3日の大阪・大阪府立体育会館大会では、IWGPインターコンチネンタル王座を防衛したジェイ・ホワイトが、IWGPヘビー級王者のオカダ・カズチカ、IWGPヘビー級王座挑戦権利証保持者の飯伏幸太を呼び込んだ。しかし、出てきたのは前王者の内藤哲也。2人がダブルタイトルマッチを巡り舌戦を繰り広げると、飯伏が現れ「僕も2冠には賛成です。でも1人だけ賛同していない人間がいる。オカダ・カズチカー!」と叫ぶと、オカダが渋々登場した。
オカダは「2冠やりたい?なんでやねん!俺はIWGPヘビー級の闘いにプライドを持ってんだこのヤロー!」と一喝。しかし、観客にダブルタイトルマッチを見たいか声援で確認すると、「意外と賛成派もいるのね。新日本プロレスといえば内藤さん!投票ってあったよね?投票で決めましょうよ!」と提案。これを受け、新日本はLINE公式アカウントで、4日の正午から24時間限定のアンケートを実施。結果はファンの民意に委ねられる形となった。
5日の会見では、菅林直樹会長が「昨日、ファン投票を行ったところ賛成が15,952票、反対が9,055票となりました」と発表。「1月5日東京ドームはIWGPヘビー級、IWGPインターコンチネンタルダブル選手権試合として開催いたします」と宣言した。
1月4日のIWGPヘビー級選手権試合(オカダ・カズチカ対飯伏幸太)の勝者と、IWGPインターコンチネンタル選手権試合(ジェイ・ホワイト対内藤哲也)の勝者がIWGPヘビー級、IWGPインターコンチネンタルのダブル選手権試合で対戦することとなった。また、IWGPヘビー級選手権試合とIWGPインターコンチネンタル選手権試合の敗者がスペシャルシングルマッチで対戦することも決まった。
1.5のメインは、オカダ対ジェイ、オカダ対内藤、飯伏対内藤、飯伏対ジェイのいずれかのカードがIWGPヘビー級王座とIWGPインターコンチネンタル王座のダブルタイトルマッチとして組まれる。1.4で敗れた選手同士もスペシャルシングルマッチとして対戦するため、この4カードのうち2カードが1.5で実現することになる。史上初のIWGP2大王座によるダブルタイトルマッチは、IWGP最強王者決定戦と言ってもいいだろう。
史上初の東京ドーム2連戦は、史上初のIWGP2大タイトルマッチで締める。
(どら増田)