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爆笑問題の太田光「『明日、ママ』は作品としてつまらない、新しくない」と力説

 4日の深夜に放送されたラジオ番組「爆笑問題カーボーイ」で、爆笑問題の太田光が今話題の「明日、ママがいない」について「つまらない」と独自の見解を述べた。

 同番組を3話とも観ているという太田は、自分が感じている違和感を力説。第一話で、三上博史演じる佐々木友則の「お前達はペットショップの犬と同じだ」というセリフに対して、「この人は、本当は心優しい人で、そのうち、人の痛みを知る。この先、回が進んでいけば善人になるって分かるんですよ。俺が観ていて、不満なのはそこなんです。パターンが古い」と指摘。続けて「『赤毛のアン』『トムソーヤ』『アルプスの少女ハイジ』と王道の孤児文学作品より、陳腐ですよね」と重ねて批評した。

 また太田は、「施設にいる子たちだけが、クールで人間の本当の優しさ、大切さを知っていて、彼女たちだけが心が澄んでいる」と分析した上で、第二話で放送された誕生日会のシーンを例に挙げた。このシーンは、施設に入所している女の子「ピア美」が、大金持ちのお坊ちゃんの誕生日会に招待されるというもので、他の誕生日出席者たちから施設にいるという理由で馬鹿にされ、誕生日プレゼント用に持参した手編みのマフラーを破られてしまうというもの。さらに「(ピアノ)なんて弾けるわけがないわよね」と見下されるのだが、実はピアノが大得意な「ピア美」が名演奏すると、他の誕生日出席者の女の子たちが、驚くというものだ。

 このシーンに対して太田は、「今どきそんな描写するかね」と述べ、「文句が付いている部分っていうのは、施設を悪く描いてるってことですよね。でも観ている限りは、施設ばかりを良く描いている。逆説的なことはいっぱいあるけどね。施設ばかりを善として描いているってところが、逆に物足りないし、新しくないなって思うんですよ」と持論を展開。あくまで個人的な意見と強調して「作品としてはつまらない」とバッサリ切った。

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