タフネス・ハートはシングル王座挑戦までのマル珍調整を企てていた。
23日の新潟大会でGHCヘビー級タッグ王者として丸藤正道と齋藤彰俊&バイソン・スミスの挑戦を迎え撃ち、6・14横浜大会ではGHCヘビー級王者の森嶋猛に挑戦する杉浦。GHCヘビー級シングルとタッグが懸かった5月、6月シリーズはGHC2冠戴冠のビッグチャンスとなる。
この日のシリーズ開幕戦ではその第一関門となるタッグ王座の前哨戦に臨んだ。相方の丸藤と伊藤旭彦のトリオで挑戦者チーム齋藤&バイソンに平柳玄藩を加えた6人タッグで激突。試合ではバイソンに強烈なスピアー、齋藤をスープレックスでブン投げるなど躍動したものの、最後は齋藤に伊藤が3カウントを許した。
好スタートとはならず試合後は「フォールとられたわけじゃない」と気持ちを切り替えたが、杉浦には全く問題ない。杉浦によれば「調子には波があるもの。予定としては絶好調でタッグ乗り切って、その後のススキノ(27日から北海道4大会)で遊びまくって肝臓とか悪くするくらいコンディションをガクッと落とす。そこで超回復すれば2週間後のシングルには絶好調ですから」という。つまり、独自の超回復術に絶対の自信があるのだ。
「森嶋戦では(五輪予選スラム)1発で決められないことだって考えられる。でも超回復さえしてれば腰の方も絶好調で(五輪予選スラム)10発はぶっこ抜けるでしょう」と目をギラつかせた杉浦。30代後半になってから1日5回のS○Xをこなしたこともあるというタフネス・ハートは独自のトンデモ調整で2冠奪取に突っ走る。