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問題ドラマ「明日、ママがいない」は偏見を助長したか?

 賛否両論が渦巻いた問題ドラマ「明日、ママがいない」(日本テレビ系/芦田愛菜主演/水曜日午後10時〜)が3月12日、最終回を終えた。

 同ドラマは、初回放送後、赤ちゃんポスト「こうのとりのゆりかご」を設置する慈恵病院(熊本県熊本市)から放送中止を要請され、全国児童養護施設協議会と全国里親会から内容改善を求められた。

 2月4日に、同局は全国児童養護施設協議会に対して、文書で回答。施設の子どもたちに謝罪するとともに、内容改善を約束した。

 同5日、全国児童養護施設協議会は、「一定の改善が図られると受け止めた。引き続き見守りたい」と評価し、慈恵病院は「放送中止要請」を撤回したが、全国児童養護施設協議会は“公の場での謝罪”を求めた。

 その後、同局は24日の定例会見で、大久保好男社長が「私たちとしては、文書で関係団体に示した見解でご理解いただきたいと思っています。当面、それ以上の対応は考えていません」と“公の場での謝罪”を拒否した。

 ドラマは早期打ち切りもなく、当初の予定通り、全9話まで放送されたが、結局、降板した契約スポンサーのCMは、最終回でも復活しなかった。BPO(放送倫理・番組向上機構)は同16日、「デリケートな問題を扱いにくくなるのは問題」として、同ドラマを審議対象としないことを決めた。

 「Yahoo!ニュース」では、「『明日、ママがいない』は偏見を助長したと思う?」との意識調査を3月12日〜22日に実施。9万0875票(男性=71.8%、女性=28.2%)の回答があった。

 その結果は、「助長しなかったと思う」が5万2514票(57.8%)で、「助長したと思う」は1万8664票(20.4%)にすぎなかった。「見ていないから分からない」は1万9697票(21.7%)だった。

 1月22日〜2月1日に調査された「『明日、ママがいない』は偏見を助長していると思う?」では、「助長していないと思う」が47.2%、「助長していると思う」は36.9%であったため、最終的に「助長しなかった」と思う人の割合が大きく増えたことになる。

 契約スポンサーのCMは復活せず、平均視聴率は12.8%(関東地区)といまひとつだったが、同局としては、打ち切りなどにならずにすんでよかったというところか…。各団体からクレームが入り、内容を“改善”したことで、ドラマのつくりがソフトになったことが評価されたのだろうか…。
(リアルライブ編集部)

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