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元兵庫県警のSPがのぞきやわいせつ行為で追送検

 兵庫県警捜査1課と社署は6月17日、県警の要人警護担当の元警察官がトイレや女子寮に忍び込むなどした事件で、さらに3件の侵入事件に関わっていたとして、元県警警備課巡査部長で無職・上芝正訓被告(30)=強制わいせつ罪などで起訴、懲戒免職=を、建造物侵入や暴行、準強制わいせつ未遂などの疑いで、神戸地検姫路支部に追送検し捜査を終えた。

 調べに対し、上芝被告は「職場での緊張感やストレスの発散のためにやった」などと容疑を認めているという。

 追送検容疑は、昨年9月〜今年1月、兵庫県内の大学やマンションなどへ計3回にわたって忍び込み、のぞきやわいせつ行為をしようとしたとしている。

 上芝被告は、兵庫県加東市下久米の兵庫教育大のキャンパス1階にある女子トイレに侵入し、トイレの個室に入り、隣の個室で用便していた女性を、上からのぞいたとして、4月15日に逮捕された。

 4月25日には、同大の寮の女子浴場に侵入し、大学関係者の体を触ったとして、住居侵入と強制わいせつの疑いで再逮捕された。

 さらに、5月22日、昨年12月に同県内の施設に侵入し、20歳代の女性に抱きつくなどしたとして、住居侵入と強制わいせつの疑いで、3度目の逮捕をされた。

 5月15日、神戸地検姫路支部が強制わいせつなどで、上芝被告を神戸地裁姫路支部に起訴した。県警では同日付で、上芝被告を懲戒免職処分としていた。

 要人の警護で、確かにストレスはたまる仕事だろうが、そのはけ口がのぞきやわいせつ行為というのでは、なんとも釈然としない。ストレス解消というより、単なる趣向と思われるが…。
(蔵元英二)

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