8年ぶりの劇場版第2弾となった「HERO」は全国443スクリーンで公開され、オープニング2日間で動員54万0963人、興収7億3277万4900円を記録。今年公開された日本の実写映画でNo.1の好スタートを切った。しかし、この数字は興収81.5億円をあげた前作比で、動員が72.1%、興収が72.6%にとどまってしまった。
「単純計算すると、最終的には50億円程度になりそう。PRイベントを開催したくても、キムタクが稼働したのは今月5日の法務省で開催した会見のみ。あとは、積極的に公開直前からテレビ出演をしたり、金をかけての各企業と映画のタイアップでPRしようとしたが、前作を超える勢いはなかった」(映画業界関係者)
声優を役所広司、宮崎あおい、染谷将太、広瀬すずら豪華キャストがつとめ、先週1位だった「バケモノの子」は2位に後退。しかし、週末2日間で動員35万人、興収5億円弱を記録し、20日までで累計動員140万人を突破。興収は19億円に迫っている。
3位は人気定番アニメシリーズ最新作「ポケモン・ザ・ムービー XY 『光輪の超魔神 フーパ』」。全国364スクリーンで公開され、オープニング2日間で動員35万1592人、興収3億8411万5100円を記録した。
4位は大竹しのぶと竹内結子が日本語吹き替え版の声優をつとめた米のアニメ映画「インサイド・ヘッド」。全国411スクリーンで公開され、オープニング2日間で動員31万6315人、興収4億0602万5100円をあげた。
今週の上位はかなりの激戦となったが、25日はめぼしい大作・話題作は公開されず。来週も今週の上位がそのまま上位争いを繰り広げそうだ。