陣が判断する」の“正論”と、「調整が異なるのでハッキリしてほしい」の“デリケートさ”が平行線を辿り、山岡が納得するまで時間を要してしまったのだ。 今回も“自身の立ち位置”のことで、確認したいことがあったそうだ。 その詳細はやはり契約更改後に語られるようだが、気になる情報も聞かれた。 昨秋の日本シリーズ第4戦だ。山岡は先発マウンドを任されたが、5回投了、勝利投手の権利獲得まで「あと2人」という場面で交代を告げられた。 救援投手を労うように迎えたが、マウンドを下りる際、自虐的な笑みも浮かべていた。 「昨季はコロナ感染離脱もあり、不本意な成績(6勝8敗)に終わりました。もっと遡れば、昨季開幕は期間限定ながらリリーフでスタートしています」(選出・在阪メディア) 改めて、自身の評価を聞きたいとの思いが抑えられなかったのかもしれない。 「先発に専念させてくれと、考えているのかもしれません」(球界関係者) 日本一となった勝因は投手継投策だ。しかし、日本シリーズの流れを引き寄せたのは山岡が先発した第4戦だった。勝利投手の権利を目前にしての交代は“つらいもの”があったはずだが、契約更改と同時に気持ちも切り替えてもらいたい。山岡には投手陣のまとめ役としての期待も寄せられているそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2023年01月22日 11時00分
叔父・朝青龍氏も「恥ずかしい」関脇・豊昇龍、逃げ腰相撲続けるのは心身両面に原因? キャリアへの悪影響指摘も
15日に行われた大相撲1月場所8日目。関脇・豊昇龍が“注文相撲”を見せ批判が集まった。 豊昇龍は平幕・佐田の海戦で立ち合い直後に右に変化すると、前のめりになった佐田の海を右上手で土俵下まで送り倒し勝利。格下相手の奇襲に、ネット上には姑息な取り口などと批判が相次いだ。 >>大相撲、関脇・豊昇龍に「姑息過ぎて失望」の声 格下相手に1秒で勝利、逃げ腰の相撲に批判相次ぐ<< 豊昇龍は2018年1月場所で初土俵を踏むと、2019年11月場所で新十両、2020年9月場所で新入幕、2022年9月場所で新関脇と順調に出世。次代の大関候補の一人と期待されているが、その一方で今回のように立ち合いでしばしば変化を選択することがかねて問題視されている。 2022年9月場所千秋楽の平幕・遠藤戦では、7勝力士同士の“相星決戦”にふさわしい熱戦を多くのファンが期待する中、立ち合いで右に変化。そこから右上手をつかんで遠藤を揺さぶり最後は土俵下へ押し倒したが、場内からは「あ~」というため息が上がった。 また、豊昇龍の叔父として知られる朝青龍氏(元横綱)がこの取組後に自身の公式Twitterに投稿し、「こんな取り口いいのか? 勝負から逃げる バカやろ」、「若いのに 恥ずかしい」などと豊昇龍を酷評したことも話題となった。 豊昇龍は優勝25回(歴代4位)、年6場所完全制覇(2005/史上唯一)など数々の記録を残した朝青龍氏のことをこの上なく尊敬していることが入門当時から頻繁に伝えられている。その叔父から問題視されても変化癖は治っていない状況だが、体重の問題が影響しているのではという見方はある。 豊昇龍は入門当時の体重が107キロだったが、2023年1月場所現在は146キロと約40キロ増量。それでも、今場所の幕内力士全42名の中では32位タイと小柄な部類に入っている。体重が軽い分、大型力士との対戦では立ち合いで当たり負けするリスクも高いが、このリスクを軽減するために状況に応じて立ち合い変化を仕掛けているとしても不思議ではないだろう。 また、立ち合い変化は決まれば簡単に相手のまわしを側面・背面からつかむことも可能だが、このメリットを当てにし過ぎているという可能性もある。実際、相撲協会・八角理事長も2021年5月場所7日目の大関・貴景勝戦で変化しながら敗れた取組後、「上手を取って安易に勝てばいいという気持ちではなく、(体が)小さくても当たって前まわしを取って、必死に頑張る姿をお客さんに見せてほしかった」と簡単に勝ちにいこうとしていないかと苦言を呈したことが伝えられている。 一部ファンからは「こんな相撲続けてたら大関、横綱昇進のハードルが厳しくなるぞ」と指摘されてもいる豊昇龍。注文相撲に頼っていると立ち合い強くぶつかるという相撲の基本や当たり負けしない体づくりがおろそかになったり、大関・横綱昇進に値する成績を出しても内容面が伴っていないとして昇進が見送られたりといった問題に見舞われかねないが、“悪癖”を改善することは果たしてできるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について朝青龍氏の公式Twitterよりhttps://twitter.com/Asashoryu
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スポーツ 2023年01月21日 17時30分
侍ジャパン、14年ぶりWBC優勝は鈴木次第?「監督を胴上げする」前回大会の屈辱晴らせるか
プロ入り後、4度目となる世界一への挑戦だ。 3月に開幕を迎えるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表に選出されている鈴木誠也。2017年WBC、2019年プレミア12、2021年東京五輪に続き、今回も日の丸を背負う。 昨年の12月8日に自身のSNSで大会出場への意思を表明。その後、今月6日に先行発表された日本代表メンバー12人に選ばれた。ロックアウトの影響でシカゴ・カブス入団が開幕直前となった昨年と同様、MLB2シーズン目への準備期間が限られることが予想される中での決断。メジャーリーガーとして、そして日本代表としての強い覚悟が窺える。 カープ在籍時だった2017年大会では、初戦からスタメン起用が続いたものの、計14打数3安打、打率.214という数字に終わっており、準決勝のアメリカ戦では出場の機会は無かった。 雪辱を期す今大会、現在までメンバー入りが発表されている日本人メジャーリーガーで唯一、前回のWBCを経験している。当然、「侍ジャパン」の中心的存在として、大谷翔平と並び打線の主軸を担うことが期待される。さらに、NPBからの精鋭も揃う打撃陣では、セ・リーグ三冠王の村上宗隆、ソフトバンクへの移籍が決まった近藤健介らとの共演も見どころだ。 また昨年、メジャーでも高い評価を受けた外野守備での貢献も必須。内定が伝えられている日系人プレーヤー、ラーズ・ヌートバーとともに、メジャー仕込みのフィールディングが楽しみだ。 鈴木は過去2度、世界一を経験してきており、何れも「日本の4番」を務めてきた。プレミア12では3試合連続本塁打を記録、4割を超える打率を残し大会MVP、ベストナインにも選ばれている。東京五輪も4番を任され、不振が続いた中でもノックアウトステージ初戦のアメリカとの一戦では追撃となる本塁打を放ち、逆転勝利に貢献している。今大会も周囲からの信頼は厚く、鈴木のバットが勝敗を決定付ける場面も訪れるだろう。 他のライバル国も多くのメジャーリーガーが出場となる今大会、これまで以上に鈴木誠也というプレーヤーの真価が問われる戦いと言えるかもしれない。そして、最後まで熾烈を極めることが予想される中、大会への出場を表明した際に「栗山監督を胴上げする」と綴っていた通り、3たび、日本を世界の頂点へ導くシンボルとなってくれるはずだ。(佐藤文孝)
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スポーツ 2023年01月21日 11時00分
大相撲、血まみれの力士に行司が「動くな動くな!」 取組中断を招いた大アクシデント、出血量に解説も驚愕
15日に行われた大相撲1月場所8日目。大関・貴景勝が取組中に流血し心配の声が集まった。 貴景勝はこの日平幕・錦富士戦に勝利したが、取組中に相手から顔面への頭突きを2度食らい口・鼻から流血。故障・休場などには至らなかったものの、錦富士の右肩に返り血がつくほどの出血量だったため、取組終了直後はネット上に心配の声が多数寄せられた。 >>大相撲、貴景勝が口・鼻から大流血!「顔面ばかり狙ってないか」対戦相手の頭突き・張り手連発が物議<< 相撲は大男同士が頭からぶつかり合うという競技の特性上、取組中の力士が口・鼻・額などから流血するケースは少なくない。ほとんどはそのまま取組が続行されるが、過去には出血量が多すぎるあまりに取組が一時中断したケースもある。 2022年7月場所10日目の十両・大翔鵬対十両・天空海戦。大翔鵬は前日までに「2勝7敗」、天空海も「3勝6敗」とお互い苦戦中だったが、この日は共に立ち合い勢いよく頭からぶつかるなど気合十分。その後も土俵の中央で互角の攻防を演じていた中、行司が突然「動くな! 動くな動くな!」と大声を出しながら両力士の背中に手を置き取組をストップさせた。 行司はこの後土俵下の呼び出しから紙を受け取ると、大翔鵬の鼻の穴に詰める。実は大翔鵬は最初の立ち合いで、天空海の当たりが顔面に直撃したことで鼻から出血。大翔鵬の上半身や西の仕切り線が赤く染まるほど大量の血がしたたり落ちていた。 大翔鵬の鼻に紙が詰められた後、行司は土俵に上がってきた呼び出しと2人がかりで大翔鵬の体についた血を紙でふき取る。その後に両力士の体勢を確認した上で取組を再開させたが、再開後は大翔鵬の胸に頭をつけた天空海が一気に土俵外へ寄り切り勝利した。 取組後の大翔鵬はしっかりとした足取りで花道を下がったが、口・鼻回りや胸には依然として大量の血がついていた。また、直後にはNHK中継の花道担当アナウンサーが「喋るのもつらいような状況で、上を向いて風呂(場)の方に入っていきました」と、引き上げた後も出血は止まっていない様子だと伝えた。 大翔鵬戦が終わった後、土俵上では複数名の呼び出しが血と土が混ざり赤黒くなっていた西の仕切り線付近に塩をまいて足やほうきでならした後、その上に新しい砂を入れてさらにほうきで整えるなど急遽整備が行われる。中継解説の西岩親方(元関脇・若の里)はこの様子を見ながら「これだけ血が土俵の上に落ちるっていうのは珍しいですね」と、これまでの現役・親方生活(1992年3月場所~)でもあまり見たことがない光景と驚きを口にしていた。 大翔鵬は故障・休場には至らず翌11日目以降も出場し2連勝したが、同部屋の平幕・遠藤が新型コロナに感染したことで13日目から途中休場。そのまま7月場所を終え「4勝9敗2休」で負け越しとなった。 昨年の大翔鵬も今回の貴景勝も、相手力士の当たりを顔面にモロに受けたことが大出血のきっかけとなっている。取組毎に自身、相手の体勢や戦略は異なるため常に顔面直撃を警戒するのは難しい面があるが、鼻骨や眼窩底骨折といった大けがのリスクもあるため、可能な限り額で受けるといった対策を意識する必要もありそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2023年01月20日 19時30分
大相撲、阿炎に「みっともない」小兵・宇良相手に卑怯? 立ち合いの奇襲で瞬殺、前回対戦の報復か
19日に行われた大相撲1月場所12日目。今場所7勝目を挙げた平幕・阿炎が立ち合い変化を見せ物議を醸している。 前日まで「6勝5敗」の阿炎はこの日、同じく「6勝5敗」の平幕・宇良と対戦。立ち合い、宇良は頭を下げながら前に出て懐に潜り込もうとしたが、阿炎は宇良の首に右手でかけながら左方向に変化。体勢を崩した宇良は首を押さえ込まれたまま地面にたたかれた。 取組時間約1秒で宇良を下した阿炎だったが、取組後は場内から「あ~」とため息が上がり、阿炎が取組後の一礼を終え土俵を降りた後もさほど拍手・声援は上がらず。NHK中継の実況アナウンサーは「熱戦を期待したファンからは少しため息も聞かれました」と伝え、正面解説の舞の海秀平氏(元小結)も「こういう相撲内容だと、自然に拍手も少なくなりますよね」と観客の心情を察していた。 >>大相撲・宇良戦、客のヤジで取組が中断!「タイミング考えろ」怒りの声相次ぐ、開始直前に大声響き輝がつっかけ<< “注文相撲”を見せたこの日の阿炎に対し、ネット上には「立ち合いぶつからずに逃げてて失望した」、「勝ちは勝ちだが、全く中身のない相撲内容だったな」、「体格で圧倒してる(阿炎は身長187センチ・体重159キロ、宇良は175センチ・148キロ)力士相手に変化なんてみっともないと思わないのか」、「安易な変化で目先の1勝掴んでも今後にはつながらない」といった批判が寄せられた。 ひんしゅくを買っている阿炎の変化だが、一部からは「前回対戦の仕返しだったのか?」という推測のコメントも上がっている。前回阿炎と宇良が対戦したのは2022年7月場所2日目だが、この相撲では宇良が立ち合い直後に右に大きく変化。両手を前に出しながら踏み込んだ阿炎はバランスを崩し、そのまま成すすべなく押し出され敗れた。ファンの間ではこの一番が今回の変化の背景にあったのではという見方も多い。 阿炎は長いリーチを活かした突き押し相撲が持ち味の力士で、先場所は大関・貴景勝、平幕・高安と三つ巴の優勝決定戦を制して自身初優勝(12勝3敗)を飾っている。次代の大関候補の一人としても期待されているだけに、今回の“注文相撲”にはがっかりしたファンも少なからずいたようだ。 宇良を下して今場所の勝ち越しにリーチをかけた阿炎だが、13日目の平幕・琴勝峰戦は立ち合い強くぶつかるも相手を攻めきれないまま突き落としで敗戦。勝ち越しは14日目以降にお預けとなっている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2023年01月20日 18時30分
大相撲、炎鵬が頭から土俵下に転落! 右わき腹何度も押さえ悶絶「凄い角度で落ちた」島津海戦のアクシデントに心配相次ぐ
19日に行われた大相撲1月場所12日目。十両・炎鵬が対戦相手もろとも土俵下に転落し心配の声が集まっている。 前日まで「6勝5敗」の炎鵬はこの日、同じく「6勝5敗」の十両・島津海と対戦。立ち合い島津海は強く当たり胸を合わせると、右手で炎鵬のまわしの結び目付近をつかみ下手投げを仕掛ける。ただ、同時に炎鵬も左腕で首投げを繰り出しており、両者はほぼ同時に土俵下へ頭から転落。行司は軍配を炎鵬に上げたが、土俵下の勝負審判はすぐに物言いをつけ協議に入った。 >>大相撲、土俵下の貴景勝に高安が激突! 場内騒然のアクシデントに心配相次ぐ、お互い故障の可能性も<< NHK中継では協議の間に取組のスロー映像が流れたが、この映像では両力士が土俵下に転落する際、炎鵬の右脇腹が土俵の角付近に先についている様子が映っていた。 また、落下の衝撃は相当なものだったようで、炎鵬は立ち上がってから協議が終了するまでの間、険しい表情を浮かべながら何度か右手で右脇腹を押さえる。また、島津海も立ち上がる際に左足を伸ばすなど下半身を気にするようなそぶりを見せた。 審判団による協議の結果、この取組は炎鵬の体が先に落ちていたとして行司軍配差し違えで島津海の勝利に。ただ、ネット上には取組内容への反応以上に「凄い角度で真っ逆さまに土俵下に落ちたけど大丈夫か」、「わき腹押さえる炎鵬も足伸ばす島津海もかなり痛そうだな…」、「2人とも明日以降が不安になるな、特に炎鵬は前日までのダメージもあるし」といった両力士の状態を心配するコメントが上がっている。 「炎鵬、島津海の両力士は取組後特に故障・休場情報は出ておらず13日目も出場予定ですが、転落のダメージが残りの戦いに尾を引かないか不安が残ります。特に炎鵬は10日目・栃武蔵戦で左肘、11日目・千代栄戦で右目をそれぞれ痛めており、右脇腹まで故障となるとコンディションとしては相当厳しくなるでしょう。島津海は勝ち越しまであと1勝、炎鵬もあと2勝に迫っていますので、可能な限りコンディション調整を行った上で何とか星を拾っていきたいところです」(相撲ライター) 投げの打ち合いで場内をどよめかせた両力士。翌13日目は島津海、炎鵬ともに勝利と転落のダメージを感じさせてはいないが、このまま今場所を完走することはできるだろうか。文 柴田雅人
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スポーツ 2023年01月20日 15時55分
大相撲解説・舞の海氏が正代4連勝に「初日からやって」と苦笑、批判相次ぐ 突然の復調は心身両面に理由アリ?
NHK大相撲中継専属解説者の舞の海秀平氏(元小結)が、19日に行われた大相撲1月場所12日目の中継に出演。今場所6勝目を挙げた関脇・正代へのコメントが物議を醸している。 前日まで「5勝6敗」の正代はこの日、「3勝8敗」の平幕・錦富士と対戦。正代は前日まで3連勝中で、取組前には実況アナウンサーが「本人も『ようやく少しいい流れがきている』と話しています」と本人も手ごたえをにじませていることを紹介。その言葉通り、この日も立ち合い錦富士に上体を突き起こされ右四つの体勢を許しながらも、右の下手をうかがいながら応戦し最後は土俵外へ寄り切り勝利した。 取組終了後、舞の海氏は「相手に左の上手、十分にとられてますけど構わず寄っていく。久しぶりに正代の下半身の強さを見ましたね」と足の動き、踏ん張りが良かったと評価。だが、「いい流れになってきてるって本人が言ってるんですよね。初日からやってくださいよと言いたいですけどね」と、なぜ初日からこうした相撲がとれないのかと苦笑交じりに苦言も呈した。 >>大相撲解説・舞の海氏、貴景勝への発言に「失礼極まりない」怒りの声 治療より美しさを重視すべき? 独自の主張に批判相次ぐ<< この舞の海氏の発言を受け、ネット上には「舞の海の最後のコメントは一言余計だろ」、「正代のことを明らかに皮肉っててイラっとする」、「初日からやれるような力士ならそもそも大関から落ちてねえよ」、「こっちが聞きたいのはそんな苦言じゃなくて、なんで急に調子が良くなってるのかについてなんだが」といった批判が寄せられた。 先場所大関から陥落した正代は今場所2ケタ勝利をクリアすれば大関に特例復帰できる状況だったが、初日から8日目までわずか2勝(3日目、6日目)と絶不調で早々に復帰が消滅。ところが、翌9日目からは今回の12日目まで4連勝と一転して復調している。舞の海氏は最初から今の調子なら特例復帰できたと惜しむ気持ちから苦言を呈したものと思われるが、復調に水を差すようなコメントに聞こえたというファンも少なからずいたようだ。 「正代がなぜ前半の不調から盛り返してきているのかですが、特例復帰が消滅した後から連勝が始まっていることを考えると、メンタル面が影響している可能性はあります。正代は以前から自身の取組内容やコンディションについてネガティブな発言が多い力士として知られていますが、特例復帰が消滅したことでそれまで抱えていたプレッシャーから解き放たれた面はあるのでは。また、正代は3日目・琴ノ若戦後に足元をふらつかせたり、取組後の一礼の際に恐る恐る腰を下ろしたり下半身を痛めたようなそぶりを見せていましたが、9日目から患部の状態が良くなってきたというのも一要因と考えられます」(相撲ライター) 4連勝で星を五分に戻し、残り3日間で2勝すれば勝ち越しというところまで持ち直してきた正代。このままの調子で勝ち越しを決め、2020年3月場所から維持している三役以上の座を死守することはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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