諏訪魔が“王者食い”に本気モードだ。
全日プロのCCとプロレスリング・ノアの「グローバル・タッグリーグ戦'08」を掛け持ちする健介を猛バッシングした諏訪魔。CCの舞台で何が何でも3冠王者からの勝利を目指し、超豪快な生活を送っている。
昨年のCCで健介をわずか14秒で沈めている諏訪魔。ただ、一瞬のスキをつき丸め込みでの勝利だっただけに「あれは試合には勝ったけど、勝負には勝ってない」。今年こそは完全勝利を狙っている。「(Bブロックでは)チャンピオンが壁なんで、そこを乗り越えれば勢いに乗っていける気がする。玉砕覚悟でいきますよ」と初戦の健介戦に全力を注ぎこむ。
もちろん見据えるは優勝。「優勝を目指して頑張るだけ」。Bブロック最大の難敵である健介に勝利すれば、おのずと優勝が見えてくる。CC制覇の先には3冠ベルト奪取も視野に入る。
5日の開幕戦で激突する健介戦は負けられない一戦。現在は健介戦に向けたコンディション作りに余念がない諏訪魔。その内容は「よく食って、よく寝て、よく練習する」といたってシンプル。だが、その中身は破天荒だ。
「いまは1日6食を平らげ、1万キロカロリーを摂取している。でも練習するから体はそんなに変わらない」と暴飲暴食ともいえる食事を摂り、過酷なトレーニングを消化。「睡眠時間は12時間」と1日の半分を寝て過ごすという健康的(?)な生活を送り、体づくりを行っているというのだ。
諏訪魔によれば、健介のラリアートや逆水平などのパワーファイトに真正面からぶつかって、30分戦い抜くための対策だという。「健介の試合を全部観てイメージトレーニングしながら、寝てるときにも戦っている」と睡眠中さえもトレーニングを欠かさない。1日24時間、すべてを健介撃破のために費やしている。
春の頂点を目指し、対策を練る諏訪魔。未完の大器がいよいよ長い眠りから目覚めそうだ。