ヒロシといえばかつて「ヒロシです…」から始まる自虐的な一人語りでブレイクした。一時期は月収4000万円を稼ぐほどだったが、最近は人気が低迷。月収ゼロにまで落ち込んだこともあったという。だが、最近は趣味のキャンプ動画を公開したところ話題を呼び、取材や執筆依頼が殺到。現在は月収80万円ほどを稼いでいるそう。ニッチな分野にうまくハマったと言えるだろう。ヒロシのように「復活」を遂げた芸人はほかにもいる。
「ピン芸人のたかくら引越センターは、引っ越し業者でアルバイトをしていました。先輩芸人の引っ越しを手伝っているうちに評判となり、自ら同じ名前の引っ越し会社を設立したんです。現在も、芸能関係者の急な引っ越しなどを請け負っているそうです。芸能人が転居する場合は個人情報が漏れないよう注意する必要があります。彼のような存在は貴重だと言えるでしょう。関西を中心に活躍する土肥ポン太も、八百屋のアルバイトが高じて、現在は八百屋を自ら経営するまでに至っています」(芸能ライター)
さらに、生活のためにやむを得ず始めた仕事から、芸人活動の幅が広がる場合もある。
「マシンガンズの滝沢秀一は、結婚して子供もいるからと、2016年からゴミ収集業者に正社員として就職しています。早朝からの仕事で、午後や夜のスケジュールが空くのがメリットのようですね。あくまで生活のための仕事でしたが、のちにゴミの分別など講演会関係の仕事が舞い込んできたそうです。相方の西堀亮も一緒に仕事をするので『収集員のバーター』と名乗っているそうです」(前出・同)
仕事のチャンスはあらゆる場所に転がっているものだ。