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マツコ「本人も思っていない人格に撮られている」密着番組に苦言 今週のN国立花議員の動向は

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マツコ・デラックス

 9月16日放送の『5時に夢中!』(TOKYO MX)において、『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)で放送された“ビッグマミィ”こと、美奈子のドキュメンタリーシリーズが話題となった。

 美奈子は“ビッグダディ”と離婚後、1男5女の6人の子供を持つシングルマザーであったが、元プロレスラーの男性と結婚し2女をもうけており、その様子が新たなシリーズとしてドキュメンタリー化されている。現在は、8人の子供と一軒家に暮らすが、先日放送された回では、自立を目指す長男と長女の葛藤がクローズアップされた。

 番組では、映画監督の砂田麻美が『神奈川新聞』(神奈川新聞社)に寄せたコラムにおける「正論と矛盾の間を視聴者がジェットコースターのように連れ回される」「家族にカメラを向けそれを消費する責任を誰が負うのか」といった意見が取り上げられた。

 これを受け、マツコ・デラックスは、砂田監督の意見に「本当に書かれているそのもので、“ビッグダディ”の時よりも、もっと子供たちも成長してなおさら鬼気迫るというか」と語り、「すごく特殊な家庭って言ってしまったら、それでおしまいなんだけど、どの家庭にも潜む、どんな子供にも潜むけっこう鋭いところが突き付けられたりする」と語った。さらに、血縁のない父親がアツい説教をする場面については、「親としてなのか(人生の)先輩としてなのかわからないけど、言ってることは正論なのよ」と驚いていた。これには、ネット上では「確かに、どこにでもある悩みかも」「父親が不器用すぎて空回りしていたな」といった声が聞かれた。

 さらに、別番組からもずっとテレビカメラに密着されていることにも、マツコは「長男長女くらいは、本当に幼少期からカメラで追われている。ご本人たちも思っていなかったような人格に撮られているってところの問題がある」「一見関係ない話だけど、すごい身につまされる」といった感想を抱いているようだ。最後は、「こんなに長いこと見てるけど、すごい気になる人になって来ているよね」と美奈子の魅力を語った。これには、ネット上では「マツコも長く特殊なキャラでテレビに出てるから、子供たちの気持ちもわかるんだろうな」「身につまされるっていうのはわかる」といった声が聞かれた。

 なお、N国ことNHKから国民を守る党の代表を務める立花孝志参議院議員は、この日は抗議に訪れなかった。それが想定されていたのか、ずっと降ろされたままだったブラインドは今回は最初から設置されていなかった。立花氏は放送局とマツコを相手として、原告1万人による集団訴訟を起こす方針を宣言しており、この問題は別の段階に移ったとも言えそうだ。

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