吉澤容疑者は9月6日、東京・中野区で酒気帯び状態で車を運転し、横断歩道を渡っていた自転車の女性をはねて、逃走した疑い。
吉澤容疑者からは、基準値のおよそ4倍のアルコールが検出されていたため、警視庁は、酒を飲んでから事故を起こすまでのくわしい状況を調べていた。
逮捕直後の調べに対し、吉澤容疑者は、「缶チューハイ3缶を飲んだ」と供述。しかし、各局の報道によると、この缶チューハイは、アルコール度数が9%と度数の高いものであったことが新たにわかったという。また、その後の調べで、「缶チューハイ以外にもアルコールを飲んだ」と供述を変え、飲んだ物が焼酎のソーダ割り2杯だったことも新たに明らかになったというのだ。
「最初は逃走時の状況からしてあいまいな供述をしていたが、その後、供述を変えていた。一部では後続車のドライブレコーダーに収められていた映像が公開されてしまい、悪質なひき逃げであったことがバレバレになってしまった。そんな状況が吉澤容疑者にも伝わっているのか、そろそろ取り調べに対して“完落ち”するのでは」(週刊誌記者)
吉澤容疑者の勾留は当初16日が期限だったが、東京地検が17日からさらに最大10日間の延長を決定していた。
また、専門家の見立てでは、罰金刑ではなく、正式に裁判が行われ、懲役1年程度に執行猶予が付く判決になる見込みが高いという。
事件を起こしてしまった背景などが本人の口から明らかにされるだけに、吉澤容疑者の公判は大いに注目を集めることになりそうだ。