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キャバ嬢が生まれる瞬間(24)〜黒服が好きになりキャバ嬢になった女〜

 清水郁恵(仮名・22歳)

 私はキャバクラで働きだしてから黒服を好きになったんじゃなくて、それ以前から好きだった。数か月前、友達と飲みに行った帰りにキャバクラ店の前を通ると丁度、客の見送りでその店のキャバ嬢が表に出てきていた。でも酔っ払った客が凄くしつこいみたいで女の子に抱きついたりと、なかなか帰らない様子だった。その時に現れたのが高身長で、顔つきも凛々しいイケメンの黒服だったんだよね。彼は嬢と客を引き離し、それでいて丁重な接客で客を帰していた。その時にイケメンの黒服さんに一目惚れしてしまったわけ。

 当時、居酒屋のバイトをやめてフラフラしていた私は、真っ先にその店の名前をメモし、次の日、働かせてもらうために電話をかけた。無事面接は通り、キャバクラ嬢になったことで、目当てのイケメン黒服と日々、顔を合わせられるようになったのはいいんだけど、黒服と嬢の恋愛はご法度だと知った。たしかに当然だよね。女の子は店の商品でもあるのだから、それに手を出すことは許されない。罰金制度もあって、男50万、女50万の合計100万円。

 でも同僚の子に聞いたんだけど、所詮は男と女だから影で付き合ってる黒服と嬢はけっこういるらしい。黒服もキャバ嬢と付き合いたくてなる人もいるのだとか。私も何度か、新人の黒服と二人っきりになった時に誘われたことあるけれど、彼以外には一切興味がない。私の好きなイケメンの黒服は一切そういう面は見せないし、変な噂も聞かないかな。彼は黒服の中でもリーダー的存在でどの嬢をどの客につけるかを決める付け回しも担当していて頭の回転が早いところも素敵。そんな働きっぷりを見てますます好きになっちゃった。

 彼はプロだからキャバ嬢とは付き合ってくれないかもしれない。でも諦めきれないし、この想いは日々募っていくばかり。いつかお店にバレないように付き合えたらいいなと夢みている。もう罰金の100万円を払っても構わないので付き合いたいな(笑)。

(取材/構成・篠田エレナ)

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