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古賀正俊の当たり馬券直行便「夏負けの見方」

 梅雨入りしたというのに、暑い日が続きますね。今年の夏は猛暑という長期予報も出ているようなので、今回は「夏負け」について書いてみたいと思います。
 【発汗】馬は動物のなかで一番、汗をかきます。牡馬と牝馬では汗のかき方が違うし、2歳新馬や3歳初出走馬、長期休養馬の仕上がりが汗の状態で分かります。
 状態のいい時の汗は触ってみると、サラッとしていますが、悪い時の汗はネバネバしています。牡馬は股から腹め、鞍下にかけて汗をかき始めます。牝馬は首、肩先から汗をかきます。
 パドックに出てきた馬は全身に汗をかいているので、ファンの皆さんが見分けるのは困難な場合が多いのですが、前記とは逆に牡馬が首から汗をかいていたり、牝馬が股、腹めから汗をかいているようなら、注意をしなければなりません。牡馬、牝馬ともに暑い日に汗をかいていないのは、もちろん最悪の夏負けです。
 【兆候】夏負けが始まると、まず目の回りから頬にかけて白いヌカのような粉をふいて、次に頬、顔全体の毛がうすくなり抜け落ちます。馬がメンコを着けて出てくると見分けにくいですが、目の回りの毛の状態は見えるので、注意深く観察して下さい。
 牡馬の場合は睾丸(こうがん)が大きくなります。陰嚢(いんのう)ごと垂れ下がってきた時は最悪です。また、セン馬でもないのに睾丸をしまい込んでいる馬も馬券の対象から外した方がいいでしょう。
 一般的に牡馬より牝馬の方が暑さには強い。また、黒毛、黒鹿毛の馬は熱を吸収しやすいため、暑さに弱いといわれています。牝馬や芦毛、栗毛馬が夏に穴をあけるのはそのためです。パドックで汗のかき方や体全体の動き(頭の位置がヒザ下まで下がり、ハミをとらず、元気のない馬は嫌います)をよく観察して勝ち組になりましょう。

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