2月27日に行なわれたアカデミー賞授賞式で、『ザ・ファイター』での演技が認められ助演男優賞を受賞したクリスチャン。彼は、母ジェニーさんと2008年にケンカをして以来連絡を取り合っていない状態だが、ジェニーさんは、とりわけアカデミー賞という晴れ舞台で息子に付き添えなかったことを悲しんでいるという。
「オスカーが転機となって、私達を元の家族に戻してくれることを祈っています。家族はとっても受賞を喜んでいるんですから」「他のセレブが母親たちと一緒にいる姿を見て、悲しくなりました」「息子の側にいたかったです」「今すぐにでもクリスチャンがドアから入ってきて欲しいと思いますし、私も固い抱擁とキスをしてあげたいです。そうすれば、この3年間のことは忘れられるでしょう。どうしてこんなことを息子がするのか理解できません」
クリスチャンと家族の不仲は、2008年7月にロンドンで行なわれた映画『ダーク・ナイト』のプレミア前に、ジェニーさんと姉シャロンさん、そしてシャロンさんの3人の子供達が、クリスチャンが滞在先ホテルの部屋を訪れた時に始まった。
初めは何もなかったが、クリスチャンの気分はすぐに変わり、訪れた家族に対する態度が攻撃的になったという。
その当時、ジェニーさんとシャロンさんは、クリスチャンに押しのけられて、その後部屋から追い出されたと主張して、シャロンさんはすぐに警察にこの一件を通報したが、その後訴えを取り下げている。
今でも誕生日とクリスマスのカードを息子に送り続けているジェニーさんは悲しんではいるが、この事件に関して自分から謝罪をする理由などないと、ザ・サン紙に語った。
「シャロンは、自分の子供達を悲しませた弟のことを絶対に許しません。でもクリスチャンのほうも、警察を呼んだ姉を一生許さないでしょう」「私が何か悪いことをしていたなら謝りますが、この件に関しては、その理由が私には全く分からないのです」