中学3年の時、家族の勧めでオーディション雑誌「Audition」に掲載されていた「21世紀ムービースターオーディション」に応募。最終選考まで進みながらも入賞は果たせなかったものの、その際、現在所属する、小栗旬や綾野剛らと同じ芸能プロにスカウトされ芸能界入りした。
03年放送のドラマ「WATER BOYS」では山田孝之演じる主人公の親友・安田孝の役を務め、メインキャストではなかったものの、その演技力が注目を集めた。
また、06年1月にフジテレビのバラエティ番組「トリビアの泉」のVTRに登場。何の脈絡もなく微笑みかける謎の青年として話題になり、以後、バラエティ番組への出演も増えた。
「もともと、“イケメン脇役”の枠にしっかりハマり込んでいて仕事には困らなかった。11年8月にタレントで女優のさくらとデキちゃった結婚。子供ができたことで、父親としてさらにがんばる決意を固め、ますます仕事を入れるようになった」(映画関係者)
今年に入ってからはドラマは4月、7月、10月と3クール連続でレギュラー出演しながら、単発のドラマにも出演。その間に、映画は「予告犯」、「図書館戦争」が公開され、9月には舞台への出演もこなした。
「小栗や綾野は今や主演でないと使いにくく、おまけに演技にクセがある。その点、田中は与えられた役を自分なりに作り込んで、制作サイドのイメージにしっかりハマってくれる。かなり貴重な存在だけに、今後もオファーは殺到しそう」(同)
オーディションで落選しても見事に人生が開けたようだ。