「彼、T也とは女友達と飲みに行った居酒屋で出会いました。T也も友達と来ていて“一緒に飲もうよ”って誘われたんです。彼はスマートで話題も豊富。私の友達も彼を一目で気に入ったようでした。
私たちはそれから『飲み仲間』として度々会うようになりました。ある日、私と彼の友達が2人とも来れなくなって2人きりで飲むことに。正直、どういう展開になるかドキドキしていました。彼の方からホテルに行かないかと誘われたときも、迷わずついていったんです。そこで彼が既婚者であることを知りましたが、もう自分の心にブレーキをかけることができませんでした」
友人が気になっている既婚男性と付き合う。このとき、美幸さんの気分は優越感と背徳感で高揚していたのかもしれない。しかし、この選択が彼女の運命を大きく変える…。
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「彼とはそれからズルズルと2年間付き合いました。彼はいつも“妻とは別居中で別れるつもりだ”と言っていました。“俺を信じて待っていてほしい”とも…。私がしびれを切らして彼を問い詰めると、“父親だ”という人にも会わせてくれました。そこで“いずれ再婚しようと思っている彼女だ”と紹介もしてくれて…。そのときはうれしくて、彼を信じて待つことにしました。でも、それからすぐにそうも言っていられない状態になったんです」
彼との関係に不安があったからこそ、より強く幸せな未来を夢見て彼を信じてしまったのかもしれない。しかしその後、つらい現実が美幸さんを待ち受ける…。
取材・文 恋愛ジャーナリスト・下島ゆみ
写真 Osvaldo Gago