堂々の1番人気に支持されたカジノドライヴは発馬で後手を踏んだものの、徐々にポジションを押し上げ、4角では先頭。あとは後続を突き放すばかりの独壇場だった。
手綱を取ったデザーモ騎手が「すごいレースでした。とにかく素晴らしい能力を持った馬です。これから競馬ファンを大いに楽しませてくれると思います」と絶賛すれば、藤沢和師も「久々の出走でしたが、とてもいいレースをしてくれた。これからまだまだ良くなっていくと思う」と期待に胸を膨らませていた。
日本調教馬による米国のダート重賞Vは史上初の快挙。この後は6月7日にベルモントパーク競馬場で行われる米3冠レースの最終戦「ベルモントS」(GI ダ2400m)でジャジル、ラグストゥリッチズに続く兄弟3連覇を狙う。