「全く寝耳に水の出来事だったので驚きました。だって、直前までレストランで乾杯して食事した後、ホテルのベッドでいきなり言われたんですよ。彼もずっと普段通りのテンションだったですし…。
もちろん、私は別れたく無いって言いましたが、彼は聞く耳を持ってくれませんでした。“一人の女性とはあまり長く付き合わないようにしている”って言われたんです。要するに私にもう飽きたってことですよね。パーティーにはどんどん若くて可愛い女の子が参加してきますし、そっちに目移りしたんでしょう」
>>前編:<実録!不倫カップルの顛末>貧しい現実に背を向け…既婚者との恋にはまった偽装港区女子<<
突然、別れを告げられまさに青天の霹靂だった明日香さん。何とか引き留めようとしたが、心が離れてしまった彼に彼女の声は届かなかった。
「泣いてすがったんですけど全然ダメでした。最後には奥さんに私たちの関係をバラすって脅したんですけど、彼は笑いながら“いいよ。でも、もうパーティーには参加できなくなるよ”って逆に脅されたんです。私が彼自身だけでは無く、彼の背後にあるきらびやかな世界に未練があると気づいていたからかも知れません。
彼は手切れ金として30万円用意していました。口止め料の意味もあるんでしょうけどね。私も引くしかなったです。彼と別れてパーティーにも参加できなくなるのが何よりも怖かったんです。だって今更、同級生と付き合ってランクを落としたデートなんて出来るわけ無いじゃないですか。贅沢って麻薬みたいに中毒になるんですよ」
明日香さんは、今も出会いを求めパーティーに参加し続けている。K也とバッタリ会うことあるが、お互い素知らぬ振りをしているとのこと。ただ、「最近、呼ばれる頻度が減った」と不安そうな表情を見せていた。
取材・文 恋愛ジャーナリスト・下島ゆみ
写真 takamorry