総勢35人が在籍した『アイドリング!!!』。その歴史に幕を閉じようとしているのだが、「結局、売れたといえるのは菊地亜美ぐらいでしょうか。続けていたわりにはなかなか厳しい現実です」とはあるテレビ局関係者。解散という選択肢も仕方がなかったのだろう。
ただ、そういう結末を取らざるを得ない状況だったというのも確かだという。そこには「テレビはフジ以外では使いたがらなかったのも低迷の要因」と同関係者はいう。『アイドリング!!!』はフジテレビのCS放送からスタートしたのだが「基本的に、フジテレビのアイドルというくくりになってしまった。だから、結成当初から、他のテレビ局が起用を敬遠してしまったんです。当然といえば当然ですよね。それでも、結成時はフジテレビもイケイケだったし、視聴率も全般的に良かった時代。フジを機軸にちょこちょこ自分の局の番組に出していけば、そこそこ人気が保ててたけど、反韓ムードから一気に停滞しちゃったでしょ。彼女らも、もともと番組があるといっても、深夜でしかもかなり遅い時間。誰も見なくなるよ。人気が上がらないのも無理はない」と同関係者。そもそものバックボーンが人気上昇への足かせだったというのだ。
常に上昇し続けるアイドルというのはいないものだが、解散もアイドルグループの定めなのだろう。