search
とじる
トップ > その他 > 【戦国時代】北条氏の怨念が残る城跡では「6月23日」に何かが起こる

【戦国時代】北条氏の怨念が残る城跡では「6月23日」に何かが起こる

 八王子城は、小田原城の西方を守る北条氏が最も重要視する支城だった。城主の北条氏照は北条氏四代目当主である氏政の弟、臣従を迫ってくる豊臣政権に対する最強硬派の一人でもある。天正18年(1590年)に小田原征伐が始まると、氏照は家臣に城の死守を命じ、自らは小田原城に駆けつけて籠城した。

 この後、八王子城は3万を超える大軍に包囲されるが、重臣たちは氏照の命を守り、降伏を拒んで徹底抗戦を続ける。八王子城は関東でも有数の堅城だが、氏照が主力を率いて小田原城へ向かったために、わずかの守備兵しかいない。このため敵の圧力を抑え切れず、敵兵が城内に乱入。「もはや、ここまでじゃな」と、氏照の正室は曲輪の下にあった滝壺に身を投げた。

 女子供や武将たちもそれに続き、城内に避難していた農民たちまでも滝壺に飛び込む。また、生き残った者たちも見せしめとして豊臣方に虐殺され、遺骸は川に投げ捨てられた。このため滝の下流は、川水が三日三晩血で染まったと伝えられる。八王子城が落城した6月23日には「恐ろしいことが起こる」といわれ、土地人は今でも城跡に近づかない。

その他→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

その他→

もっと見る→

注目タグ