古代から女性は男性よりも非力な部分をカバーするために、男性よりも第六感という感性が発達したという。第六感とは五感以外の感覚であり、霊能力や超能力もその第六感に該当する。古代にシャーマンや巫女と呼ばれ、神との会話をしてきたのは、男性ではなく女性であった。従って、現在でも霊能力者の多くを女性が占めているのである。
私は頭の禿げ上がった男性の霊能者を、まだ見たことがない。禿げるというのは、男性ホルモンが強くなると、生理作用の一つとして髪が抜け始めることによる。最悪の場合にはフランシスコ・ザビエルのような髪型になる。
男性の中でも禿げない人がいるのは、体内の男性ホルモンが弱いからだとも言える。
予断だが、私の場合は髪が伸びて来るに従って、だんだんと神経質になってくる。ただ、髪の毛が長いとき、私の第六感は驚くほど利いてくる。
漫画『ゲゲゲの鬼太郎』の主人公である鬼太郎は、妖怪アンテナと言って、髪の毛が立って妖怪の気配を探知する能力があるが、それは人間にも当てはまる。
私は昆虫の触覚と同じ感覚が、人間の髪の毛にも存在すると思っている。「総毛立つ」という言葉が存在するが、それは恐怖のために身体中の毛が逆立つという意味である。この中で最も逆立つのは髪の毛であり、特殊な能力が髪にある良い証拠である。
髪の毛と言えば、一般的には頭部を保護するために生えていると思われているが、髪の毛自体、大いなる霊能力を秘めているようだ。
(藤原真 山口敏太郎事務所)
参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou