調べに対し、上芝被告は「職場での緊張感やストレスの発散のためにやった」などと容疑を認めているという。
追送検容疑は、昨年9月〜今年1月、兵庫県内の大学やマンションなどへ計3回にわたって忍び込み、のぞきやわいせつ行為をしようとしたとしている。
上芝被告は、兵庫県加東市下久米の兵庫教育大のキャンパス1階にある女子トイレに侵入し、トイレの個室に入り、隣の個室で用便していた女性を、上からのぞいたとして、4月15日に逮捕された。
4月25日には、同大の寮の女子浴場に侵入し、大学関係者の体を触ったとして、住居侵入と強制わいせつの疑いで再逮捕された。
さらに、5月22日、昨年12月に同県内の施設に侵入し、20歳代の女性に抱きつくなどしたとして、住居侵入と強制わいせつの疑いで、3度目の逮捕をされた。
5月15日、神戸地検姫路支部が強制わいせつなどで、上芝被告を神戸地裁姫路支部に起訴した。県警では同日付で、上芝被告を懲戒免職処分としていた。
要人の警護で、確かにストレスはたまる仕事だろうが、そのはけ口がのぞきやわいせつ行為というのでは、なんとも釈然としない。ストレス解消というより、単なる趣向と思われるが…。
(蔵元英二)