同グループは、一部ファンによる公共交通機関利用の際の悪質な利用マナーが改善されないため、先月19日、所属するジャニーズ事務所が、予定していた年内の国内アリーナ公演を見送ることを発表していた。
「ツアーの見送りにより、チケット代やグッズの売り上げなど、莫大な収入源を失ってしまった。当然、その埋め合わせをしなければならないが、台湾公演には日本からも大挙してファンは押しかけることになりそうで、グッズも飛ぶように売れるだろう」(レコード会社関係者)
各紙によると、同グループの台湾公演は2012年以来、7年ぶり2度目。台北・松山空港に降り立った4人は、到着ロビーで待ち受けた約500人のファンから、熱烈歓迎を受けたというが、今後、ジャニーズの各グループにとってアジア市場は重要な活動の場になりそうだというのだ。
「すでに日本の市場は、各グループのファンのすみ分けがハッキリしている。おまけに、ジャニーズJr.も続々と新グループをデビューさせているので、ファンの新規開拓は難しい。そこで、各グループは親日家の多い台湾など、アジア市場での新規ファンの開拓を目指しているようだ。JUMPにとって重要な公演になる」(音楽業界関係者)
おそらく今後、ほかのグループもアジア各国での公演を行うことになりそうだが、ジャニーズ幹部にとっては想定外の事態だったようだ。
「かつて、ジャニーズのおかげで日本での活動に行き詰まったw−inds.らほかの事務所の男性グループがアジア各国に進出し、それなりの結果を残した。自社都合で国外の市場開拓をしなければならないとは思いもしなかっただろう」(芸能記者)
今後、各グループのジャニーズ内での生き残りが熾烈を極めそうだ。