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冠二郎 デビュー47年!「兄貴」と呼ばれ、若者からも支持されるワケとは

 昭和42年にデビュー、今年で歌手人生47年目を迎えた冠二郎(65)が新曲『どうせこの世は成り行きまかせ』を8月20日にリリース。正統派演歌とは一線を画す“冠ワールド”を今作でも炸裂させている。

 平成4年のヒット曲『炎』から冠の代名詞となっている掛け声“セイヤ!”。小野彩(このさい)こと藤あや子が作曲を担当した今作(通算7作目)でも要所に力強い“セイヤ!”が散りばめられているのだ。

 「タイトルは捨て鉢的ですが、1番は“くよくよしないで気楽にゆこう”。2番は“泣き言云わずに元気でゆこう”。3番は“弱音を吐かずに笑顔でゆこう”…『成り行きまかせ』と言いながら実は前向きな歌なのです。先日、NHKホールで新曲を披露していたらハタチぐらいの男性から“自分は苦学生です。一言下さい”と言われたのです。“健康に勝る宝なし!”と私は即座に答えました。どんなに辛くても前向きに健康であれば必ず陽は差し込むのです」と冠は語る。

 前述のヒット曲『炎』から冠のファン層は拡大。これまでの中高年層と20、30代を中心にした「孫世代」が加わった格好なのだ。

 その為、若い世代からは親しみを込めて「兄貴」と呼ばれている。又、冠の「精神的ファン」と言う歌手、レコード会社、マスコミ関係者らがブラボー隊なる「親衛隊」を結成。特に何をするわけでもないのだが冠から「頑張れよ」「負けるなよ」とメッセージを貰いたいばかりに現在、49名が隊員になっているという。

 そんなポジティブな冠も実は「苦労している時間の方が圧倒的に長いです」と47年を次の様に振り返る。

 「デビューしてから10年は辛かったです。平成3年『酒場』で紅白歌合戦に出場。以後、平成4年の『炎』、7年の『まごころ』と3回出場させて頂いておりますが、約20年、出場機会に恵まれていません。ただ、どんなにスランプに陥っても“常念必現”。念ずれば必ず成功するもの。下を向いていてもダメ。常に勝つ“常勝思考”でなくては」

 ネバーギブアップ精神を全うしている冠。そういえば作年末に発売し現在、大ヒット中の書籍『忍耐の法』(幸福の科学出版)には、スランプの乗り切る秘訣が綴られている。

《スランプのときには、「これは、『サナギの時代なのではないか』と思って、次の変身の機会を待つ」ということも非常に大事な乗り切り方です。》

 まさに「サナギから蝶へ。蝶から再びサナギへ」と一風変わった変身と遂げているのが冠だろう。冠は「私はブラボー隊のメンバーに“負けるなよ”と檄を飛ばします。実は、それは自分自身へのハッパ。“サナギのままで終われないぞ!”という意味を含んでいます。根性や信念では無く執念なのです」とネバーギブアップ精神を明かした。

 確かに冠の活動だけを考えると「懐メロ歌手」のジャンルに括られても不思議では無い。それが今尚、トップ歌手として君臨出来ているのは彼の「諦めない気持ち」があるからだ。

*関連リンク http://npn.co.jp/reigen/list/

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