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ブレーク請負番組、ジャニーズからも次々スターを発掘! マツコのツッコミとテロップがポイント

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マツコ・デラックス

 “日本で最も影響力がある女装家”マツコ・デラックスが常連客、ナインティナイン・矢部浩之がマスターの体で、やってきたゲストとラジカルトークを繰り広げる。それが、フジテレビ系『アウト×デラックス』だ。開始から、6年。マツコ+矢部という稀有な組み合わせがかすむのは、ゲストのキャラクターがどれも濃厚すぎるからだ。

 ゲストを背後から見守るのは、「アウト軍団」。彼・彼女たちも出発は、スタジオゲストだった。出演以降、取り巻く環境がガラリと変わり、大成した者が少なくない。

 大物女優の故・淡路恵子さんは、当番組で発掘されたヘビースモーカーのぶっちゃけ系。バラエティ番組で引っ張りダコとなった。今も出演中のA.B.C-Z・塚田僚一、元天才将棋棋士の加藤一二三、女優の遠野なぎこも、同番組が掘り起こした個性充実系タレントだ。

 最大のスターは、俳優の坂上忍だ。ゲスト出演していた頃は、1年の稼ぎを年末の公営ギャンブルで一気に使い切る旨を明かし、皆をドン引きさせていた。今ではマルチタレントの成功者。フジのお昼の顔だった「笑っていいとも!」(フジ系)の後番組「バイキング」で、総合司会を務めるまでになった。

 南海キャンディーズ・山里亮太も、覇者の道を爆走中。ここ数年はソロのレギュラー本数10本超えを堅持しており、今年は女優・蒼井優とゴールイン。好感度も上がった。

 アウトな面々を陰から日向に追いやり、スポットライトを当てるのは制作者サイドの務め。キャラをさらに引き立たせるのは、「OUT」とともに映し出されるテロップだ。ジャニーズタレントが登場した時は、その剛腕が冴えわたる。

 来年のCDデビューが決定しているSnow Man・佐久間大介は、大のアニメオタク。先輩の番組を「時間とハードディスクが無駄になっちゃう」という理由で見ないことを明かすと、テロップは「ちょ待てよ!」。木村拓哉のものまねで使われる迷フレーズだ。アニメの世界で好きな女性の登場人物は「嫁」と呼ばれるが、佐久間が「ジャニーズで唯一、一夫多妻制をやってるんです」と楽しそうに話すと、テロップは「異端児だJ!」。90年代後半、テレビ朝日系で人気を博したジャニーズJr.の冠番組『8時だJ!』をパロったものだった。

 結成9年目で、舞台を中心に活動する4人組・ふぉ〜ゆ〜。メンバーの越岡裕貴は、KAT-TUN・亀梨和也やNEWS・増田貴久、Kis-My-Ft2・藤ヶ谷太輔や塚田らと同期の98年入所組だが、彼らとの間には圧倒的な収入格差がある。越岡が欠席した同期会で後日、1人あたりの食事代を聞くと、まさかの数万円。貧乏な越岡が「二度と誘ってくれるなよ」と憤怒すると、テロップは「予算ノムコウ」。元ネタは、SMAPの往年の大ヒットソング「夜空ノムコウ」だ。

 KinKi Kidsのものまねを18年もやっているコンビ芸人・NinKi Kidsが登場して、笑えない実話を明かすと、「悲惨だJ!」のテロップ。2人を「硝子の中年」と紹介して、KinKiのデビュー曲「硝子の少年」に引っ掛けてみせることも忘れなかった。

 アウトな面々に負けないインパクト強めのテロップ。親指のイラストと一緒に映し出される中には稀に、「GOOD」の文字が躍る。底にあるバラエティ愛。『アウト×デラックス』は実は、GOODであふれている。
(伊藤雅奈子)

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