この日の放送では、『読売新聞』(読売新聞社)で取り上げられた、VR技術開発会社が作った上司と部下の視点を疑似体験できるプログラムが紹介された。
VRを装着すると、役者が演じる上司が飲み会を提案し、「強制ではない」と言いながらも、顔つきで実質強制をしている姿などが映し出される。それぞれの立場を体験することで、ささいな言動がパワハラにつながりかねない様子がわかる。
これを受け、マツコ・デラックスは「けっこう役者さんがちょっとデフォルメしてくれるくらいの方が実感が湧くかも。自分がこんな言い方とか表情してるとか気づかないものじゃない」と話した。さらに、「『飲み会は強制じゃない』ってどういう風に言うのか」と不思議そうであり、「強制じゃないよ〜」とおちゃらけた感じで話し、笑いを誘っていた。
さらに、今後の動きとしては「パワハラを気遣いすぎるハラスメントって出てくると思う」と持論を述べ、「あんまりパワハラだって言われないように、ものすごく丁寧に笑いながら接している上司がキモいみたいな」と例を出して笑いを誘い、「あんまりデリケートにやっているとそうなってしまう」と未来を予測した。これには、ネット上では「確かに、パワハラに見せないパワハラはありそう」「なんか言葉が独り歩きしすぎてる感はある」といった共感の声が聞かれた。パワハラを巡る状況も変わりつつあるようだ。
なお、この日も、N国ことNHKから国民を守る党の立花孝志代表は、抗議には訪れておらず、ブラインドは下げられていなかった。こちらの行方も気になるところだ。