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就活生、「現実に引き戻される」…ボクシングダブル世界戦で何があった?

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 15日に神奈川・横浜アリーナで行われたボクシングのダブル世界戦。とある企業によってこの大会に打ち出されていた広告が、就職活動中の学生をグラつかせている。

 世界ボクシング評議会(WBC)フライ級王座の比嘉大吾、そして世界ボクシング協会(WBA)の村田諒太が共に防衛戦を戦うという今回のダブル世界戦。村田にとっては初の防衛戦であることに加え、比嘉が試合前の計量でまさかの体重超過・王座剥奪となってしまったということもあり、色々な意味で注目されていた。

 注目の試合結果だが、比嘉は体重超過のショックもあったのか9回TKO負け、その後に試合に臨んだ村田は挑戦者を8回TKOで破り初防衛に成功している。注目を集めた両者の戦いは、お互いの明暗が分かれるという結果になった。

 フジテレビ系列によってテレビ放送もされていた今回のダブル世界戦には、当然ながら多くの企業が広告を打ち出している。中でも大手人材広告企業の「マイナビ」は、2013年12月から村田とスポンサー契約を結んでいることもあってか、リングマットやコーナーマット、さらには村田本人が出演しているCMなど大々的に広告を出していた。

 ところが、試合を通じて目に入って来る「マイナビ」の文字に、ネット上では「リングマットにマイナビって書いててキツい」、「広告が試合に集中させてくれない」、「現実に引き戻される」などといった就職活動中の学生による嘆きの声が挙がっている。先の3月1日から就職活動をスタートさせている就活生の多くが、「マイナビ」をはじめとした企業が展開する就職情報サービスを利用していることがこのような声に繋がっているようだ。

 一部では既に全体の2割に内定が出ているとの報道もある今年度の就活戦線。まだ内定を獲得していない就活生にとって、焦りやプレッシャーを感じる日々はもう少し続くだろう。しかし、彼らにはこうした状況に屈することなく、“KO勝ち”で就職活動にピリオドを打ってほしいものだ。

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