思い起こせば竹の子族を生んだ原宿の歩行者天国は、ゴミや騒音問題に困った地元住民からの声で廃止となった。アキバのホコ天もこのまま死んでしまうのか?
そこで、アキバで最初に路上パフォーマンスを始めたという女性2人組ユニット「FICE」を訪ねた。この日もFICEは最新アルバム「秋葉〜踊るヲタそんぐ♪〜」(定価2100円)のPRでアキバを走り回っていた。
「アキバの路上パフォーマンスは元々FICEが定着させたんですよ〜。最初の3年間はFICEしか路上にいなかったんですからっ!」と、どうやら一言いいたくてたまらない様子。
「マイクも使わず生声で、CDも売らない、お金は一切とらないが私たちがパフォーマンスを始めたときからの約束なんです。今は目立ちたい人が競うあうようになっちゃった」と炎(えん=写真(右))。「迷惑を考えない人が増えてきちゃったのは残念。マナーを守ってやってほしいですね」と氷(ひょう=写真(左))もお怒りモードだ。
もっとも沢本の場合、自らパンチラを大衆に見せつけ、大勢のカメラが下半身に集中しようとも本人は顔色一つ変えない“公開盗撮会”ともいえる過激な内容。逮捕は当然の成り行きだろう。
しかし、本当にアキバの路上パフォーマンスがすべて禁止となったら、元祖パフォーマーを名のるFICEにとっても一大事。FICEはパフォーマンス活動で平和を守るためやって来たアンドロイドという設定。さて、アキバの平和を守りきれるか!?