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【週刊テレビ時評】上川隆也主演「遺留捜査」は平均12.5%、渡瀬恒彦主演「警視庁捜査一課9係」は平均11.8で幕

 先週はテレビ朝日系列の3つの夏ドラマが早くも最終回を迎えた。

 第2シリーズとなった上川隆也主演「遺留捜査」(木曜日午後9時〜9時54分)最終話(第8話=9月6日)の視聴率(以下、すべて、ビデオリサーチ調べ、関東地区)は13.1%で、全8話の平均視聴率は12.4%だった。昨年4月クール(4〜6月)の第1シリーズの平均視聴率は14.3%で、第2シリーズは平均で1.9ポイント下げてしまった。

 06年4月クールでスタートした渡瀬恒彦主演の人気シリーズ(第7シリーズ)「警視庁捜査一課9係」(水曜日午後9時〜9時54分)最終話(第8話=5日)の視聴率は14.0%で、これまでの最高をマーク。しかしながら、全8話の平均視聴率は11.8%にとどまった。

 昨年同時期(7〜9月)に放送された第6シリーズの平均視聴率は15.8%で、今シリーズは4ポイントも下げた。全7シリーズ全体では、過去最低だった第3シリーズ(08年4〜6月)の平均11.5%に次いで2番目に低い数字となった。

 また、03年7月期(7〜9月)に放送開始した名取裕子主演「京都地検の女」(木曜日午後8時〜8時54分)第8シリーズ最終話(第8話=6日)の視聴率は10.2%だった。初回(7月5日)の2時間スペシャルは16.0%の好視聴率を獲得したものの、第2話以降は1ケタ台に沈むことが多く、全8話の平均視聴率は10.3%だった。昨年同期の第7シリーズは平均11.5%で、今シリーズは全シリーズのなかでワーストの平均視聴率となってしまった。

 これら、シリーズもののテレビ朝日系3ドラマは、いずれも低調な数字に終わった。

 その他、「FIFA U-20 女子ワールドカップ・ジャパン2012」の準々決勝での韓国戦(8月30日=フジテレビ系列)では、17.6%の高い視聴率をマークしたヤングなでしこ。ドイツとの準決勝(4日火曜日・午後7時25分〜9時29分=フジテレビ系列)は12.8%、ナイジェリアとの3位決定戦(8日土曜日・午後3時〜6時)は昼間という時間帯が響いたのか11.1%にとどまり、日韓戦のような高い視聴率は得られなかった。
(坂本太郎)

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