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“体の軸”を体感せよ

 野球やテニスをやっていた方なら分かると思いますが、よく軸という言葉が練習の時に出てきたと思います。もちろんゴルフでも体の軸は重要と聞きます。スコアアップのための体の軸の使い方を早速プロに教えてもらいましょう。

 今週は体の軸について勉強します。みなさんは体の軸を意識してスイングしたことがありますか? たぶん、ほとんどの人がアドレスでは意識してもスイング中は忘れてしまって振っていることと思います。軸とは背骨のこと。背骨の角度が前傾姿勢につながります。
 すなわち、ゴルフスイングでもっとも重要な前傾角度を保つという意識は背骨を意識することによって初めて感じられます。軸を意識して練習してみましょう。

◎左に体が傾きすぎの場合(=写真(2))
 これはボールを真上から見ようとする人に多く見られる傾向です。
 これだと腕の長さが邪魔になってしまい、クラブをうまく振り抜くことができません。

◎右にかかりすぎの場合(=写真(3))
 これはボールをすくい上げて高い球を打とうとする人に多く見られる傾向で、これだとボールより手前にクラブヘッドが落ちてしまうためにダフリトップの原因になります。

◎かかとよりの場合(=写真(4))
 体の硬い人に多い型です。
 骨盤が傾かないためにお尻が後ろに落ちてしまって、かかとに重心がいってしまいます。
 これだと両腕と体の一体感が失われることになり、手打ちになりやすいのです。

◎つま先よりになっている場合(=写真(5))
 これはボールから遠く立ちすぎる人に多い型です。筋力と柔軟性がある人ならば上手に打てる場合もあるかも分かりませんが、この型を保って振るということは非常に大変です。
 腕の通り道が安定しないために球が曲がりやすくなります。

◎ポイント
 写真(6)のようにクラブを持って両ヒジの力を抜いて、両腕の等間隔を腕の前でキープしたまま体を回転させる練習をしましょう。この時、つむじから尾てい骨まで一本の軸を作り、それを感じながらやりましょう。

<プロフィール>
おぐら・だいご
 1974年7月14日生まれ、東京都出身、血液型A型、ゴルフ歴12年。2007年日本プロゴルフ協会入会、アメリカのジム・マクリーンゴルフアカデミーに2年半留学、現在は都内を中心に活動中。生徒の中にはWBCで活躍した青木選手を含む有名人も多数。
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