今では10〜11%台の視聴率(以下すべて、ビデオリサーチ調べ、関東地区)が指定席となっていたが、前週の第38話(9月30日)では14.3%と一気に跳ね上がったのは既報の通り。
これが継続すれば、「人気回復」といえるのだが、第39話(10月7日)ではまたまた急降下した。第33話(8月26日)の9.3%以来、3度目の1ケタ台となる9.7%まで滑り落ちたのだ。前週から、実に4.6ポイントもの下落だ。
9月30日午後8時頃、関東地区は台風17号が猛威をふるい、外出もままならない状況だった。先週、同ドラマの視聴率が上がったのは、在宅率が上がって、ふだん見ない層が見たためではないかと書いたが、この結果では、そう言われても仕方あるまい。同ドラマの視聴率は台風一過とともに、元の数字に戻ってしまった。
また、先週もスペシャル番組のオンパレードとなったが、バラエティ番組で最も視聴率が高かったのは、「ぐるナイ夢の国ゴチ 修学旅行で自腹はイヤ なでしこ大絶叫SP!!」(日本テレビ系列=10月4日木曜日午後7時〜8時54分)で17.8%。
それに続いたのが、「ホンマでっか!?TV4時間半スペシャル」(フジテレビ系列=10月3日水曜日午後7時〜11時24分)で16.8%。
その他、「のどじまん ザ!ワールド〜2012秋〜」(日本テレビ系列=10月7日日曜日午後7時〜9時54分)が16.2%、「もしものシミュレーションバラエティー お試しかっ!3時間スペシャル」(テレビ朝日系列=10月1日月曜日午後7時〜9時48分)が16.1%で、高い視聴率をマークした。
夏ドラマで最高の平均視聴率を記録したAKIRA主演の「GTO」の「GTO秋も鬼暴れスペシャル」(フジテレビ系列=10月2日火曜日午後9時〜11時24分)は、11.8%と伸び悩んだ。
(坂本太郎)