新CMでは、企業のCEO役でコミカルな演技を見せる小泉だが、「俳優として大事にしていること」について問われると、「僕自身の心を大事にしています。精神状態も良くなければいい演技はできない。人間としてそこにいること、平常心を持っていることを常に心がけています」と述べ、「(作品を見た人から)楽しい、感動したって一瞬のシーンを喜んでくださったり、あの作品を見てよかったという声を聞くと喜びを感じます」と俳優の仕事にやりがいを感じている様子。
CEOという役どころに絡め、「もし起業するとしたら」との質問も受けたが、これにも役者業を絡め、「(撮影の)スタジオ経営をしてみたい」と回答。「こうやって芸能の仕事をさせてもらって、あまり芸能の仕事とかけ離れたものは想像つかない。思い切って、のどかな景色のある場所で撮影スタジオ経営をしてみたい」とコメント。「スタジオは自分にとって落ち着く場所。今までにない新しいスタジオを作ってみたい。海、山があってそこにスタジオがあればって想像するだけでワクワクします。のどかな町と一体化したスタジオというのもいいですね」と話してにっこり。
「そこに僕の部屋も作らせてもらって。一般の方も見学できるような場所も作りたい」とさらにアイデアを膨らませ、仲が良いという俳優のムロツヨシの名も挙げて、「ムロさんの部屋も作りますよ」と嬉しそうな表情。年齢に絡め、「(最近)お父さんに話し方が似てきましたね」と声をかけられると、「歳を重ねればそうなりますよね。みなさんもそうじゃないですか」と照れ笑いで、「30代は人との出会いは恵まれました。充実した30代を過ごせたので、平成も最後ですが、悔いはないです」と感慨深げに話していた。
(取材・文:名鹿祥史)