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格闘技界10大ニュース

 2007年にPRIDEが消滅し、格闘技バブルが弾け冬の時代到来と言われる格闘技界。だが一方で、明るい未来を予感させる話題も出た。

 1位は8月の北京五輪で柔道100キロ超級金メダルを獲得した石井慧のプロ格闘家への転向宣言。
 「60億分の1の男を目指す」とうそぶき、元PRIDEヘビー級王者のエメリヤーエンコ・ヒョードルとの対戦を熱望するなど、歯に衣着せぬ言動で北京五輪後、一気に大ブレーク。プロ転向に際しても、1度は国士舘大学での否定会見まで開きながら、プロ転向した。
 デビューの時期、イベントは未定だが、現時点で有力とされるのは米国のUFC参戦。一部報道では来秋での米国デビューという説も浮上しているが、同じく来秋に開催が噂されるUFC日本大会でのデビューの説も。まだまだ予断を許さない。

 2位は戦極、DREAMの両イベントの旗揚げ。
 PRIDEが崩壊し、“世界最高峰の舞台”を主戦場にしていた吉田秀彦、五味隆典らは戦極を選択。青木真也、桜井“マッハ”速人らは、DREAMを次なる闘いの場として選び、HERO'S系選手と合流した。両イベントは共に3月、戦極は国立代々木第1体育館で、DREAMはさいたまスーパーアリーナで旗揚げイベントを行った。

 3位はK-1MAXのカリスマ、魔裟斗の5年ぶり2度目の世界一。
 10月、東京・日本武道館で行われた決勝大会。準決勝での佐藤嘉洋、決勝戦でのアルトゥール・キシェンコ戦と、2試合ともダウンを喫しながらも、積極的に前に出続けて延長までもつれる激闘を制して優勝した。

 4位は、昨年大みそかに行われた秋山成勲VS三崎和雄の一戦が無効試合(ノーコンテスト)に。
 三崎が秋山をKOしたキックが、ルールで禁止されていた4点ポジション(両手足がマットについた状態)でのサッカーボールキックとみなされたもの。1月に審判団がVTR等で再確認、協議した結果、判定が覆った。

 5位は12月のK-1ワールドGP決勝戦でのバダ・ハリの暴挙。
 倒れたレミー・ボンヤスキーにパンチ、踏み付けを行う暴挙で失格負けとなった。結局、08年のGP優勝はボンヤスキーとなった。

 混迷が続く格闘技界で、ニューヒーロー石井の登場、戦極、DREAMという新たなイベントの誕生と明るい話題が出た一方で、女子格闘技のパイオニアであるスマックガールが活動休止という暗い話題も。また石井プロ転向の過熱報道のあおりか、同じ柔道家、泉浩のプロ転向報道も出るなど、格闘技界は混迷期だった。

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