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本誌記者“恐怖”の爆笑体験記『マッチングアプリで上玉の美女に会ったのに…』−①−

 すっかり夏の暑さも消えて秋になり、人肌が恋しくなるくらいには肌寒い季節になってきた。世間のカップルたちはこの季節にもなると、クリスマスや年末の予定を「ポケモンGO」でもしながら決めているのだろう…。

 さて、本誌『週刊実話』で格調の低い記事を任されることが多いフリー記者の私だが、同じアプリでもマッチングアプリに全力中。昨今では婚活パーティーや街コンなど、男女の出会いの場を設けてくれる場が圧倒的に増えたが、私は幾度となく参加した街コンですら成果が上がったことがない。

 そんなこんなで私が前々から続けているのが『Pairs』(ペアーズ)というマッチングアプリだ。

 ある日、いつものようにログインしてみると、自分が「いいね」した人とマッチングしたとの知らせが! 暇さえあれば「いいね」ボタンをスーパーマリオのファイヤーボールのごとく連打していたので期待はしていなかったが、マッチングした相手は田中麗奈似の清楚系な美人で職業・歯科衛生士というとんでもない上玉。

 私はその瞬間、この女性・レナ(仮名)との輝かしい未来を妄想し、結婚までしたところでメッセージを送ってみた。

 内心、「どうせツレナイ返事かシカトをかまされるだろう」と期待はあまりしていなかったが、レナは何とも礼儀正しく丁寧な文章で返事をしてくれた。

 そこからお互いの仕事の話や趣味の話などにつなげていき、ついに私は彼女を食事に誘ってみた。

 結果はOK。妄想が現実となりつつある。

 お昼に渋谷駅前で待ち合わせし、そのまま食事に行くという約束をした。正直、出会い系どうこうではなく、サシで女性と食事に出掛けるという経験が人生でほぼほぼ初めてだった私にとって、約束日までは常に心臓バクバク。

 とはいえ、浮かれているだけではない。写真だと女性は数倍に盛れることは織り込み済み。そこそこのブス、もしくはモンスターが来ることも覚悟していた。

 当日、渋谷駅のハチ公近くで彼女が来るのを待っていると、LINEに電話がかかってきた。まだ会ったこともない女性と通話!? とコミュ障なりに思いつつ出てみると、「あ!こんにちは。今どこですかー? 向かってるんですけど人多いんで手上げてもらっていいですかー?」とレナ。

 この羞恥プレイから彼女のSな片鱗が垣間見える。

 顔を赤らめて手を挙げていると、やってきたのは、ナント写真の通り、スラっとした体型のモデルのような清楚美女。そして何と言っても服装がエロい!! この日は気温が高かったからなのか、黒の短パンと黒のタンクトップの上に、それぞれ黒のスケスケのレースを羽織った状態。

 あふれ出る下心を抑えながら、まずは事前にリサーチしてきたイタリアンレストランへ案内しようとした。しかし私の口が開く前に、レナは「行きたいお店があるんでお昼そこでもいいですか?」と一言。

 言われるがままについていき、店の前まで近づいていったところで「この先に私の職場があるんです」と説明を受けた。渋谷は彼女の庭というわけだ。

 彼女おススメの店は、おしゃれな洋食店。端から見たら上場企業に勤めている姉と大学生の弟のような、とてもカップルに見えないツーショットだったが、会話はそれなりに弾んだ。というか、彼女が弾ませ上手と言うべきか…。

 そして食事も終盤に差し掛かったところ、彼女が「自分磨き」のために通っているという教室のパンフレットを紹介された――。②に続く

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