吉澤容疑者に限らず、過去に交通事故を起こした芸能人たちは、復帰までにどのような流れをたどったのだろうか。
「お笑い芸人の大竹まことは、1996年8月8日の深夜に交差点にさしかかったところで、男女2人組のバイクが車体に追突する事故を起こします。バイクを運転していた男性は頭を強打し死亡、女性も重傷を負いました。しかし、大竹は2週間で仕事に復帰しています。これは事故時の過失がバイクの側にあったことと、男性の遺族から仕事への早期復帰をのぞまれたため、異例のスピード復帰となりました」(芸能ライター)
ならば、運転手の側に過失があった場合はどうだろうか。2016年12月11日に、タクシーとの当て逃げ事故を起こしたNON STYLEの井上裕介の場合はどうだったのか。
「当初は当て逃げと報道されましたが、車に同乗していたスーパーマラドーナの武智が、のちにテレビ番組で語ったところによれば、何かに当たった感覚はあったが、向こうの車から人が出てきて止められる様子がなかったので通り過ぎてしまった。違和感はあったので強く止めておけばよかったかもしれないと話していました。井上は謝罪会見ののち、被害者と示談が成立し、不起訴処分となりました。3か月半ほどで仕事に復帰しています」(前出・同)
復帰のポイントは「事件の状況」と「被害者との示談が成立しているか」にあるといえるだろう。吉澤容疑者の場合、双方のハードルをクリアするのは難しそうだ。