台風が心配されたが、大きな影響はなく、鳩山由紀夫首相、安倍晋三元首相、森喜朗元首相、福田康夫元首相ら歴代首相をはじめ政財界関係者ら3000人以上が参列した。
葬儀委員長を務めた谷垣禎一自民党総裁は「中川氏逝去の知らせは青天の霹靂(へきれき)だった。自由民主党、日本国にとってもまだまだ働いていただけなければならなかった」と若すぎる死を惜しんだ。喪主の郁子夫人は「26年間の政治生活のなかで、大切に大切にしていただいたことを心から感謝させていただきます」と途切れ途切れになりながらも気丈に言葉を振り絞った。
拉致被害者家族の横田夫妻は遺影を見てため息をついた。
供花には漫画家の小林よしのり氏、芸能界からも研ナオコさんなどの名前もあり、中川氏の生前の人脈の広さが伺えた。
9日午前11時から同所で告別式を行い、地元北海道でも中川氏の連合後援会主催で16日に「しのぶ会」が開催される予定だ。