「甲子園で彼の投球する姿は見られませんが、まだ全力は出していない印象。低めに変化球を集める投球術を習得しようとしていて、完成したら、とんでもないピッチャーになりますよ」(スポーツ紙記者)
そんな令和の怪物の獲得に成功するのは、どの球団か。早くも野球ファンの関心が高まっているが、NPBも佐々木に大きな期待を寄せており、早期の“侍ジャパン・デビュー”も検討されているという。
「最速で侍ジャパン入りさせるのなら、来年3月に行われる他国との親善試合です。来年はオリンピックがあるので主力選手の実戦テストも必要ですが、同時に、8月の本番に備えて調整を万全にさせなければなりません。主力を温存させるという大義名分で、佐々木の3月デビューも十分に考えられます」(関係者)
親善試合は格下相手なので、18歳の佐々木でも問題はない。それどころか、好投すれば「五輪メンバー当確」も十分あり得るという。
「親善試合は観客数が少ないため、営業的な期待も寄せられています」(同)
ちなみに、侍ジャパンのデータ解析役は、前回WBCに続いて巨人の志田宗大スコアラーになりそうだ。大学の先輩である小久保裕紀前監督が侍ジャパンに引き入れ、その優秀さにホレ込んだ巨人の鹿取義隆前GMがヤクルトから引き抜いた優秀なスコアラーである。
「志田氏は岩手県大船渡市の出身です。佐々木にとっては同郷の先輩ということになる。佐々木が侍ジャパンに入れば、志田氏が裏で動き、巨人入りのレールが敷かれるのではないか」(前出・スポーツ紙記者)
現在セ・リーグ首位を独走する巨人。“怪物獲得”でも一歩リードか。