圧倒的な強さで3冠の第一関門「皐月賞」を制した、オルフェーヴルが2冠を達成する。
東日本大震災の影響で、皐月賞は中山から東京に舞台を移して行われ、そこで2着サダムパテックに3馬身という決定的な差を付けて戴冠した、オルフェーヴルの強さは際立っていた。
舞台は同じ東京。血統(ステイゴールド)から距離延長も大歓迎で、ライバル17頭がこの馬を負かすのは、至難のワザだろう。全天候型で馬場状態に左右されないのも強みだし、信頼度は高い。
はっきり言って死角は見当たらない。普通に走ってくれば、まず負けることはないと確信する。
当面の相手は、サダムパテック。皐月賞は出遅れる不利があっての3馬身差。まともなら、きわどい勝負に持ち込むシーンも。
惑星はベルシャザール。皐月賞は11着と不完全燃焼に終わっているが、まだ見限るのは早計。トライアル・スプリングSでオルフェーヴルに0秒1差2着と迫った実力を見直したい。
ナカヤマナイトは不得手の道悪馬場克服がカギだが、デキはピークに近い。デボネア、トーセンラーともども連穴には抑えたい。
◎5オルフェーヴル
○2サダムパテック
▲7ベルシャザール
△10ナカヤマナイト、11デボネア、15トーセンラー
☆東京10「むらさき賞」(芝1800メートル)
牝馬重賞とはいえ、福島牝馬Sは直線だけの競馬で3着と好走した、ソウルフルヴォイス。自己条件に戻れば、牡馬混合でも力は上位。差し切りが決まる。
相手は、休み明け2戦目で走り頃のリリエンタールが有力。
◎12ソウルフルヴォイス
○9リリエンタール
▲2デンコウオクトパス
△3マコトギャラクシー、7マイネルグート、17マイネプリンセス
☆新潟11R「ルミエールステークス」(芝1000メートル)
好走条件の整った実力馬、アポロドルチェが休み明け2戦目で大爆発する。
直千競馬はアイビスサマーダッシュに3年連続参戦し、(3)(2)(4)着と実績はここでは最右翼。雨で力の要る馬場も勝利を後押しする。
◎3アポロドルチェ
○11シャトウライン
▲12エーシンヴァーゴウ
△1ファリダット、7セブンシークィーン、8トウカイミステリー
☆京都11R「鞍馬ステークス」(芝1200メートル)
飯豊特別を圧勝(0秒3差)、勢いに乗るバクシンカーリーでもう一丁。
力を付けている今なら、クラスの壁も一気に突破する。2枠2番と枠順にも恵まれた。
◎2バクシンカーリー
○9マルカベスト
▲10アスターエンペラー
△1エイシンパンサー、7トップオブピーコイ
☆京都10R「東大路ステークス」(ダ1800メートル)
京都ダ千八は2戦2勝と負け知らずの、サンライズクォリアをイチ押し。
休養前は重賞で2、3着しているように実績、実力ともここでは上位。休み明け2戦は連続10着と凡走。株を下げているが、敗因は歴然だしガラリ一変して不思議はない。
◎13サンライズクォリア
○7トウショウフリーク
▲14クリュギスト
△2キタノアラワシ、6ディアビリーヴ、8ディアプリンシパル
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。