高校生の主人公・鉄大兎(くろがね たいと)が、ヴァンパイアのヒロイン・ヒメアにより15分に7回死なないと死ねないという魔術をかけられ、ある日を境に不死鳥のように死んでも生き返る…。という、大人には何が何だかさっぱり分からない内容だけど中高生には大人気の『いつか天魔の黒ウサギ』。
JR新宿駅構内に貼られた100冊あまりのサンプル本を最初に「ベリッ」っと剥がしていったのは、アニメファン風の男性や女子中高生ら。その他外国人観光客、OL、サラリーマン、家族づれと、実に様々な人が嬉しそうに「いつ天」を持ち帰る。本が全部無くなっても、キャラクターの隠れていた部分が完全に姿を現し、萌え〜な看板が完成するのだから、画期的なPR広告といえよう。