現在はジャニーズ事務所所属ではないが、円満に退社し芸能活動を続けるメンバーとしては、郷ひろみ、本木雅弘、反町隆史、浅香航大、ONE OK ROCKのTakaらが挙げられる。気になるのは、非円満系退社メンバーの取り扱いである。
ジャニーズ事務所からの非円満系退社組の筆頭格と言えば、トシちゃんこと田原俊彦であろう。1994年に個人事務所を設立し、強引な独立をしたため、ジャニーズ事務所の怒りを買ったといわれる。ただ、『サンデー・ジャポン』(TBS系)に出演し、ジャニーさんに関してコメントするなど、トシちゃんとジャニーズネタの絡みは完全にタブーというわけではなさそうだ。「お別れの会」への出席も取り沙汰されている。
元SMAPの香取慎吾、草なぎ剛、稲垣吾郎からなる「新しい地図」メンバーも、SMAP解散から事務所退所のゴタゴタを経た、非円満系メンバーと言える。ただ、公正取引委員会が、「新しい地図」メンバーをテレビ出演させないよう圧力をかけていたとジャニーズ事務所を注意した、というニュースが出たばかりであり、今回も欠席ということになれば、この報道を裏付けてしまうだろう。
元SMAPでは、「新しい地図」以上に取り扱いが難しいのが、1996年にオートレーサー転身のためグループを卒業した森且行である。元SMAPメンバーと親交はあるが、グループ脱退の際、メリー喜多川氏が激怒したとも言われ、そのわだかまりは解けていないと見られる。
このほか、2013年9月に、度重なる素行不良のためジャニーズ事務所を専属契約解除となった元KAT-TUNの田中聖や、同じく2016年3月に唐突に事務所を辞め、先ごろ大麻取締法違反で逮捕・起訴された田口淳之介などの動向も気になるところだ。問題含みとはいえ、彼らも「ジャニーさんの子どもたち」ではあろう。
「お別れの会」の出席者は、誰もが受け入れられるのか、あるいは区別がなされるのか、気になるところだ。